小学生の寝る時間はどれぐらいが適正⁇睡眠の大切さとは⁇

スポンサーリンク
陽介
みなさんが小学生の頃どれくらい寝ていましたか?

私が小学生の頃を思い出すと9時前には寝ていたように思います。

今思うと健康的な生活を送っていたんだと思います。

最近の子どもはどうなっているか、職場の先輩から聞いた話を紹介します。

小学生ともなると様々な知識を吸収していくと同時に体力も付いてきますね。

非常に頼もしい事ではありますが、大人に近づいていくにつれて色々と寝る時間が遅くなる要因が増えるのも事実です。

ご家庭によって様々ですが、習い事等に通っていたりする場合もありますし、ついついテレビゲームに夢中になってしまう事もあるでしょう。

我が家の娘(小学2年生)も昔は19時~19時半には寝付いたものですが、今ではテレビ鑑賞が増え20時~20時半頃までは起きているようになりました。

※勉強が嫌でグズグズが始まると22時~23時くらいになってしまう事も・・・(汗)。

もちろん勉強や息抜きは子どもの成長にとって大事なことですが、睡眠時間もとても重要です。

今回は小学生の睡眠時間によって心身に与える影響について考えていきたいと思います。

スポンサーリンク

なぜ睡眠は大切なの?

 

学校でも休日でも、活動が盛んな小学生。

寒い日、暑い日関係なく、外で走り回ったり、

「そんなに遊んで疲れないの?」

と、時に大人を驚かせるほど、子どもは元気に遊ぶものですよね。

特に小学生になると、体力がついてくることにより体を動かして遊んだり、活動する時間も増えてくると思います。

また、友達が増えて、放課後や休日も遊びに出かけることも少なくないと思います。

そうすると、体力を消耗し、自然と疲れますよね。

体力を回復させ、次の日もまた元気いっぱい活動するために睡眠が必要です。

それだけでなく、小学生は成長期真っ只中で、心身共に健やかに成長するためにも睡眠が重要です。

では、小学生にはどれぐらいの睡眠が必要なのでしょうか。

また、睡眠不足はどのような影響を及ぼすのか、併せて見ていきましょう。

睡眠不足による影響とは?

 

基本的に小学生の睡眠時間は9時間~10時間程、寝る時間は20~21時の間が良いと言われています。

ぐっすり寝た方が頭も心も体もスッキリするし、朝起きるのが楽な事は言うまでもありません。

そして、睡眠時間が短かったり、睡眠の質が悪いと、次のような影響が出ると考えられています。

身長が伸びにくくなる

睡眠中に分泌される「成長ホルモン」は入眠後に2時間程たった深い眠りの時に最も多く分泌されます。

その為、眠りが浅いと身長の伸びが悪くなる可能性があります

また、成長ホルモンの分泌を促したり深い眠りに導いてくれる「メラトニン」は睡眠時間が長いほど分泌されます。

さらに「メラトニン」は子どもの性成熟を抑制する為、思春期の訪れを遅くする働きもあります。

そして思春期に入るのが遅い子どもの方が身長が高くなる傾向にあります。

肥満になりやすくなる

身長と同じく、成長ホルモンが関係します。

睡眠不足により成長ホルモンの分泌が減少すると、代謝や脂肪を分解する能力が低下し肥満になりやすくなります。

また睡眠不足は、代謝を上げたり食欲を抑制する「レプチン」という物質と、食欲を増進し血糖値を上げる「グレリン」という物質にも関係します。

睡眠時間が少ないと「レプチン」が少なくなり「グレリン」が増えます。

レプチンの分泌が少ないということは、代謝が悪くなる・食欲が抑えられないという状態になりやすく、グレリンが増えるということは、食欲が増進し血糖値が上がりやすくなるということになります。

夜、遅くまで起きていると、夜食が食べたくなるのはこの為かもしれません。

大人にも言えることですが、夜遅い時間に食事をすることは、肥満の原因になりかねませんし、翌日の朝食にも影響する可能性があるので、良くありません。

学習面に影響する

睡眠には得た知識を整理し脳に定着させる働きもあります。

よって睡眠時間が少ないとせっかく覚えた事も忘れてしまう可能性が高くなります。

また十分な睡眠でしっかり脳を休ませる事によって、その日の授業への集中力や記憶力にも関わってきます。

実際、睡眠時間の多い子どもの方が学力が高い事はとある調査で実証済みです。

精神面に影響する

睡眠不足になるとイライラしたりストレスを感じやすくなるのは大人も子どもも同じです。

ストレスを感じた時に分泌されるホルモン、「ノルアドレナリン」が多くなるとイライラしたり攻撃的になってしまう傾向があります。

これを抑制するのが「セロトニン」という物質です。

セロトニンは日光を浴びる事で分泌されるので、朝起きたら朝日を浴びたり、昼間に日光を浴びて、セロトニンがしっかり分泌されるよう活動すると良いですよ。

また、セロトニンは質の良い睡眠をとるためにとても重要なホルモン「メラトニン」の材料になります。

メラトニンは、明るい部屋にいることや、テレビやスマートフォンなどの光を浴びると分泌されにくくなるので、夜には部屋を暗くしたり、寝る前はテレビやスマートフォンの光を浴びないようにすると良いでしょう。

睡眠不足になると、ストレスが溜まりやすくなったり、イライラしたりなど、精神面にも影響するので、しっかり睡眠をとることが大切です。

また、セロトニンやメラトニンは質の良い睡眠をとるために必要なホルモンですが、これらを含む、ほとんどのホルモンのバランスを保つためにも、睡眠が大切なのです。

睡眠時間を確保する為には?

 

睡眠時間が大事だとは分かっていても、実際に子どもが言うことを訊くかは別です。

面白いテレビが始まれば最後まで見たくなりますし、ゲームにはまってしまうと中々抜け出せません。

さらには、

「他の家はもっと遅くまで起きてるんだよ。」

とまで言い出す始末です。

そこで我が家では次のような対処をしています。

我が家の決まり事
  • 基本就寝時間は20時くらいにする…メリハリをつける。
  • 夕食は就寝前の2時間前17時くらいに済ませる…胃を休ませる。
  • 夕食後は照明を暗めに調整する…リラックスできる。
  • ゲームは休日のみにし親が預かる…ゲームが視界から消える事で欲求が抑えられる。
  • テレビは録画したものを観る…早送りにより早く観終われる。
  • 就寝前は必ず抱きしめ「大好きだよ」と言う…スキンシップにより親子共に気持ち良く1日を終える。

まとめ

 

小学生に睡眠が大切な理由

  • 体力を回復させ、次の日も元気いっぱい活動するため。
  • 心身共に健やかに成長するため。

睡眠時間によって心身に与える影響

  • 身長が伸びにくくなる
  • 肥満になりやすくなる
  • 記憶力や集中力が欠けるなど、学習面に影響する
  • イライラしたりストレスが溜まりやすくなるなど、精神面に影響する

「寝る子は育つ。」

ということわざがありますが、まさにその通りですね。

寝る時間が遅かったり、睡眠の質が悪いと、心身の成長に影響が出やすくなります。

心も体もすくすく成長していけるよう、睡眠を大切にしていきたいですね。

また子どもだけでなく大人にとっても睡眠は大事です。

どうか皆さんお身体を大事にして今しかない子どもとの時間を過ごしていきましょう。

スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です