中学3年生といえば受験の年です。
多くの家庭では、高校受験が初めて経験する受験となり不安を抱えている親御さんも多いです。
特に勉強時間については「何時間勉強すればいいの?」と悩みを抱えている人も多いです。
ここで、少し考えの方の方向を変えてみて欲しいんです。
もちろん、勉強時間も大切ですが、実は睡眠時間も勉強に関わってくる大切な要素です。
体調や成長、成績などにも関わってくるので、甘く見てはいけません。
ここでは一年を通しての受験に向けたおすすめの睡眠時間について紹介します。
平均的な一日のスケジュール
小学生の時とは違い、中学生になると子どもたちはとても忙しくなります。
学校の授業に部活、塾や習い事など人によっては大人よりも忙しい子もいます。
私が中学生の時は部活で朝練もあり、昼は授業、夕方も部活とほぼずっと学校にいました。
朝は7時に家を出て、帰ってくるのは20時頃という生活をしていたので、今思えばサラリーマンと同じぐらい外にいたなと思います。
そこからさらに勉強もしないといけないとなると、今の子どもたちは本当にいつ寝るんだというような時代です。
人によって部活や塾など生活時間は様々で、家で過ごす時間も全く違います。
しかし、受験の時期というのは平等にやってくるので、3年生からの過ごし方は受験の合否を左右する大事な時期です。
そのため、子どもたちには受験の直前だけではなくて、できれば一年を通して生活を整えさせることが大切なのです。
睡眠時間を極端に削ってはならない
中学生は勉強ももちろん大切ですが、成長期という体にとっても大切な時期なのです。
ここでの生活の乱れは体の成長や心の成長などに大きな影響を及ぼします。
健康的にしっかりと勉強するためにも睡眠時間を極端に削ることは絶対に避けたほうがいいです。
まだ体もできていない状態から夜更かしや深夜遅くまで勉強をすることは体にとても悪く、効率を下げてしまいます。
一生懸命勉強しても頭がぼーっとしていて、覚えていないとなればムダになる上に体に悪いとなれば、良いことは何もありません。
大切なのは、勉強と睡眠の時間のバランスです。
寝過ぎもよくありませんが、寝なさすぎもよくありません。
しっかりと勉強もして、しっかりと睡眠も取る、これが理想的な中学生の受験生です。
季節ごとのおすすめ睡眠
ここからは一年を通して、受験を見据えた睡眠時間のとり方を紹介していきます。
春
3年生の春は生活リズムを整える時期です。
3年生に進級し、中学生活もあと1年と噛み締めながらも、受験を意識しなければならないときです。
そんな春には生活の基盤を作るのに適した時期なのです。
人間の生活リズムはすぐに身につくものではないので、長い時間をかけて整えなければなりません。
なので、春から生活リズムを整えておくことで他の受験生よりもリードした状態になることができます。
ちなみに春には学年も上がり、環境も変わるので、一番やる気が出るときで生活リズムを整えるチャンスです。
受験はマラソンのようなもので最初のペース配分が肝心です。
そのため、春は生活リズムを整えることを目標としましょう。
生活リズムを整えるために、まず確保してほしい睡眠時間は8時間です。
この8時間の睡眠時間を確保した上で、朝起きる時間、学校にいる時間、塾に行っている時間、自宅で勉強をする時間などを計算してください。
あとはなるべくここで決めた習慣を守ることです。
体はいつもと違う生活習慣を身につけるまでには早くても3週間はかかるとも言われています。
学年が上がって生活に変化が起こるときですから、このタイミングで受験用の生活習慣に変えてしまいましょう。
夏
夏は、夏休みがあります。
部活をしている人は最後の試合に向けてラストスパートでとても忙しい時期になりますね。
3年間の頑張りを無駄にしないためにも部活と勉強どちらも真剣に取り組む時期がこの夏です。
部活をしていないもしくは、部活がそこまで忙しくない子はこの夏は周りを引き離す大チャンスです。
いつもの学校の授業の時間がないので、その分を受験勉強に使うことができます。
夏を制するものは受験を制する
とも言われていますので、いかに夏が重要かということです。
ただし、夏休みだから時間がたくさんあるといって無茶な生活をするのはやめましょう。
せっかく春に生活リズムを整えても夏に崩してしまうと意味がなくなってしまいます。
特に最近の夏は40度ぐらいの暑さだったりするので、体も疲れています。
無理をして体を壊すよりも、健康的に勉強を続ける方が長い目で見てもメリットがあります。
そのため、夏でも受験を見据えた生活ということで、8時間の睡眠時間を確保した上で勉強時間を最大限確保できる生活が望ましいです。
秋
秋になると部活も終わり、学校も含めて周りがみんな受験モードになります。
ここからみんなは受験に向けて行動をしていくのですが、春から対策を立てていれば焦ることはありません。
春と夏で完全に生活リズムが体に覚えさせることができているからです。
ここからはむしろ今までの生活をしていたほうが楽という風になっているはずです。
多くの中学生は今から生活を受験用に変えてくるので、春から取り組んできたみなさんはかなり有利な立場に立つことができます。
これが春から生活リズムを整えておくことをオススメした理由です。
完全優位な立場で受験モードに入ることができます。
集中するのは勉強だけでいいのです。
あとは睡眠時間を確保したまま、勉強の質を上げていくことです。
冬
冬の季節になってくるといよいよ受験本番が目の前となってきます。
本番のテストに向かってラストスパートというところですが、ここでしてはいけないことは、いままでの生活リズムを崩すことです。
特に焦りから徹夜をしたくなる人も大勢いると思いますが、徹夜だけは避けなければなりません。
徹夜は勉強時間を増やすことはできますが、勉強の質がかなり落ちてしまいます。
どれだけ本を読んでも内容を全く覚えていなければ意味がないように、勉強もどれだけの時間をしても本番で解けなかったら意味がないのです。
受験直前に必要なことは今までの生活リズムをなるべく崩さずに勉強の質を上げることです。
過去問や模試の復習など、本番でも解ける力を身につけながら、健康にも気をつけるのです。
ですが、これまで春から生活リズムを整え、勉強時間もしっかりと確保してきたみなさんなら大丈夫です。
このために春から取り組んできたわけですから。
まとめ
ここまで中学生3年生の睡眠について紹介しました。
大切なことは
- 睡眠時間をなるべく削らないこと(8時間は欲しい)
- 生活リズムを早いうちから身につけておくこと
です。
さらに季節ごとの睡眠に関して
- 春…受験に向けて睡眠時間を確保した生活リズムを整える
- 夏…春に整えたリズムを崩さず、勉強や部活に打ち込む
- 秋…睡眠時間は削らず、勉強の質を上げていく
- 冬…焦らずに生活リズムを崩さないように勉強に全力を出す
親にとっても、受験生本人にとっても3年生という一年はとても大切な一年です。
行く高校によって人生が変わることは大いにあります。
生活リズムを整えることができれば、受験で有利になることは間違いありません。
しかし、そのためには本人はもちろんですが、親や家族の協力も必要です。
子どもが行きたがっている学校に行けるようにするためにも本人と周りのサポートによって受験を成功させていきましょう。
この記事を読まれている方は、中学3年生になっていると思います。
中学3年生と言いますと、高校受験が控えていますよね。
中には中学受験を経験される方もいらっしゃると思いますが、ほとんどの方は高校受験が人生に置ける最初のターニングポイントになります。
ここで進学校、またはいい高校に行けるかどうかで今後の人生大きく変わってきます。
そのためにも、最高の形で高校受験が終われれるようにしていきたいですね。
中学3年生になっているが、志望校にまだ合格できる学力ではない・・
という方にはこちらの記事をオススメします。
小学校6年生の最初の時点では点数すら書かれることのなかった少年が、家庭教師をつけることにより、その地区最難関の高校へ合格する話になります。
中学3年生の場合はかなり努力する必要があります。
夏休みをどううまく乗り切るかで決まりますよ!
そして、高校受験が最高の形で終了しましたら合格通知がきますね。
高校の合格通知をもらい、進学校に進学したら大学進学を目指すのは当然の流れになりますね。
その方にはこちらの記事をお勧めします。
この記事と同じく部活動必須の高校に入ってから気づいたのですが、一番雰囲気の緩そうな軽音部を選んだ結果、中学生以上に大きな経験をしていって自身の見聞を広げていきます。
軽音楽を通じた人との繋がり、高校生ならではの友人関係、恋愛事情ありの青春の1pになります。
大学受験当日にハプニングが発生しますが、無事乗り越えれるかは記事をご覧ください。
ある意味ここで最初の人の分かれ道になります。
昔は徹夜して勉強!と言う方もいましたが、この徹夜で勉強はよくありません。
受験生と言えども適度に睡眠をとり、高校入試に備えるのがいいですよ。
私の友人の実体験を元に紹介します。
私は中学時代部活をしていなかったので参考にならない可能性が高いです。