高校受験対策をしたいが夜道が不安、その時は家庭教師一択!

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子どもが小学4年生くらいになってきたら考え始めることがあります。

「そろそろ勉強に本腰を入れてもらわないと・・・」

小学校4年生くらいから徐々に勉強も難しくなっていき、他の子どもたちとの成績の乖離が目立ち始めるようになります。

そして、中学受験を考えてる子ども達は小学校6年生になったら勉強に集中しだすようになります。

これは、学校のテストで成績が悪すぎて点数すら書かれなかった少年がある方法を使って成績を上げ、無事その地域では難関の高校に合格した話です。

小学校6年生に上がったすぐの時でしたら、中学受験でも対応可能な話になります。

小学校高学年くらいになると周りも学習塾へ行き始める子どもが多いですね。

「そろそろどこかに行かせないといけないけど、送り迎えができない」

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点数すら書かれない成績

 

先生「テストを返します」

小学校5年生の算数テスト、名前を呼ばれて次々にテストが返されていく。

先生「影山君」

呼ばれてテストを取りに行く。

テストをもらい、成績を見る。

陽介
また点数書かれてないや・・・

通ってた小学校は校長先生の方針で、40点以下の成績だった子どもには点数を書かないようにしている。

テストの点数が書かれていない時点で、40点以下であることは確定だ。

陽介
また怒られるなぁ…

この前も国語のテストで点数書かれてなくて怒られたばかりで、また怒られるのかと思うと子どもながらため息が出る。

陽介
怒られたらいやだから隠しておこう・・・

と言ってテストを隠す。

その日の学校が終わり、家に帰ったら即ゲームのスイッチを入れる。

そのまま晩御飯の時間までずっとゲームをする。

祖母「晩御飯できたよ」

陽介
うん

ゲームのスイッチを切り、晩御飯を食べに行く。

陽介の両親は共働きのため、夜帰ってくるのが遅い。

なので、大体祖父母とともに晩御飯を食べることが多い。

晩御飯を終え、風呂に入り、風呂から出たらまたゲームをする。

これが陽介の1日の流れになっている。

学校から帰ってきたら即ゲーム、晩御飯、風呂から出たらまたゲームをして寝るという生活。

数日後、今度は理科のテストが返ってくる。

先生「影山君」

言われてもらいに行く。

これもまた点数が書かれていない。

陽介
また点数が書かれていないや・・そういえばこの前の算数のテスト隠したままだったなぁ、これも隠しておこう

と言うことでまた点数の悪い理科も隠す。

そして、この日は社会のテストも返ってきた日でもあった。

先生「影山くん」

言われてもらいに行く。

社会のテストは90点近くあった。

陽介
これはいい点だ。これは持って帰ろう

陽介は社会だけは得意科目で、いつも90点近く取っている。

そして家に帰る。

この日は珍しく父親も母親もいた。

父親
陽介、最近テストが返ってきたんじゃないのか

そういわれて社会のテストを出す。

父親
これはいいが持って帰ってくるのが社会ばかりでないか。他のテストはどうなってるんだ?今すぐ出しなさい
陽介
学校に忘れてきた
父親
嘘を言うんじゃない!成績が悪すぎて持って帰ってこれないんだろ!

怒りの形相で言う父親。

父親
大体何でAが成績良いのにお前はこんなにもできが悪いんな。このままでは名が廃れる

陽介には兄がいるが、この兄がかなり成績が良く、学校でも1番、2番を争う成績の良さだった。

対して陽介は社会以外は全くダメダメな成績であり、このままのペースで行くと高校進学も危ういレベルである。

もし高校に行けたとしても陽介の住んでいる地区では最低クラスのA高校しかない。

ここは最低クラスの成績しかない人たちが「とりあえず高卒資格だけとろうか」という目的で行く高校でしかなかった。

そしてその高校はものすごく荒れていることで悪い意味でも有名であった。

陽介の父親は何としてでも住んでいる地区で最難関のB高校へ行ってほしいと考えていた。

そこからだと難関大学が狙えれる、そして難関大学行ったらいい就職先がある。

という考えのもとに。

あまりに成績が悪いから選択肢を出す

 

父親
このままではお前はあの最低クラスのA高校にしか行けないぞ、そこに行ったらこの家は終わりだ。お前は何としてでもB高校に行くんだ、それでないとこの家の名誉にかかわる
陽介
そんなこと言われてもなぁ・・・

正直この時の陽介には理解ができなかった。

小学校6年生に地位や名誉とか言われても理解できませんよね。それが普通です。

父親
B高校に行くには勉強で行くか、スポーツで行くかしかない
陽介
スポーツ・・・

そう言われて陽介は苦い顔をした。

陽介は運動神経のうの字もないくらいにスポーツはダメだった。

野球をしてもボールが取れない、サッカーをしてもボールを蹴ることができずに転んでしまう、走ってもクラスで最下位近くに遅い。

太っているわけでもないのに運動神経のかけらもなかった。

陽介自身、スポーツは嫌いだったためスポーツをずっとすることは全く想像もできなかった。

父親
・・・・

父親は何か考えたような表情をした。

父親
勉強とスポーツ、どっちを選ぶんな?

陽介はしばらく考えた。

陽介の心の声
運動神経は全くないからスポーツで行くのは絶対できっこない。かと言って勉強でB高校・・想像できない。けど運動で行くよりかは・・・
父親
どっちにするんな?
陽介
勉強で行く
父親
わかった、勉強で行くといったな。そう決めた以上絶対に勉強でB高校に行け
陽介
う・・・ん

あまり乗り気でない返事をする陽介。

父親
勉強で行くと言った以上、これからは勉強に本腰を入れないといけない。少し前から考えていたが、陽介が勉強で行くと言った以上、これからは塾に通うことにする

実際陽介の同級生にも塾の掛け持ちをしている友達は数人いた。

掛け持ちはなくても何か1つは塾に通っているというのが全体の8割くらいあった。

陽介
めんどくさいなぁ・・・
父親
それと、成績が上がるまでゲームは禁止だからな

と言ってゲームを没収されてしまう。

陽介
あぁ……まだそのゲームクリアできてないのに・・

陽介の家は由緒正しい家系であり、過去には秀才も出た一族である。

そして、兄がそれに近い成績で推移しているのもあって、その弟である陽介にも

父親の心の声
良い成績でなければならない!

という考えがあった。

父親の心の声
このままでは近所の笑いものにされる

家柄と名誉を守っていく以上、成績が良いことと良い大学を出ていることは絶対条件でもあった。

育熱心な親の場合、こういう思考に偏っていることが多いと思います。

高学歴=いい所に行ける。

全てそうなるわけではないのですが、大体は学歴が高い=年収が高いというパターンに当てはまります。

こういった考えは都会よりも田舎の方が強いのかもしれません。

塾に通ったが・・

父親に言われ、小学5年生の終わりに塾に通うことになった陽介。

父親が選んできた塾はその地域では大手の塾だった。

塾の送り迎えが少し遠いが行けない距離ではなく、父親がたまたま言った塾の説明会で「塾の方針が気に入ったから選んできた」と言っていた。

父親
しっかり勉強してくるように

と言われて塾の前に降ろされる。

塾に入り、教室に案内される。

ここは好きな所へ座るスタイルのようだったため、陽介は迷うことなく端の席に座った。

陽介の心の声
少し不安だな・・

しばらくすると他の生徒達がぞくぞくと入ってくる。

みんな結構時間ギリギリに来る感じだった。

そして、時間になり塾の講師が入ってくる。

講師「今から授業を始めます」

と言って講師による授業が始まった。

講師の話を最初は聞いていた陽介だが、とにかく進むペースが速い。

塾の説明会の時には言っていなかった内容であるが、この塾はできる子のペースに合わせて進めていく方式の塾であり、できる子はどんどんと知識をつけていく。

そして、途中でついていけない子に関してはどんどん引き離されていくという弱肉強食の色合いが強い塾であった。

陽介もいきなりハイレベルで進めていく授業についていけなかった。

陽介の心の声
わからない、そして進むペースが速い

50分が過ぎ、授業が終わる

講師「これで授業を終わります、そして、今日習った所は次回テストをしますので、皆さん家に帰って復習してください」

と言って講師の先生は教室を出ていった。

陽介の心の声
テスト・・嫌だな

この日の講義は2科目あり、算数と国語だった。

そして、2科目とも進むペースが速く、陽介にはついていけなかった。

陽介の心の声
何とか終わった・・・

塾の扉を出ると、父親が迎えに来ていた。

父親
どうだった?勉強できただろ?

何も知らない様子で話す父親。

陽介
ついていけなかった
父親
最初は誰でもそんな感じだ、その内慣れる

と言われつつ帰路についた陽介だった。

次の塾の時、言われていたテストが配られる。

陽介
え?何これ??

事前に勉強はしていたが、その内容とは全く異なるものだった。

と言うより、陽介の場合塾のテキストの答えだけを暗記してテストを挑もうと考えていた。

しかし、出てきた算数のテストは数値が変わっていた。

これでは答えを暗記しただけでは解くことができない。

この場合を例にとると、式の答えをそのまま書くのではなく、問題を解くプロセス(過程)を覚えていないと説くことができない問題になる。

講師「終了です。後ろから前に回していってください」

ほぼ白紙のままテストを出す陽介

講師「すぐに採点するのでそれまでの間自習していてください」

と言って教室を一時退席する講師。

しばらくすると戻ってきて

講師「採点したテストを返します、答えだけ暗記してもダメです。問題を解く過程を覚えていなければ解くことができません

まさに陽介に対していっているような口ぶりで皆に説明する講師。

そして各自呼ばれてテストを取りに行く。

講師「影山君」

テストをもらいに行く。

講師「解く過程を覚えるように」

と言われ返却される。

テストの下には10枚くらい追加で用紙が挟まれていた。

講師「テストの返却も終わったので、これから授業を始めていきます」

と言ってまたハイペースで進めていく。

この日は終了時間を少し過ぎた。

講師「少し過ぎましたがこれで終了にします。なお、テストができなかった人は追加で用紙を挟んでいます。それを次の時までにしておいてください。さらに、今日の分もする必要がありますよ」

と言って講師は出ていった。

陽介
これは多すぎる・・

小学校5年生に宿題として30ページ近い資料を渡し、次の講義=3日後までに仕上げる。

これは普通に考えて多すぎる量になります。

塾から帰ってきて一人自習する。

この時には少しずつであるが自習する習慣がつきつつあった。

と言うより周りについていけないのもあるので少しでも追いつこうと必死にしていた。

次の時には課題は何とか終わったが、その次の講義の時にも課題が大量に渡される。

こういうのが1ヶ月ほど続いた。

1か月後・・・

陽介は疲れ切っていた。

そして、あまりについていけないので塾に行くのも嫌になってきていた。

それを父親はそれとなく感じていた。

と言うより、息子がもらってくる宿題の量が小学校5年生にしては余りにも多すぎることを薄々実感していた。

この時、父親は塾の選択を間違ったことに気づき始める。

父親
最近塾の宿題が多いが、ついていけてるのか?
陽介
わからない

父親は何だか陽介が少しずつだが暗くなってきているのも感じていた。

父親
・・・

少し考えてから切り出す。

父親
陽介、多分お前にはあの塾は合わない。

1ヶ月見ていて思った。そして、お父さんが今度の異動で転勤になる。

今度は通勤に時間がかかるから単身赴任しようと考えている、

これから送り迎えすることができなくなるから今度は家庭教師をつけようと考えている。

お前はどうしたい?

陽介
あの塾にはついていけない

陽介は半泣きになりながら答えた。

父親
わかった。あの塾はやめる手続きをする。

今度は家庭教師をつける。

1対1になるからおそらくついていけないこともないだろう。

今度はしっかり勉強するんだぞ

陽介
・・・

無言で答えた。

その後、通った塾の退所手続きをして、家庭教師の契約を行った父親。

父親が単身赴任するのは1か月後、それまでに全ての手続きを終わらせていた。

父親
頑張って勉強するんだぞ

と言って単身赴任先へと行った。

小学校高学年くらいになると周りも学習塾へ行き始める子どもが多いですね。

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やってきた家庭教師

 

父親
これから家庭教師をつける

と言ってから2週間後、家庭教師が家にやってきた。

家庭教師はその地区では難関大学に通っている大学生でした。

家庭教師「初めまして、陽介君、Aといいます。よろしくね」

思ったよりも気さくな先生でした。

陽介
よろしくお願いします

と言うことで家庭教師による勉強が始まりました。

家庭教師「まず、テストの成績を見せてくれるかな?」

陽介
う・・ん

と言って過去のテストの成績を出す。

家庭教師「う~ん、、これはひどいね、でも大丈夫、まだ挽回できるよ」

陽介
本当?

家庭教師「うん、言ったとおりに勉強をしたらの話だけどね」

と言うことで家庭教師による苦手分野の克服が始まった。

家庭教師「まず算数は・・・・」

勉強を始めて1時間後

祖母「そろそろ休憩にしたら?」

と言ってお菓子と飲み物を持ってきた。

陽介の心の声
ケーキだ

家庭教師「ありがとうございます、いただきます」

お菓子と飲み物を飲んだ後また勉強を始める。

家庭教師「今日はここまでにしようか。また次回までにこの問題集の1Pをとけるようにしてね」

陽介
うん!

と言って家庭教師は帰っていった。

父親が契約した家庭教師は2時間のコースであったため、2時間くらい教えたら帰っていった。

陽介
感じいいしわかりやすかったなぁ~

徐々に上がった成績

家庭教師による勉強を始めてから2か月後、徐々にではあるが成果が出始めた。

先生「テストを返します」

今日は算数のテストの返却日

先生「影山君」

言われてテストを受け取る。

そこには、今まで記載されることのなかった点数が記載されていた。

それも75点。始める前からしたら大きな成果である。

陽介
やった。家庭教師の効果が出始めた

テストをもらって家に帰る。この日は家庭教師が来る日だ。

家庭教師「こんばんは」

陽介
ねぇ!これ見て

と言って75点のテストを家庭教師に見せる。

家庭教師「最初に比べたら大きく成長したね!これからさらに頑張っていこうね」

陽介
うん!

そして後日担任赴任先から一時帰ってきていた父親に

陽介
はい、これ
父親
最初に比べたら成長したな
陽介
没収したゲーム返して
父親
まぁいいか。その代わり今度成績が落ちたらゲーム壊すからな

こうして没収されたゲームも返してもらった陽介。

この後ゲームを没収されることは二度となかった。

と言うより、中学校に入ってから興味が別の方向に行き、中学2年生になる頃には家に帰って即スイッチ入れていたゲームも全くしなくなっていた。

眠ってた才能が開花したように急成長

一度好成績を出したらそこからの進歩はすさまじいものだった。

前はあれほど嫌だった勉強がドンドンはかどっていく。

陽介
前まではわからなかったのにどんどんできるようになっていってる

そして返ってくるテストの成績もどんどん上がり、小学校卒業する頃には国語以外は80点近くを取れるようになっていた。

小学校を卒業し、中学校に進学する。

陽介の通っていた地区は基本そのまま最寄りの公立中学校へ進学するのが当たり前の地域でもあった。

一部私立の中学校へお受験として受ける子もいたがそれはごく少数であった。

陽介の同級生にも私立の中学校を受験したという子は何人かいたが、ほぼ合格している。

1人だけ最下位に近い成績で不合格になったという話を風の噂で聞いたくらいだ。

その子は同じ地区の中学校には来ていなかったからおそらく転居でもしたのだろう。

話を戻して、中学校に上がってから新しい科目として英語が入ってくる。

これも家庭教師の先生から事前に春休み期間に言われて先取りで予習をしていた。

その甲斐あって英語の授業も難なくこなせれた陽介であった。

中学校に上がって最初の中間テスト

担任「テストを返します」

順番にテストが返ってくる。

担任「影山君」

テストをもらいに行く。

中学校入ってすぐのテストもいい成績でスタートした。

陽介
よし!いい成績だ

家に帰ったら珍しく父親と母親がいた。

中学に入る頃には単身赴任先から父親も帰ってきてたが、帰ってきた部署は忙しい部署だったため、前みたいに家にいることは少なくなっていた。

父親
陽介、テストの成績はどうなんだ?
陽介
こんな感じ

と言ってテストを渡す。

父親
家庭教師つける前に比べたらよくなったな。この調子で頑張ればB高校には受かる

父親の表情が何かほころんでいる感じがした。

陽介
わかった

これからも順調に上がっていくと思った成績だが、中学2年になった時に壁にぶつかることになる。

成績が急降下

 

中学校に入ってから陽介の生活様式が一変した。

小学校の時は夜10時くらいには寝ていた生活をしていたが、中学校に入ってから周りの友人につられて深夜ラジオや深夜番組にハマっていく。

中学1年の秋くらいには夜中の2時くらいまで起きていることが通常となり、夜は4時間ほどの睡眠で学校へ行くようになっていた。

大体中学生の平均睡眠時間は7~9時間と言われている中で、この睡眠時間は異常なまでに短い睡眠時間であった。

それでも陽介は元気だった。理由は簡単である。

学校の授業を寝て過ごしていたからだ。

中学に上がるとそれまで真面目に聞いていた授業の態度が変わっていった。

成績が上がるにつれて覚えている所は適当に聞き流すようになり、教え方が悪い先生の授業は寝るようになった。

陽介の通っていた中学校はどちらかと言うと荒れている部類であったため、非行行為に走る生徒の対処で教師は手をわずらっていた。

そして、教室で騒がれるよりかは寝る方が授業を妨害されないからまだマシと考えている教師も多く、1回寝たら怒られなかった。

それが常態化してしまい、中学1年の冬には教え方が上手な教師の授業と怒ったら怖い教師の授業以外は寝て過ごすようになった。

ひどい時は1時間目から睡眠学習が始まり、起きている時間が昼食前の授業の時だけということもあった。

それでも成績が落ちなかったのは今までの貯金(家庭教師での予習による)があったためだ。

陽介
寝てても成績が上がっているから睡眠学習だな・・

と言って相変わらず授業を寝て過ごす日々が続く。

中学校に入ると、テストの成績がそのまま通知表に直結することが多く、授業態度とかはあまり成績に加味されていなかった。

英語の授業で1学期全て寝て受けてた影響で

英語の担当教師「寝てばかりだから成績下げる」

と言われた時だけ成績が下がった。

それでもテストの成績は良かったからあまり気にしてなかった。

陽介
通知表の成績やどうでもいい。テストが良ければどうこう言われないさ

そんな感じで受けていたが、中学2年になった時に突然起こった。

今までの貯金がなくなる

さっきも述べたが陽介の成績が良かったのは家庭教師による予習があってのことだ。

その予習による貯金が中学2年の時になくなってしまう。

それまでは週3回家庭教師が来ていたが、家庭教師側の都合で週2回に変更になったためだ。

週ペースで1日、月ペースで4日減っただけでも予習を行う時間が減り、成績にはかなり影響する。

陽介はその時まだ気づいていなかった。

陽介
またつまらない授業だ・・・寝よう

と言って今まで通りに寝て過ごす陽介。

数学の担当教師「急だが、今からテストを行う」

生徒たち「え~!!」

陽介
ん?

生徒たちの声で陽介は目を覚ます。

数学の担当教師「このテストは通知表には反映しないがその後のテストに大きな影響を与えることになる」

と言って各生徒にテストが配られる。

陽介
サクッと解くか

と言って問題を見る。見たことない問題だ。

陽介
ん?これって・・・習ってない所?

いつもはスラスラとけてたテストが解けない。

陽介
なぜだ、どうして解けない

数学の担当教師「はい、終了」

と言ってテストを回収する。

数学の担当教師「このテストは今日習った所だ、まじめに受けてたやつは解けて当たり前だ、解けないやつは授業を聞いていないということだ

と言いながらササっと採点を終わらす。

数学の担当教師「ざっと半分くらいしか解けてないな。ちゃんと話は聞くように」

と言ってチャイムが鳴る。

陽介
今日授業で言った所か、それなら次解けるようにすればいいさ

とプラス思考で考える陽介。

この時点で今までの予習による貯金がなくなっていたことに気づいていれば急降下にはならなかったのだが・・・。

さらに追い打ちをかける事態

陽介
家庭教師で挽回すれば大丈夫さ~

と気楽に考えていた陽介であったが、

家に帰ると母親がいた。

母親
家庭教師の先生から電話があって、家庭教師の先生、事故にあったんだって、それで2か月くらい来れないって電話があったよ
陽介
え?

それは青天の霹靂でもありました。

今まで家庭教師で伸びていた成績が貯金がなくなった上に2か月来ないという・・・。

陽介
これはまずい

この時やっと事の重大さに気づいた陽介であった。

家庭教師が来なくなってから1か月半後、期末テストが行われる。

この時の陽介の成績は悲惨なものだった。

今まで解けていたものはいけたが、家庭教師による予習復習がない期間の問題は全くと言っていいほど解けなかった。

半月後、成績が返ってくる。

今まで授業を寝ていたツケが返ってきたような成績。

中学校に入ってから陽介が見たことのない成績だった。

得意な社会は良かったものの、それ以外は50点台、中には40点台にまで下がっているのもあった。

陽介
これはまずい

まずい成績が返ってきてすぐ、家庭教師の先生も復帰して戻ってきた。

家庭教師「2か月来れなくてごめんね。成績はどんな感じ?」

陽介
あんまり言いにくいんだけど・・・

と言ってテストの成績を渡す。

家庭教師「あ~やっぱり、2年生になった時にこっちの都合で週3回を週2回に減らしたのと、今回の事故で2か月来れなかったのが影響しているね。今まで学校の授業より先行して教えていたのがなくなったからだなぁ。そして、授業寝てるでしょ

陽介
そのとおりです

これには陽介も正直に答えるしかなかった。

家庭教師「やる気のない教師の授業を寝るのは僕もしていたから人のこと言えないけど、これはちょっとひどいね。次のテストはいつ?」

陽介
2学期の中間テスト

家庭教師「大体10月か。夏休み挟むからそこで一気に挽回しよう。君ならできる」

陽介
うん

家庭教師「それと、陽介君は復習をあまりしていない感じだからまずは復習を多くするよ。勉強は復習が大事だからね」

陽介
わかった

と言うことで夏休み期間に空白の2か月を埋めるべく勉強を行い、さらに自分自身での復習も重ねていった。

夏休み終わりの頃には空白の2か月の部分は大分埋まって来てた。

家庭教師「これなら大丈夫だね。予習と復習を半々にわけてしていくよ」

陽介
うん

回復しだした成績

2学期が始まってからも予習と復習は一定のペースでやっていった。

9月半ばを迎える頃にはあの時のような「解けない」と言う感情はなくなっていた。

陽介
ある程度はわかるな

そして10月の中間テスト

陽介
大体解けるな

全体を通しての感想はこんな感じだった。

半月後に成績が返ってくる。

成績を見ると、前の40点台や50点台が嘘のように一気に伸びた成績になっていた。

陽介
家庭教師の先生が言ってたように挽回できた

テストを返してもらってからすぐの家庭教師の時に

陽介
大分挽回できたよ

と言ってテストを渡す。

家庭教師「大分挽回できたね。この調子で頑張っていけばB高校には行けるよ。1回急降下を経験しているから次は同じことをしないようにすればね」

陽介
うん

それから家庭教師のペースに合わせて勉強を進めていく。

そして、家庭教師が帰ってからも少し復習をして行く日々。

陽介
このままのペースでいけば家庭教師の先生は大丈夫と言ってたな

この時にはB高校に受かるくらいの学力はついていたが、1回急降下を経験しているため、気を付けて進めていく。

そして、中学3年の進路相談の時

担任「高校どこに行く?」

陽介
B高校

担任「影山君の成績なら十分行けるよ。それで内申書作ろうか?」

陽介
お願いします

と言ってB高校へ行く内申書を作ってもらった。

B高校へ内申書提出

 

地域で最難関と言われているB高校へ内申書を提出した。

陽介
これで後は受けるだけ

もう受験はすぐそこに来ていた。

家庭教師「今日が受験までで最後の勉強になるね、頑張って受けてきて、陽介君なら受かるよ

陽介
ありがとう、先生

そう家庭教師の先生に見送られ、陽介はB高校の入試を受ける。

地域最難関と言われるB高校だけあってその重圧が外からでも伝わってくる位だ。

陽介
今まで勉強してきたんだ、落ちるわけがない

自信をもって受けた受験。

受験問題も躓くことなく大体の問題は解けた。

陽介
多分いけるな

全ての科目が終わってから陽介の頭の中にはそういう感情が出ていた。

運命の合格発表

 

2週間後、合格発表が出る。

それを掲示板に見に行く。

陽介
受けた番号は・・・

順番に見ていくと

陽介
あった!

陽介の受験番号が掲示板に貼られていた。

陽介は地域最難関と言われたB高校への合格を手にしたのだった。

合格の番号を写真に撮り、家庭教師の先生にメールを送る。

この時には家庭教師との契約は終了していたが、先生はメールを送り返して来てくれた。

家庭教師の先生「合格おめでとう!これからの高校生活も頑張ってね

まとめ

 

・小学校の時は成績が悪すぎて点数すら書かれていなかった

・あまりの成績の悪さにみかねた父親が勉強かスポーツでB高校へ行けと選択肢を出す

・勉強でB高校へ行くと言う

・たまたま塾の説明会で方針を気に入った父親によって大手の塾に行かされる

・その塾の方針ができる子に対して合わす所だったため、陽介は1ヶ月で挫折を味わう

・父親も塾の方針に違和感を抱き、自身の単身赴任もあって、塾ではなく家庭教師にすると陽介に伝える

・家庭教師がついてから2か月後に徐々に成績が良くなる

・一度成績が上がると急成長する

・そのまま中学校に行っても成績は良かったが徐々に家庭教師の貯金がなくなる

・家庭教師の先生が事故に遭い、2か月近く来れなくなる

・その間の期間抜けたせいで成績が急降下する

・急降下した成績を見て「このままではダメだ」と言うことに気づく

・家庭教師が復帰してから気をつけて勉強していく

・それからは成績が下がることなく地域最難関のB高校への内申書提出

・B高校に合格する

以上、小学校4年生の時には成績が悪すぎて点数すら書かれなかった少年が塾による挫折を一度経験した後、家庭教師による勉強のおかげで、地域最難関と言われたB高校へ合格した経験談でした。

家庭教師の先生も色々なタイプがいます。

この時来た先生は私のタイプに合っていたためすんなりと勉強を続けていくことができました。

家庭教師の講師については、国立大学に通っている大学生か難関私立大学に通っている大学生、またはプロの講師をつけるようにすれば大丈夫です。

どのような過程で勉強することによって合格できたか。

特に大学生の場合は生の経験談が聞けるのが大きなポイントでもあります。

生の経験談ほど強いものはないです。

目の前に国立大学や難関私立大学に合格した先輩がいるのですから。

その話を聞くことによって、受かった先輩の勉強の仕方がわかり、そして自身も志望校に合格するという流れができますよ。

小学校高学年くらいになると周りも学習塾へ行き始める子どもが多いですね。

「そろそろどこかに行かせないといけないけど、送り迎えができない」

と考えている方におすすめなのが家庭教師です。

家庭教師なら先生が家にきて教えてくれますので、塾への送り迎えをする時間が節約できます。

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