皆さんは“絵を描くのが好きだから大学で美術を専攻したい”とか、
“運動が好きだからスポーツ関係の仕事に就きたい”と思ったことはありませんか?
子ども時代に”遊び”を通していろいろな経験をすると、自分は何をするのが好きなのか・得意なのかに気づくことができます。
そして成長して進学・就職などで自分の適性や自分が何に向いているのかを考える時に、選択肢の幅が広がります。
”遊び”とは子ども達にとってただ “楽しい”だけでのものではなく、”遊び”を通して体や心が発達していきます。
”これは何だろう?””おもしろいな”といろいろなことに関心を寄せ、興味を持つことは、近い将来の学びの力にもつながります。
5歳の女の子の知的好奇心を刺激する、お薦めの”遊び”を紹介します。
目次
屋外での遊び
戸外に出かけて自然に触れる
最近では子どもが屋外で遊べる場所は段々減ってきていますが、自然との触れ合いは子どもの豊かな感性を育てます。
天気の良い日は近くの公園や身近な自然を探してお散歩に行ったり、ハイキングに出かけたりしてみましょう。
外を歩くと日々の気温の変化を肌で感じたり、新緑・紅葉・落葉など街路樹の移り変わりや花壇などの植栽・道端の草花などで季節を感じることができます。
見たことのない草花やおもしろい虫をみつけて、子どもと一緒に調べたりすると子どもの興味・関心をより深めることができます。
春はつくし摘み・夏は水辺での遊び・秋は落ち葉やどんぐり拾い・冬は雪ダルマづくりなど、季節ごとの楽しみを見つけるのもいいですね。
公園などの遊具で遊ぶ
戸外でしっかり体を動かすと体力がつき、丈夫な体に育ちます。
またアスレチックなどの大型遊具で遊ぶことはバランス感覚や平行感覚も養われます。
公園では他の子どもが遊んでいる時もあります。
自分がその遊具で遊びたくても他の子が先に遊んでいたら順番を待つというルールを覚えたり、自分が遊んでいる遊具を他の子が待っている時は譲る・交代で使うなど、公共の場でのマナーを学ぶことができます。
ボール遊び
ボールを使った遊びが徐々に上手になります。
最近はボール遊びができる場所も限られてきていますが、ボール遊びをしても良い公園や空き地などで子どもとボール遊びをしてみましょう。
5歳の子供と親子でできる遊びは
- 向かい合って投げる遊び
- 向かい合わせになり、2人で新聞紙やタオルなどの両端を持ってボールをその上でバウンドさせる遊び
- 段ボール箱やネットにボールを投げ入れる遊び
- 空のペットボトルをボーリングの要領で倒す遊び
などがあります。
同じ年齢でもできることの個人差はありますが、投げたり転がしたりする距離や、箱の大きさなどを変えたり工夫することで難易度を変えることができます。
屋内での遊び
パズル
パズルをすることは論理的思考力・空間認知力を高め、数学力の基礎につながります。子どもの好きなキャラクターのパズルを選ぶと完成した時の喜びも大きいでしょう。
まだ市販のパズルは難しいという場合は、身近にあるチラシやポスターなどでも簡単なパズルを作れます。
チラシ(ポスター)パズル
チラシ(ポスター)を10~20ピース程度に切ったものを、元通りに並べる。
パパやママと一緒にしたり、競い合ったり、何種類かの広告を混ぜたりすると難易度を変えることができます。
子どもの好きなキャラクターやクリスマスプレゼントのチラシなどがお薦めです。
チラシ(ポスター)はすぐにくしゃくしゃになりますので、私は透明な幅広のセロハンテープやカバーテープをチラシに貼ってから切る方法で作っていました。
(角でケガをしないように四角を丸くカットしてください)
文字を覚え始めた子どもには簡単なひらがなの単語が書いてある紙で作ると、並べて単語ができるので楽しいでしょう。
粘土
粘土をこねて形を作る作業は手や指の発達を促します。
丸や四角の塊から色々なものを作るので、何を作ろうかと考えることで創造力が付きます。
粘土を触った時のちょっと冷たくてすべすべした触感も楽しいですね。
粘土は何種類かありますが、その中でも油粘土は乾燥しても固まらず何度でも使用できるので、よく使われる粘土です。
お家に油粘土がなかったり、年下の妹・弟がいて安全性の高い粘土で遊びたい場合は、小麦粉で作る小麦粉粘土もおすすめです。
油粘土に比べて柔らかく、日持ちもしませんがすべて食用の小麦粉・油・塩・水で作るので安全性も高いです。(小麦アレルギーの子どもには使えません)
5歳なら子ども自身でも作れますし、食用色素を加えるといろいろな色の粘土になります。
水の量で硬さが変わったり、食用色素の量で色の濃さが違う小麦粉粘土が作れます。
食用色素を混ぜるタイミングや混ぜ方によってきれいに均一に色が混ざったりマーブル状になったり、できあがるまでの過程も楽しめます。
2・3色の粘土を混ぜると違う色の粘土になるので、いろいろな色を混ぜてみるのも楽しいです。
保存する場合はラップなどで包み、密閉できる容器または袋に入れて冷蔵庫で数日は保存できます。
材料:小麦粉・塩・油・水・食用色素
分量:小麦粉300g・塩ひとつまみ・油少量・水約80~100㏄・食用色素少量
作り方
- 小麦粉に少し塩を入れます
- サラダ油を少し入れます
- 水を入れます(少しずつ入れてちょうどよい硬さにしてください)
- 混ぜます
- 食用色素を入れてよく混ぜます
折り紙
紙を指先を使って特定の形に折っていく遊びです。
折ることで指先の発達を促し、どのような形になるのか最後まで分からないので、想像力を育みます。
手先が器用になったり、集中して折ることで集中力も身につきます。
市販の折り紙だけでなく、広告や新聞紙・包装紙などを正方形に切ったものでもできます。
紙があればどこでもできるので 病院などで静かに待たなければいけない時にも役立ちますね。
塗り絵
色鉛筆で塗り絵を塗ることは、鉛筆を持つ練習にもなります。
運筆能力が高まり、文字を書く力や絵を描く力につながります。
色鉛筆と塗り絵の紙など道具は必要ですが、折り紙同様どこでもできるので、静かに過ごさなければいけない時に役立ちます。
ビーズのアクセサリー作り
女の子はアクセサリーが大好きですね。
5歳になるとだんだん指が器用になり小さいものをつまんだり、細い穴に糸を通すことができるようになります。
小さなビーズをつまんで、細い穴に通るように手指をコントロールするので手や指の発達につながり、集中力も身につきます。
最初は1日数個しか通せなくても少しずつ通せる数が増えていきます。
いろいろな大きさのビーズがあるので、通す穴の大きさで難易度を変えられます。
いろいろな色のビーズを通すことで色彩感覚も養われます。
かるた遊び
遊びながら文字を覚えることができ、楽しみながら語彙力を伸ばすことができます。
昔ながらのことわざかるたや子どもの好きなアニメキャラクターのかるた、数字やアルファベットが覚えられるかるたもあります。
親子2人でも楽しいですが、お友達など数人でするともっと楽しいですね。
おやつ作り
女の子はお母さんの真似をしたり、お手伝いをしたがります。
休日には子どもと一緒におやつ作りをしてみましょう。
市販のおやつに比べて、添加物などが入らない素朴で優しい味わいを楽しむことができます。
例えばホットプレートで焼くホットケーキや、白玉団子などは子どもでも楽しくできます。
また、“卵を一つ持って来てね”とか“お皿を3枚並べてね”などと会話することで自然に数に親しむことができます。
屋内遊びの中でもクッキングは火や包丁を使うので、やけどやケガをしないようパパやママが十分気をつけてあげて下さいね。
屋内での遊び方について紹介しましたが、これでもし飽きた場合、いっそのこと教材に頼ってみるのも1つの方法かもしれませんよ。
教材と聞くと「高そう」「使いきれるかどうか心配」
と言ったことを思い浮かぶことがあるかもしれません。
確かにこの時期の子どもになりますと好き嫌いがはっきりしてきますので、教材にも好き嫌いは出てくると思います。
しかし、それでももし子どもの興味を引いてハマるものがあれば、その時にはかなりノメり込んでハマる時期でもありますよ。
こちらの記事に5歳までは行っておりませんが、こどもちゃれんじについて概要を紹介しておりますので、取られていない方、別の教材を取っているが子どもが飽きてしまっている、、と言う方はぜひ見ていただきたいです。
まとめ
5歳の子どもにとって”遊び”とはただ楽しいだけではなく
- 体力をつけ、丈夫な体を作る
- 感性を豊かにする
- 学ぶ力の基礎を作る
- いろいろな経験をすることで、自分の適性を知り将来の選択肢の幅を広げる
というメリットがあります。
5歳の女の子にお薦めの”遊び”は屋外では
- 戸外に出かけて自然に触れる
- 公園の遊具やアスレチックなどの大型遊具で遊ぶ
- 公園や空き地などでボール遊びをする
屋内では
- パズル
- 粘土
- 折り紙
- 塗り絵
- ビーズのアクセサリー作り
- かるた遊び
- おやつ作り
などがあります。
5歳になると身の回りのほとんどの事を一人で出来るようになり、行動範囲が広がり、いろいろなことに興味を持つようになりますね。
普段はパパやママも忙しく、子ども達もゲームなどをすることも多いかもしれませんが、ぜひ休日には子どもたちと一緒に遊んでください。
室内遊びは一人でもできる”遊び”もありますが、「何が作りたい?」「何色がいい?」など親子でコミュニケーションを取りながら、遊ぶとより楽しめます。
また思春期を迎える前に親子でたくさんコミュニケーションをとることは、今後の親子関係を良好に保つことにつながります。
この頃の子どもは手先が器用になり、思考力もついてきて、いろいろな”遊び”に集中して取り組めるようになります。
5歳児は”遊び”に集中している時は注意力が不足していますので、ケガや事故には十分気を付けてくださいね。
子どもたちが楽しみながら成長し、未来の可能性を広げていくことができるように、できる限りいろいろな”遊び”や”経験”をさせてあげましょう。
この頃のお子様になりますと、もうすぐ子どもも小学生になります。
そして、小学生になりますと、勉強について少しずつ考えるようになります。
小学生に入った時にスムーズに勉強へ移行できるように、教材に手を出していない方は教材について考える時期でもあります。
教材と聞くと「高そう」「使いきれるかどうか心配」
と言ったことを思い浮かぶことがあるかもしれません。
確かにこの時期の子どもになりますと好き嫌いがはっきりしてきますので、教材にも好き嫌いは出てくると思います。
しかし、それでももし子どもの興味を引いてハマるものがあれば、その時にはかなりノメり込んでハマる時期でもありますよ。
こちらの記事に5歳までは行っておりませんが、こどもちゃれんじについて概要を紹介しておりますので、取られていない方、別の教材を取っているが子どもが飽きてしまっている、、と言う方はぜひ見ていただきたいです。