徹夜は絶対意味がない!毎日寝るのが一番頭にいい理由は何か?

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一昔前は詰め込み教育や四当五落といった考え方が普通だった事もあり、睡眠時間を削って徹夜で勉強する事が成功への道と言われてきました。

しかし脳科学が進んだ近年では、そのような考え方は鳴りを潜め睡眠不足による脳への影響は悪循環しか生まないという事が分かってきました。

実際に徹夜で努力をする事は意味があったのでしょうか。

「毎日、しっかりと睡眠時間をとった場合」と「徹夜をして勉強した場合」の違いについて掘り下げていきたいと思います。

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毎日、しっかりと睡眠時間をとるのは本当に必要?

 

基本的な事ですが、まず毎日しっかりと睡眠をとることがどれだけ脳や体にとって必要なことであるかを再確認していきたいと思います。

睡眠とは覚醒に対しての生理現象であり、意識はないものの簡単に覚醒できる状態を指します。

健康な成人で約6時間から9時間の睡眠を必要とすると言われ、以下の効果が望めます。

  • 疲労を回復する。
  • 脳に休息を与える事で記憶の定着や情報の整理、正常な判断力や精神状態を保てる。
  • 成長ホルモンの分泌により新陳代謝を促す事で怪我や肌の修復をもたらす。
  • 細胞の再生により免疫力が高まる事で病気の治癒や予防ができる。
  • 酵素の生産により日中の活動エネルギーが作られる。
  • 老廃物を処理し老化を防ぐ。

このように睡眠をとる事は、単に身体を休ませるだけではなく様々な意味があり、忙しい受験生も本来もっている力を余すことなく発揮するには、睡眠をしっかりとる事が大事なのです。

こつこつと努力を重ねて、その成果が受験に繋がれば、その後の人生にも色々な可能性が広がります。

どうせなら心身ともに健康で過ごす方が楽しみだって増えますよね。

色々な事で悩んだり、苦い体験をして眠れない夜もあるかもしれません。

そんな時は、とにかく目を閉じて呼吸を整え何も考えない努力をしてみてください。

眠るまではいかなくても、休まないよりは休んだ方が断然良いですよ。

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徹夜で勉強…一夜漬けって意味がある?

 

徹夜で勉強する事を「一夜漬け」とも言います。

本来は早漬けとも言われ、ダイコンやキュウリやキャベツ等を細く切り、塩で味を浸み込ませて、器に入れておくことで一夜経てば食べられる漬物の事です。

ぬか漬けと違って手間がかからず一晩しか漬けない為、味の染み込みが少ない分お手軽というメリットがあります。

この一夜にしてお手軽にできる漬物は、徹夜で勉強する事により目的を短時間で間に合わせる、にわか仕込みの勉強方法の例えとしても用いられるようになったのです。

主に試験の前日になる時点で必要な学習が済んでいなかったり、膨大な知識の習得の為に日中で吸収しきれなかった部分を補う為に行われる事が多いです。

資源の乏しかった昔の日本では、「とにかく勉強して良い学校に入り出世を果たす」という意識が強かった為、寝る間も惜しんで勉強する事を努力の証だと解釈される時代もありました。

しかし、本来なら眠ることで身体を休ませる夜の時間帯に行うのは、行性である人間の生活リズムに反する行為の為、あまり効率の良い勉強方法とは言えないのが現在の一般的な考え方です。

徹夜をする事で睡眠不足になると、人の身体は様々な体調不良を起こします。

  • 疲労の蓄積や異常な眠気
  • 集中力や記憶力の低下
  • 情緒不安定を引き起こしうつ病等の精神病の発症

リスクを負ってまで一夜漬けを行うよりも、毎日こつこつと学習を積み重ね、夜はしっかりと身体を休ませるといった基本的な生活を続ける事こそ、知識の習得に大きな成果をもたらすのではないでしょうか。

試験やテストを通る事が出来ても、その後身体を壊してしまってはせっかくの努力も意味がありませんよね。

もし、徹夜をすることがクセになってしまったら…人の体にはどのような変化が起こるのでしょうか。

徹夜がクセになってしまうと…

 

実際、私の友人は何事にも直前にならなければやる気が起きない性格の為、日頃の学習を怠りテスト前は毎回と言っていいほど一夜漬けを実践してきました。

おまけに長期の休み中は殆ど昼夜逆転のような生活に入る為、休み明けも生活バランスがくずれたままで登校し授業中は居眠りをして怒られるという感じでした。

大人になった今でも夜更かしの癖は治らず、昼間の仕事をこなす為に規定量以上となる一日2本ものエナジードリンクや栄養ドリンクを飲むという行為を毎日のように繰り返しています。

この方法では、その場をしのぐことは出来ても、疲れは全くとれないという負のスパイラルに陥ってしまっているのですが、何より恐ろしいのは本人に全く自覚がなく、身体は疲れていても脳はそれを感じる事がなく、まるで特殊能力の持ち主だと判断している事です。

このように睡眠不足に慣れてしまうと身体や脳の感覚そのものが麻痺してしまい、改善する事自体が難しくなってきます。

よって、毎日きちんと睡眠時間を確保することの方が、脳や体にとって必要なことであり、徹夜をする事は意味がないと思うのが無難です。

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どうしても徹夜をしなければならない時は?

 

ちなみに友人は社会に出て初めての夜勤の際は、緊張のあまり昼間の仮眠もとらずいつものエナジードリンクで乗り切ろうとしたところ、夜勤中に体調不良を起こしてしまい、先輩を差し置いて寝込んでしまうという失態を犯してしまいました。

学生にとっても試験前の不安が消えなかったり、緊張で眠れないなんて事もあるかもしれません。

どうしても落ち着くことが出来ず、徹夜になってしまいそうな時の対処法についても考えてみたいと思います。

食べ物について

疲れをとるには甘いものだったり、眠くならない為にはカフェインをとる事が効果的と思われがちですが、実を言うとNGです。

チョコレート等甘いものに含まれる糖分を摂る事で、一時的にエネルギーを発揮しますが長続きはせず、摂る前よりも疲れてしまう事があります。

コーヒーやエナジードリンク等のカフェインを含む飲み物は覚醒効果はあるものの、疲れを解消する訳ではなく内臓に負担をかける恐れもある為、徹夜には不向きなのです。

食べるのなら、ツナ、パン、芋、蕎麦等のタンパク質と炭水化物を含んだものが覚醒作用もあり身体に負担をかけません。

仮眠について

もし昼間の内に徹夜をしようと思っているなら、午後にでも15分ほどの昼寝をしておきましょう。

この時、しっかりと横になってしまうよりも、椅子にもたれ掛かるだけなどの少し眠りにくい体制で眠る方が15分という短時間であっても起きることが楽になります。

誰だって、夜眠る時のように布団やベッドに入り、ゆっくりと体を休めることが出来る状態でいては、15分という限られた時間で体を起こさなければならないというのは酷ですよね。

また、朝の起床後4時間経過したところで眠気を感じる場合は、日々の睡眠時間が足りていない可能性があります。

このような場合は、徹夜をする・しないに関わらず、是非15分の仮眠を取り入れてみることをお勧めします。

また、徹夜中であっても眠気を感じてしまう場合は、もう一度15分の仮眠を取り入れてみて下さい。

ただ眠いのを我慢して、集中力が切れてしまったまま徹夜するのであれば、仮眠をとり、一時的にでも眠気を取り去る方がより効率的になります。

仮眠のつもりが、そのまま眠ってしまうかも…と不安に思う場合は、1分程度でも構いませんので、全身の力を抜き、リラックスした状態で目を瞑ってみるだけでも意外とスッキリとするので、「なんだか眠いな…。」と思う時は、一度試してみて下さいね。

家の中や仮眠室など、周りを気にせず仮眠をとることが出来るのであれば、アイテムとして「蒸気でホットアイマスク」を使用するのがお勧めですよ。

まとめ

 

睡眠をとる効果

  • 疲労を回復する。
  • 脳に休息を与える事で記憶の定着や情報の整理、正常な判断力や精神状態を保てる。
  • 成長ホルモンの分泌により新陳代謝を促す事で怪我や肌の修復をもたらす。
  • 細胞の再生により免疫力が高まる事で病気の治癒や予防ができる。
  • 酵素の生産により日中の活動エネルギーが作られる。
  • 老廃物を処理し老化を防ぐ。

一夜にしてお手軽にできる漬物から、にわか仕込みの勉強方法の例え「一夜漬け」として用いられた。

徹夜をする事による体調不良

  • 疲労の蓄積や異常な眠気
  • 集中力や記憶力の低下
  • 情緒不安定を引き起こしうつ病等の精神病の発症

徹夜をしたい時

  • 食べ物に気を付ける…カフェイン、糖分は取らない。タンパク質、炭水化物を取る。
  • 仮眠を取る…日中に15分の昼寝をしておく、徹夜中15分程の仮眠をとるか目を閉じる。

朝の起床から4時間経過した際に眠気を感じる場合は、日々の睡眠時間が足りていない可能性があるので、その場合も、15分の仮眠をとるように心掛けてみて下さい。

いかがでしたでしょうか。

私の友人の例からもあえて徹夜をする事は、基本的に意味がないというのがお分かり頂けたかと思います。

だからこそ毎日、睡眠はとるようにしていきましょう。

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