なぜ高校受験に落ちた?受験に失敗しない為の勉強方法とは!? 

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陽介

会社の先輩が浮かない顔をしていたので理由を尋ねたところ、息子のA君が高校受験に失敗して落ち込んでいるとのことでした。

私が入社したての頃は休日に先輩の家に遊びに行き、まだ小学生だったA君ともよく一緒に遊んでいました。

今でも、たまに先輩の家に遊びに行くことがあるのですが、中学生になり、友達と遊ぶことが多くなったA君とは会う機会が減り、しばらく会っていませんでした。

しかし、私の記憶ではA君は小学生の頃、勉強ができていたイメージがあります。

部屋に招き入れられ、置いてあったテストの答案用紙を見たこともありますが、どれも100点に近い点数でした。

先輩も自慢の息子と言っていたのですが…

一体何があったのでしょうか?

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中学生になると成績が下がる?

 

小学生のときは成績が良かったのに、中学生になると成績が下がりだすということを聞いたことがあります。

実は、これには理由があるのをご存知でしょうか。

小学校のテストは比較的点数が取りやすくなっています。

言い方を変えれば、テスト勉強をしていなくてもある程度は点数が取れる作りとなっているのです。

ですが、中学校のテストは小学校ほど簡単には点数が取れなくなります。

原因としてはテスト範囲の広さや勉強の難しさもありますが、単純にテストの内容が難しいということです。

例えば、数学の場合のテスト構成は、簡単な計算問題にはじまり、文章題の少し難しい問題と別の計算式と合わせなければ答えが導き出せないような難しい応用問題が一つのテストの中に含まれます。

小学生の時、点数が良かった生徒はしっかり勉強していなくても簡単な問題や少し難しい問題程度なら解けるでしょう。

ですが、応用問題は意味を理解していないと解けないため、テスト勉強をしていないと、ここで点数を落としてしまいます

特にテスト勉強をしていなかった場合、小学校では100点を取っていた子どもも、中学の最初の定期試験で60~80点となります。

テストの結果だけで見ると、成績が下がったように感じるかもしれませんが、この時点では単純に勉強不足が原因という状態です。

しかし、子どもはそのことに気付かず成績が下がったことにショックを受ける場合があります。

「小学校ではできたのに、中学校ではできなくなった。」

心の中では、こんな風に思っているかもしれません。

ここで、しっかり勉強する方向へ変わることが出来れば良いのですが、気持ちの切り替えがうまくいかず、どんどん成績が下がっていく子どもも少なくありません。

陽介
A君はこのパターンだったのかな?
あわせてお読みください

中学に入り成績がさがる原因は勉強だけとは限りません。

親の接し方も、成績に影響を与えている可能性がありますよ。

小学生の頃は優秀だったのに!その後の伸びしろは親が影響する?

2019年2月26日
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受験に必要なのは内申点

陽介

帰宅途中、立ち寄った書店で偶然A君に出会いました。

A君は私の顔を見ると、ばつの悪そうな顔をして下を向いてしまいました。

私はA君に声を掛け、駅まで彼を送ることに…

その道中で、A君から中学校でどのように過ごしていたのかを聞くことが出来ました。

ほんの少しの間だったと思いますが、お互い口を開くことが出来ず、何とも重たい空気が流れていました。

私から話しかけることは容易ですが、A君の気持ちや整理しきれていない気持ちもあるのではないかと考えると、どうしても私から話を切り出すことはA君の為にはならないように思えました。

A君

中学校に入ってから、思うようにテストで点数がとれなくなったんだ。

意を決したように、ぽつりとこぼれたA君の言葉に私は大きく頷き、相槌だけを返しました。

A君

それでも、1年生の2学期までは上位に入ってたから…

特別、勉強を頑張ったりはしなかったし、塾とか家庭教師も勧められたけど大丈夫だから、って断り続けてたんだ。

陽介

大丈夫、って思ったのはどうして?

A君

テストの点数が下がったって言っても、平均点は超えてたから…。

でも、3学期になってからのテストで平均点にも届かなくなっちゃって。

陽介

塾や家庭教師を試してみたりはしなかったんだね。

A君

最初は色々と考えてみたんだけど、考えているうちに勉強に関することがどれも嫌になったんだ。

2年生になってからは、授業中も真剣には取り組んでなかったかな…。

遊ぶことが楽しくて、ひたすら遊んでたよ。

陽介

勉強のことについて、話し合ったりはしなかったのかい?

A君

もちろん、勉強しなさいってずっと言われてたよ。

塾や家庭教師も、それこそ何度も勧められた。

今思えば、僕のために言ってくれてたことなんだって分かるけど…。

あの時はまったく気にしてなかったんだ。

陽介

それじゃ、いつからまた勉強しようって思ったの?

A君

2年生の3学期くらいだったかなぁ…?

成績も下から数えた方が早くなっちゃって。

進路に関することを話し合ったりする時間が授業の中に入ってきたり、周りが受験のことを話してるのを聞くようになって、慌てて勉強を始めたんだ。

陽介

その時も、塾や家庭教師は試さなかったんだね?

A君

うん…高校のことも何も調べたりもしてなかったから、ただ入れるところがあれば良いかなって。

だから、ちょっと勉強して行ける高校があれば良いや、って思ってたんだ。

陽介

そっか…授業は理解できた?

A君

ある程度は分かったよ。

でも、習ってる内容の半分くらい理解出来れば良いほう。

テストは散々だった…。

陽介

それじゃ、どうやって志望校を決めたんだい?

A君

学校の実力テストの点数で、この点数ならB高校へは行けるかな?って。

成績もクラスの真ん中くらいまでは戻せてたから、これならって思ったんだけど…。

陽介

試験の手応えはどうだった?

A君

筆記試験は手応えがあったし、これなら大丈夫って思ってたよ。

でも…結果は不合格だった…。

程なくして駅に着き、改札までA君を見送りました。

話したことで、少なからず吐き出すことが出来た部分があったのか、最後はきちんと視線を合わせて挨拶をしてくれました。

陽介

筆記試験はうまくいったようだけど、どうして落ちたのかな?

実は、受験の選考に必要なのは筆記試験の点数のほかに内申点が大きく作用します。

一般入試の場合で、内申点が占める割合は3割~5割です。

内申点は、主要5教科が中間テストと期末テストの点数がメインとなり、副教科は平常点をメインとして計算されます。

受験を希望する学校や都道府県により異なりますが、高校受験に関わる内申点は1年生~3年生の合計値や、平均値で見られることが多いです。

つまり2年生のときに勉強せず遊んでばかりいたA君は、受験に合格するための内申点が不足していたということになります。

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内申点を取るための勉強方法

 

上記項目でお伝えしたように、高校受験には1年生~3年生の内申点が必要です。

内申点を上げる為には、テストで良い点数を取ることが大前提になります。

いくら授業態度が良く、課題提出などに問題がなかったとしても、それらの結果として定期テストの点数に反映されていなければ、内申点が大きく上がることはありません。

特に主要5科目に関しては、週に1,2時間しかない副教科と違い授業数も多く、平常点だけでは生徒一人ひとりの評価は然程変わらない可能性がありますよね。

だからこそ、5科目の評価は中間テストや期末テストといった

「どれだけ授業を理解していたか」

という部分をメインに据えています。

テストの点数によって、内申点が大きく左右される確率が高いのであれば、やはり良い点数を取ることが必要になります。

もちろん、テストで良い点数を取るには勉強するほかありません。

勉強する方法といえば、大体この3つではないでしょうか。

  • 学習教材
  • 家庭教師

この3つの勉強方法には、どのような違いがあるのでしょうか。

教材学習

家庭で出来る学習としては、定番と言えるのがこの教材学習です。

月ごとに教材が送られてくるタイプのものから、書店などで販売しているものまで種類も豊富です。

苦手科目のみを集中して克服する為に使用したり、授業内容の確認や復習などにも用いることが出来ます。

一般的な塾や家庭教師と違い、時間に縛られることもなく、自分のペースで進められることがメリットとも言えますが、裏を返せば自己管理が苦手な子どもには不向きな学習方法です。

時間配分などの自己管理が苦手な場合や、教材だけでは勉強の仕方がいまいち掴みきれない場合などは、誰かに教えてもらう形をとる方が効率が良く、メリットとも言えます。

しかし、塾によって15時以降からの時間帯を選択できる所もあれば、17時以降からでなければ中学生のコース自体が選択できない場合などがあり、授業時間も50分~90分前後と様々です。

部活などで帰りが遅くなってしまう場合は、塾の開始時間も選べるものが限られてくるので、早くても19時頃からのスタートになってしまいます。

開始時間が遅ければ、塾で勉強を終え、家に着くのが22時を過ぎてしまう事もあると思います。

これでは、子どもだって疲れてしまいます。

勉強の効率を上げる為には集中力が必要ですが、疲れて眠たくなってしまっては集中どころの話ではありません。

塾という選択肢を視野に入れるにしても、やはり時間に縛られるというデメリットは大きな問題点とも言えます。

家庭教師

家庭教師ですと、塾と違って移動時間が無いので無駄がありません。

そして、マンツーマンなので分からないところはその場で聞くことが出来ます。

個別指導塾などもありますが、移動時間などがない分を考えると家庭教師ならではのメリットとも言えますね。

しかし、毎回お茶菓子を用意したり、家の掃除に気を配らなければならなかったりと、親からすれば気苦労が絶えなくなってしまいます。

お茶菓子に関しては派遣先から事前に必要ない旨を伝えられることもありますが、家の掃除に関しては気を抜くことは出来ませんし、子どもが失礼な態度を取っていないかなど、不安も心配も付いてきてしまいます。

このように、それぞれの違いを比較してみると、どの方法にもメリットがあるのと同時にデメリットも存在することが分かります。

結局のところ、どのような勉強方法を選べば良いのでしょうか。

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オンライン家庭教師

 

勉強するにあたって、大事なのはやる気です。

しかし、勉強がわからなくなると、途端にやる気がなくなります。

そんなとき、近くに教えてくれる人がいればすぐに解決することができ、やる気が上がります。

また、出来たことを褒めてくれる人も重要になってきます。

家庭教師であれば、教えてくれる点と出来たことを褒めてくれる点をカバーすることができるのですが、上記項目でお伝えしたように親に負担が掛かります。

そこで、お勧めするのがインターネットを使ったオンライン家庭教師です。

オンライン家庭教師なら家には来ませんので、お茶菓子の用意も必要以上に家の掃除をする必要もありません。

オンライン家庭教師の料金

何か特別な感じがして料金が高いのではないか?と思われるかもしれませんが、指導料は普通の家庭教師とそれほど変わりません。

また、家庭教師の先生も移動しなくてすむので交通費が発生しないので、お住いの地域によっては安くなる場合があります。

何処でも利用できる

インターネットが使用できる環境と、パソコンやipadがあればどこでも利用できます。

夏休みに夏期講習に行くから家族で長期旅行に行けない…なんてこともありません。

旅先であっても、家庭教師の先生から指導を受けることが可能です。

効率的な時間割

一般的な家庭教師と違い、移動時間を考えなくて良いので、選択できる時間帯の枠が広がります。

また、授業時間は40分から50分前後と学校での授業時間に合わせたものが多いので、集中力を切らすことなく取り組みやすいものになっています。

親が不在でも勉強できる

一般的な家庭教師の場合、先生がくるときは親がいないと心配ですよね。

でも、オンライン家庭教師なら家には来ませんので親が不在でも、心配することなく指導が受けられますよ。

陽介

数週間ほど経過してから、先輩からA君がオンライン家庭教師を始めたことを聞きました。

担当してくれている先生との関係も良好のようで、勉強に対しての意欲が戻ってきたように感じると話してくれました。

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高校受験に落ちない為に必要なこと

陽介

過ぎてしまった事は変えられないけれど、A君はどうするべきだったのかな?

高校受験に必要な合格ラインの点数は、先輩たちの成績や周りからの情報で大体把握できます。

しかし、A君は必要な合格ラインの点数だけに目が行ってしまい、3年生の点数だけで高校を選んで落ちてしまいました。

A君のようにならないようにする為には、中学校に入り最初の定期試験の結果を親が見て判断する必要があります。

子どもは、最初のテスト結果を見て「まだ大丈夫」と思っているかもしれません。

しかし、子どもでは「まだ大丈夫」の中に含まれている「危険」を、少しテスト結果が下がった程度では気付けません。

テストの成績を3年間落とさない為には、コツコツ勉強するほかありません。

A君が勉強嫌いになってしまう前に、ただ塾や家庭教師を勧めるのではなく、今の状態を話し合った上で、一緒に考えることが必要だったのではないでしょうか。

まとめ

 

受験に落ちない為に
  • 中学に入ると成績が下がることがあるということを親子で認識しておく
  • 定期テストの結果は必ず親が確認する
  • 受験には内申点が大きく関係している
  • 受験に必要な内申点は1年生~3年生までの定期テストの結果に大きく左右される
  • 定期テストの結果を上げるには日頃から勉強するしかない
  • 勉強が苦手な子どもにはオンライン家庭教師がお勧め
オンライン家庭教師のメリット
  • お茶菓子が要らない
  • 必要以上に家の掃除をしなくていい
  • 交通費が掛からない
  • ネット環境とタブレットなどの端末があれば旅行先でも利用できる
  • 家に親がいなくても利用できる

中学校までは義務教育であることから、受験に挑むのは高校からというご家庭が多いのではないでしょうか。

日頃からコツコツ勉強して、受験に失敗しないよう親子で頑張りましょう。

中学生で一番気になる事が、「勉強」になります。

中学受験を経験する方もいらっしゃいますが、多くの方にとって高校受験が最初の大きな受験になります。

人生には2〜3回(人によっては4回以上の時もあります)の大きな試練があります。

その1つめの関門が「高校受験」です。

ここで最初の線引きが行われます。

この高校受験を最高の形で終わらせる事ができるように、早い段階から対策を行なっていくのがいいです。

その事について紹介しているのがこちらになります。

小学校6年生の時には点数すらかかれないほど成績の悪かった少年が、家庭教師をつける事によってその地区で最難関の高校に合格する話になります。

高校受験対策をしたいが夜道が不安、その時は家庭教師一択!

2018年9月17日
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