人生を大きく変えてしまうかもしれない「受験」という大きなターニングポイント。
受験生にとっては、将来の目標へ大きく一歩踏み出すための、とても重要なチャレンジですよね。
それだけ大きなことですから、たとえ表では平然としていても、心の中では緊張したり、不安を感じています。
私も受験のときを思い出すと
「できるかな?」とか
「落ちたらどうしよう」
とか、悩んでもしょうがないことだけれども、やはりずっと悩んでいました。
これは一般的な学力試験を受ける場合も、AO入試などその他の試験を受ける場合も、不安な気持ちは同じだと思います。
ですがそんな時、不安でしょうがない気持ちを救ってくれたのは、周りの大切な人たちからの励ましの言葉でした。
両親、家族、友人や学校の先生・・・時には小さなころから成長を見守ってくれている近所の方々など。
自分がいかに多くの人たちに温かい目で見守っていてもらったのかを実感できたのも、この受験前の時期だったように思います。
応援してくれる言葉というものには、不思議な力が込められており、それまでの不安な気持ちを取り除いてくれたり、大丈夫だという気持ちにさせてくれることもあります。
ここでは、そんな応援メッセージを紹介していきます。
私が嬉しかったエピソード
私も当時、受験をする際にはとても不安があったのを覚えています。
それまでしっかりと勉強はしていましたが、やはり本番のプレッシャーというものは計り知れないものです。
「大丈夫かな?」
「今年は去年より難しくなっていたらどうしよう」
など頭の中ではそんなことばかり考えていました。
しかし、そんな私を支えてくれたのは家族や友人、学校の先生の励ましの言葉でした。
受験勉強の最中、「これで受かるかなぁ」なんて小さな声で弱音を漏らすと、
父親「お前はいつもやってるから大丈夫だ」
と言ってくれたり
学校の先生「お前でだめなら、俺はもっとだめだわ」
なんて面白さも交えて励ましてくれたりと、当時の周りの人たちは私がリラックスして勉強に集中できるように、安心できる言葉をかけてくれました。
おかげで受験勉強を乗り越えることができたと言っても過言ではありません。
更に、なんといってもやはり家族の力は偉大です。
受験前に、家族から「自分は信頼されている」と言葉で実感できたことは、とても嬉しかったですね。
家族皆がたくさんの言葉をかけてくれましたが、その中でも、今でも仕事で辛い時などに自分を奮い立たせてくれる、父の一言があります。
受験前日、追い込みをかける私に父がかけてくれた一言です。
父親「お前はいつも言わなくてもやる子だった。
だから私達は何があってもお前を信じている。
お前が進んだ道に何も言うことはない。
たとえ合格しようが、不合格だろうがお前が一生懸命がんばったという努力だけは消えない。
それがお前の一生の宝物になるんだ。」
この言葉が一番嬉しかった事を今でも覚えています。
自分が将来の目標に、そしてその為の受験に真剣に向き合ったからこそ、家族も自分に真剣に向き合ってくれたこと。
そしてこれまでの自分の頑張りを認めてくれたこと。
そういった家族の真剣な姿があったからこそ、自分もどんなに不安でも諦めずにベストを尽くして頑張ろうと思えました。
受験前日の私にとっては、とても偉大で温かく包み込んでくれた言葉でした。
応援してくれる人がいるというのは、とても大きな力をくれるものです。
あなたもきっとここまで来るのに多くの努力をしてきたことと思います。
ここで記事を通して私の経験をお伝えできたこともなにかの縁だと思っています。
せっかくですので、私からもあなたへメッセージを送らせてください。
「あなたならきっと大丈夫です」
奮い立たせてくれる言葉たち
応援してもらえるというのはそれだけで嬉しいものですし、何にも勝る力にもなります。
ここでは、さらに自分を奮い立たせるための、偉大な先人たちの言葉も紹介していきたいと思います。
時代を変えるような大きな偉業を成し遂げた先人たちの言葉には、経験からくる重みがあります。
たった一言でも、人生をかけた挑戦をしようとしている人にとっては、大きな言葉です。
また、応援したい大切な方がいる場合にも、これらの言葉を参考にして力になってあげてください。
苦しみが避けられないのであれば、むしろそれを楽しめ。
(ハーバード大学)
苦しんでこそはじめて進める。
(ハーバード大学)
踏まれても叩かれても、
努力さえしつづけていれば、
必ずいつかは実を結ぶ。
(升田幸三)
勝ち負けなんか、
ちっぽけなこと。
大事なことは、
本気だったかどうかだ!
(松岡修造)
真剣だからこそ、
ぶつかる壁がある。
(松岡修造)
夢見ることができれば、それは実現できる。
(ウォルト・ディズニー)
追い求める勇気があれば、すべての夢はかなう。
(ウォルト・ディズニー)
やはり、時代を変えるほどの何かを成し遂げた偉人達の言葉には考えさせられるものがありますよね。
私は今でも、悩んだり立ち止まったりしたときには、哲学者の言葉や自己啓発本などで、自分の心を奮い立たせます。
「言霊」と言うように、言葉には不思議な力があります。
ネガティブな言葉ばかり言っていると、ネガティブな事を引き寄せますし、反対にポジティブな言葉はポジティブな事を引き寄せます。
受験で不安に思っている家族や友人がいたら、
「そうだよね、不安だよね。でもあなたなら大丈夫だよ」
と励ましてあげてください。
プレッシャーにならないために
せっかくの応援の言葉も、
「プレッシャーになったらどうしよう・・・」
と声掛けをためらってしまうこと、ありますよね。
プレッシャーに感じてしまうかどうかは、正直人それぞれですし、声掛けのタイミングや言葉自体でも変わります。
本人が勉強に集中している時や、追い込まれているような時は、声を掛ける言葉に少し注意が必要です。
「がんばってね!」
「大丈夫?」
といった言葉は、一見、応援しているようにみえても、声を掛けられる人にとっては逆に不安を煽ってしまうような効果もあります。
勇気づけるために応援の言葉をかける時は、食事中や休憩中など、できるだけリラックスした雰囲気の時に、
「こんなに頑張ってるんだから、あなたなら大丈夫だよ」
といったような、頑張ってきた事実を肯定するような言葉をかけてあげると良いですよ。
特に受験前日となると、応援する側もプレッシャーをかけないように、声掛けに一層気を遣いますよね。
ですが、私の場合はプレッシャーにはなりませんでしたし、むしろ嬉しかったです。
私も経験するまではプレッシャーになると思っていたのですが、自分がいざ励まされる側になると、とても嬉しく心強い気持ちになりました。
なので、過度な励ましはプレッシャーになるかもしれませんが、きちんと相手のことを想った励ましであればきっと喜んでくれるはずです。
もしこれを読んでいるのが受験生本人であるのならば、ぜひこれまで頑張ってきた自分に自信を持って、大きな挑戦を乗り切ってください。
身近な受験生を応援したいと思っている方であれば、相手のことを想った温かい言葉、そして本人の頑張りを認めるような言葉をかけてあげてください。
その気持ちはきっと相手に届くことでしょう。
最後に、受験という大きな挑戦を控えた方へのメッセージ
大事な受験の前に、不安になるのは皆同じです。
「自分は絶対大丈夫」と思える人の方がきっと少ないでしょう。
でも結果的には、その不安に打ち勝って成功できる人と、不安に押しつぶされてしまって不本意な結果で終わってしまう人と、分かれますよね。
では、その差とはなんでしょうか?
それは不安でも自分を信じることが出来るかどうかです。
自分を客観視して、やってきたことや周りからの信頼そして励ましの言葉。
すべてをトータル的に見て「大丈夫」「やれる」と心を落ち着かせる事が出来れば、普段の頑張りを発揮することが出来ます。
これは受験に限らず、もっと先の未来にある仕事や人生のターニングポイントでも同じことが言えます。
これまで偉業を成し遂げてきた偉人たちや、世間から注目される成功者たち、自分の夢を叶えてキラキラと輝く大人たち・・・
全員に共通しているたった一つのことがあります。
それが、『自分の頑張りを認め、自分の力を信じている』ことです。
大勝負の時こそ、『自分を信じて平常心でいられるかどうか』が非常に大切になってきます。
周りからかけてもらえた言葉の持つ力、そして今までの自分を信じて、自分なりのベストを発揮できたらいいですね。
まとめ
- 家族や友人から励ましてもらえた
- 家族が自分を信頼していると言ってくれた
- 偉人の言葉には力がある
- 言葉のもつ力をあなどってはいけない
心のこもった温かい応援の言葉は、受験生にとってとても大きな力の源になります。
なお、受験前日に「いい成果が出るように」という願掛けの意味を込めて、「カツ」や子どもの好きなものを出すことがあると思います。
しかし、子どもの好きなものが消化の良いものならかまいませんが、揚げ物や生ものだった場合、子どもが欲しがっても与えないでくださいね。
胃もたれで体調を壊したり、お腹を壊したりと、当日に悲惨な目に合う可能性もあります。
その事例を載せているのがこちらになります。
その他受験前日に行うべきこととしてはこちらの記事を参考にしてください。
受験生本人が平常心を持つことはもちろん大切ですが、周りの応援側もまた、平常心を保っていつもと違うことをしないように心がけましょう。
それが不安だったり期待だったり、人それぞれです。
そんな時に「どんな言葉をかけたらいいのだろうか・・」と悩む親もいると思います。
そこで、私の同級生が親にかけられた言葉を基に、私自身子どもが受験するようになったら「こんな言葉をかけたらいいのかな?」と思うことを紹介します。
実際かけるかどうかは、子どもの様子を見て判断してくださいね。