中学2年生も終わりに近づくと、家庭内でも友達の間でも、自然と
「高校、どこにする?」
という話題が出て来ますよね。
これまでの小中学校とは違い、学力や勉強する分野で高校は別れます。
特に大学進学を目指す場合には、高校選びはとても重要な選択です。
普通科の高校を選ぶ時に、主な基準となる偏差値。
「頑張ってギリギリ入れる偏差値の高い高校を志望しようか?それとも1ランク落とそうか?」
そんな悩みも良く聞きますよね。
本人の性格にもよりますが、私はより偏差値の高い高校に入ることをおすすめします。
なぜなら私自身、ギリギリ入れた偏差値の高い高校に入学し、レベルの高い環境に身を置いたことがとても良かったと感じているからです。
この記事では、偏差値の高い高校に入った場合の高校生活の様子やメリット、また、志望校の選び方で悩んだ際の考え方を、私自身の体験談も含めてお伝えします。
目次
高校のレベルによって教科書が違う!?
地域や学校にもよるので必ずとは言えませんが、多くの場合、高校の偏差値レベルによって使う教科書にも違いがあります。
実は同じ教科の教科書でも、レベル別に2~3種類の教科書を発行している出版社が多いのです。
例えば同じ国語の教科書でも、出題文や問題の難易度が高い教科書・問題を解きやすい優しい内容の教科書など、中身のレベルが違う教科書を数種類発行しています。
決まった定義はありませんが、一般的には偏差値60以上の高校が進学校と呼ばれます。
その中でも偏差値70以上となると、都道府県内トップレベルを争う高校になります。
卒業後は、ほとんどの学生が名だたる有名大学へ進学します。
そういった高校では、高校1年生の時期から大学合格を視野に入れた授業を行いますので、教科書もそれに応じたレベルの高いものを使うのです。
更に、進学校では教科書を進める速度が他の高校に比べて早かったり、宿題として教科書よりも更に難易度の高い応用問題が制作され、出されたりもします。
最初はついていくのが難しくても、教科書を良く読み込み、基礎問題や宿題の演習問題を繰り返し解けば、自然と学力も上がっていくものです。
たとえギリギリでも、より偏差値の高い高校への入学をすすめる理由はココにあります。
どんなに本人が努力しようとも、そもそも勉強で使う教科書のレベルが違えば、上のレベルの教科書で勉強する学生との差はなかなか縮まらないのです。
入学前から授業についていけるかどうかを心配して志望校のレベルを一つ下げてしまうと、授業で使う教科書やその他の教材のレベルまで下げてしまう可能性があるということです。
もしかすると努力次第でまだまだ伸びたかもしれない学力が、使う教科書・教材の差が原因で頭打ちになってしまうのは、もったいないですよね。
受験生本人に進みたい大学や高い将来の目標があるのなら、偏差値の高い高校への進学は目標達成への大きな、そして確実な一歩になります。
偏差値とはそもそもどういうもの?
【偏差値】
学力などの検査結果が、集団の平均値からどの程度へだたっているかを示す数値。
(引用:コトバンク デジタル大辞泉)
よく聞く言葉ですが、しっかり意味を理解している人は意外と少ない言葉ですよね。
簡単に言うと、『対象の人や学校などが、集団全体の中でどの位置にいるかを示したもの』です。
(画像引用:アタリマエ!『偏差値とは何か。図解でわかるその意味と使い方・求め方』)
上の図を見ていただければわかるように、平均点ちょうどが『偏差値50』になります。
偏差値が50よりも高い数字になればなるほど、集団全体の中で上のレベルに、逆に50よりも低くなればなるほど、集団全体の中で下のレベルにいるということです。
例えば、一般的に進学校と呼ばれる偏差値60以上の高校でも、60よりも65、65よりも70の方が、日本全国の高校の中でのレベルは高くなるのです。
ちなみに日本トップレベルとして全国的に有名な高校が何校かありますが、そういった高校の偏差値は2018年度の時点で言えば74~78です。
この数字が日本全国の高校の中でトップレベルの偏差値になります。
体験談:とある進学校での高校生活3年間
実は私も、地元ではそこそこ有名な、進学校と呼ばれる高校を卒業しています。
高校受験をした当時の私の学力では、ギリギリ合格できるかどうかという偏差値の高校でした。
中学3年時の担任の先生に
「本当にギリギリ。入れても、入学後に授業についていけなくて苦労するかもしれないよ。」
と忠告されたのを覚えています。
志望校を一つ低い偏差値の高校に変えようか、両親と相談しながら悩んだ時期もありました。
そんな時、母から言われた一言が私の決意を後押ししてくれたのです。
「入学した後のことは、またその時に考えればいいじゃない。あなたはこれまでもたくさん考えて頑張ってこれたんだから、きっと高校でも大丈夫だよ。
入る前から諦めてしまうのはもったいないと思うよ。」
確かに、まだやってもいないうちから、不安な気持ちに押されて諦めようとしている。
何のために高校へ進むのか?将来叶えたい夢に近づくためじゃないのか??
そう気づいて、私は合格できるかどうかギリギリの高校を志望校として選びました。
結果はなんとか合格。
晴れて志望校へ入学できたのですが、1年生の1学期にして早速、学力レベルの壁にぶち当たりました。
「授業中の先生の解説も、同級生たちの質問も、半分くらいしか理解できない…」
中学校までは学年でも成績上位にいた私でしたが、それだけに、高校に入っていきなり成績下位になってしまったことがとてもショックでした。
自分と周りとの学力差のことが気にかかって、なかなか同級生達とも馴染めず、孤独感の強い1学期を過ごしました。
しかし、
「このままではいけない!頑張って早く追いつきたい。」
私はそう強く思いました。
周りの同級生達が将来の大きな目標を持ち、授業の休み時間や放課後、その目標について語り合う姿を見て、自分を奮い立たせることが出来たんです。
高い志を持つもの同士、毎日お互いに自分の考えや感じたことを情報交換しあい、切磋琢磨していく姿は、私にとって、とても心が震える経験でした。
これまでは、将来の夢を友達と語り合うなんて、なんとなく恥ずかしくて茶化して終わってしまっていました。
でも本当は、もっと真剣に語れるような関係の友達がほしいなと、心の中で思っていたんですよね。
夢を語り合い切磋琢磨する高校の同級生たちの姿は、まさに私が求めていたものそのものでした。
「私はどうしてこの高校に入ろうと思ったんだっけ。叶えたい目標があって、一緒に目標達成を目指せる友達もほしくて、それはこのレベルの高校じゃないとできない!と思ったからここに決めたんじゃなかったかな?」
みんなが高い目標に向かって切磋琢磨する学生の姿は、偏差値が高い高校ならではです。
一つ下のレベルの高校に入っていたら、私は絶対にこの環境に身を置くことはできなかったはずです。
それなら、学力にコンプレックスを抱いて縮こまってしまっている今の自分の状況は、絶対になんとかしなければと思いました。
「どうすれば皆に追いつけるだろう?自分の勉強方法のどこを改善すればいいんだろう?」
そういった心の内を担任の先生に相談すると、とても親身になって、日ごろの勉強方法や帰宅後の様子などの話を熱心に聞いてくれました。
そこで先生にアドバイスされたことは、とてもシンプルなことを2つだけ。
まずは、教科書を使った予習復習の徹底。
予習は、次の授業でやる教科書の範囲を1度だけでなく2~3回繰り返し解いて、“自分が今、何は理解できて、何がどうわからないのか”を明確にして授業に臨むこと。
復習は、授業で習ったことや解いた問題をもう一度解きなおし、“本当に理解できたか、そうでないなら理解できるまで個別に先生へ質問する”ことでした。
教科書以外の参考書や演習ドリルを解く前に、とにかく基本である教科書を完全に理解することがとても大切だということを教わりました。
また、焦るあまり四六時中勉強漬けになるのではなく、生活のメリハリをつけなさいというアドバイスもいただきました。
これは正直、当時の私には目から鱗のような指摘でしたが、今ならとてもよくわかります。
実際にメリハリをつけるようにしてから分かったのですが、勉強漬けというのは、だんだんと集中が切れていって、途中からはほとんど頭に入っていかないんですね。
テスト前の徹夜勉強なんて、本当に意味がありません。
時間をかけている割に全然身につかないという、とても非効率なやり方なのです。
そのことについて詳しく紹介している記事はこちらになります。
それよりも、部活や遊びを楽しむ時は楽しむ、勉強の時間は勉強に集中する、というようにメリハリをつけた方が強い集中力が働くので、短い時間でもきちんと勉強内容を身につけることができます。
教科書の予習復習の徹底と、生活のメリハリ、この2つを意識するようになってからというもの、これまでとは見違えるように私の成績は上がっていったのでした。
学年最下位に近かったところから少しずつ順位が上がり、1年生の3学期には真ん中よりも上の順位に上がることができました。
もちろん友達も増え、勉強以外にも運動会や文化祭など、とても充実した高校生活を送ることができました。
しかし3年生に進級し、いよいよ大学受験に向けて補習授業や模試が多くなってきた頃、私の成績は段々と下がっていってしまったのです。
「今回のテスト結果、前回よりも順位がすごく下がってる…前回も良くなかったのに。」
勉強にかける時間ややり方は今までと変わっていません。
私は、これまで順調だった成績がなぜ下がってしまったのか、原因がわからず悶々とした毎日を過ごしていました。
そんな私を見かねて、担任の先生が声をかけてくれたのです。
その先生は何度も3年生のクラスを受け持った経験のある、ベテランの女性の先生でした。
「最近、成績が伸びないことに落ち込んでるよね。高校3年生って、皆が大学受験に向けて更に勉強を頑張る時期だから、今まで通りの勉強方法では順位が落ちていくって実は当たり前なのよ。」
その言葉に私は本当にびっくりしました。
しかし同時に、順調だった状況に安心しきって、いつの間にか努力をしなくなっていた自分にも気づかされたのです。
私は、1年生の時にうまくいった勉強方法を過信しすぎて、更に上を目指した試行錯誤をしていませんでした。
しかしその間も、周りの学生たちはコツコツと、学力を上げる努力をしていたのです。
それに気づいた私は、先生に相談したり、成績を上げた友達に勉強方法を聞いたりしながら、それまでのやり方を変えていきました。
そうしてみると、教科書の予習復習の方法から、参考書の使い方、応用問題集の活用方法まで、皆それぞれにたくさんの工夫をしながら勉強していたことがわかったのです。
「皆、こんなにたくさんの努力をしていたんだ。一方私は…これではどんどん順位が下がって当然だわ。」
これまでの自分を反省し、とにかく挽回できるように勉強に励みました。
すると徐々に成績が上がっていき、なんと今までとったことのなかった上の順位にまで上がることができたのです。
先生や友達から教わった勉強方法を参考にして、自分なりに考えて勉強方法を工夫したことが功を奏しました。
結果的に、これまでは到底無理だと諦めていた憧れの大学にも見事合格することができました。
振り返ると、高校受験の時に勇気を出して偏差値の高い高校を目指して良かったと心から思います。
また成績について悩んでいた時、とても親身になってアドバイスをくださった先生方と友達に、今でも心から感謝しています。
実は、この高校で過ごした3年間で身につけた常に努力する姿勢や向上心、そして勉強方法は、社会に出た今でもとても役に立っているのです。
会社で大きな仕事を任されても、高校の頃の頑張った経験や成功体験が自信になり、臆することなく任された仕事にチャレンジすることができます。
また、高校の頃の友達とは今でも仲が良く、それぞれが社会で頑張る姿は、私の心をいつも奮い立たせてくれています。
高校受験の時、もしも一つ下のレベルの高校を選んでいたら、今の私は絶対になかったと確信しています。
偏差値の高い高校のメリット
このように、私は自分自身の実体験もふまえて、入れる限り偏差値の高い高校への進学をおすすめします。
主な理由は以下の5つです。
- 志の高い同級生達と切磋琢磨しながらレベルアップすることができる
- 教科書自体のレベルが高い為、予習復習だけでも十分、学力を鍛えることができる
- 熱心で質の高い指導をする先生が多い
- 問題にぶつかった際、自ら考え行動する『考察力』『問題解決能力』が身につく
- 有名大学に指定校推薦で入れる場合があり、推薦先の大学数も多い
1~4については、先ほどの体験談を読んでいただければ良くわかると思います。
やはり、多感で影響も受けやすい高校時代、どのような環境に身を置くかはかなり重要です。
周りに遊びを優先して勉強を怠るような友達が多いと、どうしても本人も影響されてしまいます。
逆に高い目標に向かって頑張る友達が多いと、その姿に刺激を受けて、良き友でありライバルとして意識するようになるのです。
実際に、一つレベルを下げて高校受験をした友人がいるのですが、
「周りと話が合わなくてつまらない。授業も分かり切ったことを説明するからやりがいが無い。」
と会うたびに話していました。
また、偏差値の高い高校で教鞭をとる先生は、何人も優秀な学生を育てた経験豊富な先生が多いです。
それだけ、子ども一人一人の能力を最大限伸ばすノウハウをたくさん持っています。
進学校では成績の悪い学生は置いて行かれるような印象を持っている方も少なくないですよね。
実際にそういった対応をする先生もいるとは思います。
しかし大体の先生方は、今は成績が悪くても、なんとか頑張ろう、追いつこうという姿勢を見せる学生のことは温かく見守ってくれますよ。
何人もの優秀な学生たちを育ててきた先生のノウハウを享受できるということも、偏差値の高い高校の大きなメリットです。
5については地域や高校にもよるので一概には言えませんが、ある程度学生自身に判断をゆだねたり、高い学力が身につくことで大学に入りやすいという事実はあります。
偏差値の高い高校の学生は、やはり勉強以外でも物事の良し悪しを正確に判断する力を持っています。
また「自分が今何をすべきか、どうあるべきか」常に考える癖がついているので、非行に走ったりマナー違反をするようなこともあまりありません。
推薦入試で大学を受験する場合、学力以外にそういった点も高く評価されるため、偏差値の高い高校の方が大学に入りやすいというメリットがあります。
偏差値の高い高校のデメリット
一方で、偏差値の高い高校には以下のようなデメリットもあげられます。
- 部活動や5教科以外の科目を頑張りたい学生にとっては不満が溜まりやすい
- 競争やプレッシャーに弱い性格の場合は、一度折れてしまうと立ち直れない可能性がある
- 高校卒業後、大学進学以外の進路を希望する学生は肩身の狭い思いをする
稀に甲子園に出る進学校などもあるので、全てがそうだとは言えませんが、偏差値の高い高校では体育や美術・音楽、また部活動は二の次になってしまう傾向にあります。
やはり大学入試に直接関係する5教科(国語・数学・英語・理科・社会)の勉強を重点的に行う為、授業のコマ数なども5教科に多めに割り当てられることが主な理由です。
ただ、近年では部活動を通して養われる人間性やリーダーシップ、また体育や美術音楽の授業で身につく体力・感性の大切さも注目されています。
偏差値の高い高校でも、『真の人材育成とは何か?』を見直し、部活動や5教科以外の授業にも積極的に取り組む高校も増えてきていますよ。
2~3に関しては、学生本人の性格や目標によって、一つレベルを下げたり、目標に合った専門科のある高校を選んだ方が良い場合もあります。
ギリギリ入学できる偏差値の高い高校に行くと、必ずと言っていいほど、同級生と自分との学力差を目の当たりにします。
勉強や競争のプレッシャーに負けて諦める癖がついてしまうと、自信喪失にも繋がります。
プレッシャーに弱かったり、物事をネガティブに受け取る性格の場合は、高校のレベルを一つ下げて、自分が勉強に余裕を持てる環境の方が向いているかもしれません。
また、例えば将来、プロの調理士や美容関係、芸術関係の道に進みたいなど、専門性の高い職業を目指している場合は、高校を選ぶ基準を偏差値ではなく、目指すことを専門的に学べる学科のある高校を選んだ方が良いです。
専門性の高い職業は経験が物を言う世界でもあるので、できるだけ早いうちから専門的な勉強と経験値を積んでいくことが、将来の目標達成に繋がります。
偏差値で高校選びに迷ったら?
高校に限らず、進路選択は人生を左右する大きな選択です。
何度も迷うことがあるでしょうし、それが当たり前だと思います。
そんな時、もしも将来目指したい目標や高い志があるのなら、ぜひ偏差値の高い高校に入り、レベルの高い環境に身を置いてほしいと思います。
それが、将来の目標に近づくための大きな一歩になるからです。
ただ、一つレベルを下げた高校に入っても十分達成感の得られる目標があったり、プレッシャーに極端に弱い性格の場合は、無理せず常に余裕を持てる環境に身を置くことも大切です。
要は高校へ進学する学生本人の性格や特徴に合わせて、高校を選ぶことが重要なのですね。
この時に最もしてはならないのは、両親や先生など、周りの大人が勝手に
「ここにしなさい。」
と進学先を決めてしまうことです。
学生本人の意思を尊重せずに入った高校では、成績の優劣に関わらず、何もかもが他人事のような感覚を持ったまま3年間が過ぎ去ってしまいます。
それでは伸びるはずの能力も伸びないまま、せっかくの高校3年間が消化不良で終わってしまい、最悪の場合はその後の人生にも大きな悪影響を及ぼします。
周りの大人が熱心になるのは良いことですが、必ず最終判断は学生本人にゆだね、その決断を尊重してあげてくださいね。
高校受験を控える受験生・ご家族へのメッセージ
人生の大きな岐路に立つ今、たくさんの不安を感じていると思います。
受験への不安、入学後の新しい生活への不安や焦り、これまでの友達と離れ離れになってしまう寂しさもありますよね。
でも、まだ起こってもいないことをどれだけ心配しても、きりが無いのです。
不安は考えれば考えるほど、いくらでも襲ってきます。
現実になるかどうかわからない不安に捕らわれて、自分の100%の力を発揮できなくなるのは、とてももったいないですよ。
「まあ、なんとかなるさ!」
無理やりでも良いです。そう呟いてみてください。
そしてこれまでの自分自身、またはお子さん自身の頑張りを認めてあげてください。
「こんなに頑張ってこれたんだから、これからも大丈夫。」
そう言い聞かせて、あとはひたすら前を向きましょう。
人生を左右するような大きな岐路に立った時、良い結果を出せるかどうかは、
『自分を信じ切れるかどうか』
にかかってきます。
不安な気持ちは足を引っ張るだけです。
これまで頑張ってきた自分を信じて、
「まあ大丈夫。なんとかなるさ!」
その精神で、前に向かって突き進んでいきましょう。
自分を信じて前向きに頑張る人は、きっと運も味方になってくれますよ。
まとめ
- 高校の偏差値のレベルによって、教科書も内容が違うものが使われる
- 偏差値とは、集団の中で自分がどの位置にいるかを示した数字
- 偏差値50が集団の平均ど真ん中の数値
- 偏差値が高ければ高いほど、その集団の中で上位にいる
- 偏差値の高い高校のメリットは、教育の質やレベルの高さ、大学への入りやすさ
- プレッシャーに弱かったり、専門職を目指す場合は、偏差値の高い高校が良いとは限らない
- 進路選択の最終判断は必ず学生本人にゆだね、その決断を尊重することが大切
高校生活3年間は、その後の人生を左右する大切な期間です。
どのような環境に身を置くかによって、考え方や伸びる能力は大きく違ってきます。
掲げる目標や性格に合わせて、真剣に高校受験に向き合ってくださいね。
自分を信じて真剣に向き合うことができれば、結果はどうであれ、きっと充実した3年間を送ることができるでしょう。
自分が持つ力を出し切れるよう、前向きに全力で頑張ってください!
中学生で一番気になる事が、「勉強」になります。
中学受験を経験する方もいらっしゃいますが、多くの方にとって高校受験が最初の大きな受験になります。
人生には2〜3回(人によっては4回以上の時もあります)の大きな試練があります。
その1つめの関門が「高校受験」です。
ここで最初の線引きが行われます。
この高校受験を最高の形で終わらせる事ができるように、早い段階から対策を行なっていくのがいいです。
その事について紹介しているのがこちらになります。
小学校6年生の時には点数すらかかれないほど成績の悪かった少年が、家庭教師をつける事によってその地区で最難関の高校に合格する話になります。
私の周りもこの頃から意識し始める人が多かったです。
これは私の友人の話になりますが、その子は難しいと言われながら頑張って偏差値の高い高校に入りました。
しかし、学力の差に付いて行けず成績が下がる一方でした。
しかし、自分で工夫して学力を戻すことができた数少ない成功例になりますので紹介しますね。
この子もかなり努力してました。