不登校でも卒業式は出ないといけない?卒業証書はどうなる?

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陽介
子どもが不登校になって卒業式が近づいてきているけど、「卒業式出ないとダメなのかな?」と親子で悩んでいる方もいると思います。

私の友人の話を参考に紹介しますので、悩まれている方はぜひ読んでください。

ちなみに、友人は出席しませんでしたが後日家でもらえたみたいです。

長い間学校に行かない生活が続くと、今更卒業式に行く気になるのも難しいものかもしれません

そもそも学校に対して良い思い出もないのに何故行く必要があるんだと思ってしまいそうです。

私の友人は中学2年から不登校生活に入り、3年の時も1度も登校せず卒業を迎えました。

では不登校の場合、

「卒業式には出ないといけないのか」

「卒業証書はもらえるのか」

と一度は疑問に思ったことはないでしょうか。

今回は、そのような疑問を解決すべく、不登校でも卒業式に出ないといけないのか、卒業式に行かない場合、卒業証書はもらえるのかなどについてお話しさせて頂きます。

卒業式に関して不安に思っている方、ぜひ参考にして頂ければと思います。

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卒業式は行かなくても大丈夫

 

友人は親とともに不登校の会等にもよく足を運んでいました。

そこで不登校経験者の方から聞いた話によれば、中学で不登校になった為卒業証書がもらえなかった。

という事があったそうです。

昔の話ですが、現在はどのような決まりになっているのでしょうか。

結論から言うと卒業式に行かなくても、卒業できるし卒業証書はもらえます。

ということは、卒業式は行っても行かなくてもいいということになります。

友人の場合は、自宅に担任の先生と教頭先生(らしき人)と校長先生が来てくれて玄関での卒業式をしてくれました。

その後、今どうやって過ごしてるのか勉強はしているのかとか少し色々聞かれた程度で特にお説教等はありませんでした(笑)。

何故卒業できるのか?

 

ところが学校や先生によっては、「出席日数が足りなければ卒業できません。」

と言う人も居るようです。

実は法律上で小・中学校の場合は出席日数は進級及び卒業の要件として定められてはいません。

しかしながら、その学校の校長の裁量により認められるか否かがかかっているそうです。

学校側から卒業を認めないと言われた場合は、こちらが法律を知らないと思っている可能性があります。

もし不登校を理由に学校側が卒業を認めないと言った場合は、法律の事について知っておく事。

フリースクールや不登校の会等に赴き、相談する事をお勧めします。

何かしらのアドバイスがもらえると思います。

卒業式への出席を迷ったら

 

親子共に、

「卒業式には出ない!」

とはっきり決まっているのなら上記の情報があれば事の対処は可能かと思います。

しかしながら、人生の一つの区切りである事から様々な葛藤を感じる場合もあるのではないでしょうか。

子どもの場合、

「本当は行きたくない。でも今まで休んでいたんだから卒業式くらいは出なければ…」

「卒業式にすら出れない自分が本当に嫌になる…」

「親に対し申し訳ない…」

親の場合、

「卒業式くらいは、けじめとして出れないのだろうか…」

「本当は出てほしいけど、本人が行きたくないのだから…」

「このまま人と関わる事無く過ごしていていいのか…」

等、それぞれの思いに悩む事もあるのかもしれません。

ここからは私の個人的な考えになります。

もし卒業の事で子どもと親との思いが違ったり、迷いがあるのだったらお互いに腹を割って話し合うのが大事なのではないでしょうか。

中学生ともなると、親も子どもにはしっかりしてほしいという思いが出てしまうかもしれません。

でも、まだまだ心身ともに未発達の子どもであり、心のケアを必要とする年です。

不登校になったきっかけも様々な要因があります。

友達関係、劣等感、担任教師、環境、苛め…色々な事を経験しました。

不登校を経験して伝えたいこと

私は皆さんに伝えたいことがあります。

これまでの経験は決して無駄ではありません。

辛かった事、みじめな気持ちになってしまった事、自分を責め続け眠れなくなってしまった事。

全てが今後の人生の糧となる立派な経験です。

痛みが分かる人は他人の痛みも理解できるようになります。

他人の苦しみに寄り添う事もできます。

学校に行ったから正しい、行かなかったから正しくないではありません。

反対に学校に行かなかったら正しい、行ったら正しくないでもありません。

どちらも正しいのです。

だから卒業式に出るか出ないかで自分の価値、或いはお子様の価値を決めてしまう事だけはやめて下さい。

逃げたっていいんです。

甘えたっていいんです。

生きてさえいれば何とかなるのが人生です。

そして、卒業式に出るか出ないのか決めるのは子ども自身です。

出たい思いがあるのなら、堂々と出れば良いのです。

「出たい思いはあるけど、人とは逢いたくない。」

そう思うのなら校長室でやってもらえる場合もあります。

全く出たくない場合は、自分のように自宅に来てもらえる場合もあります。

それでも辛い場合は、後日親が学校に卒業証書を受け取りに行くことも可能です。

だから、きちんと親子で向き合い話し合ってください。

そして、親は卒業式に出るか出ないかで夫婦喧嘩だけはしないよう気を付けてください。

子どもにとって一番辛いのは自分のせいで親が苦しんでいる姿を見る事です。

親にとっても子どもが苦しんでいるのは辛いし、自分自身も辛くなってしまいます。

親子共に苦しんで家庭の中が暗くなってしまうくらいなら、堂々と卒業式等逃げてください!

まとめ

  • 卒業式に行かなくても卒業できるし卒業証書はもらえる
  • 法律上で出席日数は卒業の要件として定められていない
  • 校長の裁量で卒業を認めるか否かの場合もありえる
  • 学校が卒業を認めないと言ってきたら法律について触れる。フリースクールや不登校の会に相談する
  • 卒業式出席に対して葛藤があるのなら、親子でとことん話し合う

という事で、卒業式は行っても行かなくても良いということがお分かり頂けたでしょうか。

もしこれを読んだり、親子で話し合ったりしても悩みが解消されないようでしたら不登校の親の会に足を運んだりフリースクール等の支援機関に相談してみてはいかがでしょうか。

実際、友人や友人の母親はこれらの場に行き色々な人からのアドバイスを受け、気が楽になりました。

よろしければ参考にして頂けたらと思います。

中学生はとにかく多感な時期になりますよね。

中には「友達から仲間外しにされている。」と考え込むこともあるかもしれません。

さらに反抗期とも重なりますので、周りの大人や学校の先生と対立することもあります。

対立のあまり

「もう学校には行かない!」

とそれ以降学校行かなくなる人も中にはいるかもしれません。

しかし、学校行かなくて不登校になっても勉強さえできてたら今の時代高校には行けますよ。

昔と比べまして不登校の生徒に対する配慮はかなり進んでおりますので、定期テストの時に登校して成績が良ければ高校へは行けます。

この記事では初めは些細なことで担任との対立が始まり、反抗期の抵抗として不登校になった女子生徒が、家庭教師によって学力を復活させて高校合格した話になります。

不登校になっても成績さえ良ければ高校には行けます。

この記事を読んでいただき、沙耶みたいに立ち直ってくださいね。

学校生活に馴染めず不登校、その後立ち直ったきっかけとは??

2018年11月25日
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