2歳は、イヤイヤ期や魔の2歳児という言葉があるくらい、難しい時期ですね。
これまで喜んでいた遊びに誘っても、あまり乗ってこない。
さっきまで楽しそうにしていたのに、急に怒り出す。
なぜだかわかりますか?
2歳の男の子と遊ぶには、ちょっとコツがいるのです。
まだまだ赤ちゃん?
歩き方もしっかりして、おしゃべりも少しずつ上手になってきた。
ちょっと楽になるかな?と思ったら。
やってきました!!イヤイヤ期。
これまでなら、ちょっと抱っこしてお外を見せたら気分を変えることができたはずなのに、どうもうまくいかない。
お気に入りのおもちゃを出して、「遊ぼう!」と声をかけると駆け寄ってきたのに、泣きながら地団駄を踏んでいる。
一体どうして?
イヤイヤ期とは、自分でやりたい!できるようになりたい!という自己主張の目覚めであり、自立の始まりです。
なお、イヤイヤ期のお子様について詳しく紹介している記事がありますのでこちらに紹介します。
ひょっとしたら、子どももこう言うことを考えているのかもしれません。
親は、生れたときから毎日見ているので、小さな成長に気付きにくくなっています。
しかし、2歳というのは、お母さんだけが世界のすべてだった赤ちゃんから、大きく成長する時期でもあるのです。
本気で遊ぼう!
うちの次男はイヤイヤ期がとても激しく、一度「いや!」といい始めると一時間でも二時間でも泣き続ける子どもでした。
「何でこんなに泣くのだろう」
「わがままいってるだけなのかな」と
気性の激しい息子に、ほとほと参っていたある日、長男と遊んでいる次男を見て、気付いたことがありました。
相変わらず「ダメ!」「いやー!」のオンパレードかと思いきや、時々聞こえてくる会話。あれ?
「ワガママばかりではなく、ちゃんと我慢している」
気になった私は、二人の様子を盗み見することにしました。
どうやら、滑り台を使ってトミカを走らせているようす。
長男「順番だよ!」
次男「ちがう!次はお兄ちゃんだよ!」
長男「そこから走らせたら落ちるでしょ!」
次男「ちーがーう!いやっ!ここから走るの!」
長男「ほんとだ!すごい!あんなとこまで走ったよ!」
お兄ちゃんは、次男と対等でした。
ルールから外れたら本気で怒るし、うまくできれば本気で喜ぶ。
本気で楽しむ。
自我が芽生えた次男には、赤ちゃん扱いされるより、少し難しくても、対等の扱いが嬉しかったのでしょう。
その二人のやり取りを見て、2歳の男の子との遊びには、本気と少しのリアルが必要だと考えました。
どんな遊びをする?
長男からヒントをもらった私は、いくつか遊びを考えました。
その中から、特におすすめの3つを紹介します。
ママの駄菓子屋さんへようこそ!
次男が好きなキャラクターのシールや、アンパンマンジュース、ラムネやおせんべい、小さな飴などを種類ごとにかごに入れ、『ママの駄菓子屋さん』をオープン。
お金の代わりは、ビー玉です。
チャックのついたお財布に、ビー玉をいくつか入れて渡しておきます。
「いらっしゃい!ビー玉ひとつでお菓子ひとつだよ!」
お財布から器用にビー玉を取り出し、商品と交換します。
ここで、数を間違えても焦らず店員に徹してください。
例えばビー玉ひとつで、お菓子を2つ持っていたら
「お客さん、もうひとつビー玉下さい」
逆のパターンなら
「お客さん、後もう1つお菓子選べますよ!」
と言う風に。NGワードは「違う」です。
否定をすると「イヤイヤ」のスイッチが、ONになる可能性も。
上手くお菓子とビー玉を交換できたら
「ありがとうございました~!」
とにっこり袋にお菓子を入れてエンド。です。
これは、駄菓子屋さんをする私もとても楽しかったですが、ごっこ遊びが大好きな2歳の男の子にはたまらなかったようです。
ただし、買ったお菓子はすぐ食べたいのが子どもです。
「ごっこだから食べちゃ駄目」
何て声をかけた日には、スイッチONでギャン泣きは嫌ですよね。
ビー玉の数とおかしの種類で、お買い上げ後全て食べてもいように、調整してくださいね。
数の概念(ビー玉ひとつとお菓子ひとつが同じ数であるということの認識)の勉強にもなるし、一石二鳥でした。
サラダは任せた!
遊びの延長で、食事の準備も子どもにとって、楽しい時間に変身してしまいます。
まず、小さくちぎったレタスや、きゅうり、ミニトマト、ゆでたまごなどを種類ごとにお皿にいれておきます。
サラダ用のお皿を渡して、盛り付けをしてもらいましょう。
最初はレタス2枚、トマト10個のサラダが出来たりしましたが、何度かやっているうちにとても上手になります。
出来上がったら「わぁ!美味しそう。」と誉めることも忘れずに。
次男はレタスが苦手だったのですが、自分で盛り付けを繰り返しているうちに、食べられるようになりました。
お手伝いにもなるし、好き嫌いもなくなって、これも一石二鳥ですね!
本気でママと競争だ!
次男は2歳少し前からストライダー(ペダルなし自転車)に乗っています。
今ではストライダーが自分の足であるかのように乗りこなしています。
小走りで追いかけるのも、どこに行くかわからないし、しんどい…。
そこで、ゴールを決めて本気で競争することにしました!
五回目くらいまでは、私も余裕で勝てるのですが、敢えて、私が負けたり勝ったりと、演出します。
しかしそれ以上になると、体力との戦いになり、本当にきついです。
でも、最後には私の方が負けたくない!と本気で走っています。
子どもも、親が本気で相手をしてると解ると、つられて本気を出してきます。
「一人前」に扱ってもらえてる。
子どもの大きな自信にも繋がります。
親としても日頃の運動不足解消にもなるし、こどもは喜ぶし、これも一石二鳥ですよ。
まとめ
- 2才ってまだまだ赤ちゃん?
- 自立の為の成長期です
- 一人で!を上手く使ってこんな遊びをしてみよう
- 子どもと思わず本気で付き合って
- 遊びが子どもの知育も伸ばす
イヤイヤ期、魔の2歳児といわれるこの時期は、大変なことだけでなく、様々なことを吸収する時期です。
好きなことや楽しいことには、長い時間集中できるようになります。
興味のあることは、すぐに覚えます。
手先が器用になり、できることも増えます。
そんな多感なおもしろい時期を、子どもと『本気』で向き合い、楽しんでみませんか?
たぶん、思った以上の反応が見られますよ。
この記事ではおもちゃを使わない遊びについて紹介しておりますが、この頃の子どもはおもちゃを使って遊ぶことが多いと思います。
おすすめのおもちゃについて紹介している記事がこちらになります。
さらに、知的好奇心が旺盛な子どもに対して、その知的好奇心を効率的に伸ばす方法も紹介しております。
その記事はこちらになります。