小学生高学年の勉強でつまづかないために!すぐにできる工夫とは

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陽介
小学校高学年になってきますと塾や家庭教師をつけるお子様が増えますよね。この頃になりますと勉強、特に中学受験を受ける考えがある方は強く意識し出します。職場の先輩にお子様を中学受験させようと考えていて自宅学習で行くか塾や家庭教師をつけるか迷ってた先輩がいましたので紹介致します

子どもの勉強方法は様々で、「一体なにが正解なのかわからない」と思ったことはありませんか?

小学校高学年になってくると、この先の進路などの悩みもより大きくなり、「どれだけ勉強をさせても足りない!」と頭を悩ますお父さん、お母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

「子どもの勉強に対する考え方はこのままでいいのだろうか」

「あまり深くは考えてこなかったけど、このままじゃダメな気がする…」

そう考える方も多いと思います。そこで、子どもが勉強でつまづかないため、小学生のうちに集中力判断力を伸ばすために効果的な方法を紹介します。

この時期の子どもが、どのように勉強に向き合っていけば良いのか。また、親である私たちがどう協力していけば良いのか。

親と子ども、どちらも簡単に始められる方法を集めました。メリット・デメリットも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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子どもが勉強に興味がない、どうしたらいい?

 

親が子どもに勉強をさせたくても、勉強に興味がない、嫌いということが多いです。
特に、小学校5、6年生の子どもは勉強を難しいと感じる時期。

その他にも、同級生と比較することで劣等感を感じるなど、心の成長と一緒に悩みが増えていきます。
子どもの成長においての関わり方について、段階的に触れていきましょう。

勉強嫌いな子どもが口にすることで多いのは

・勉強する意味がない、必要性を感じない
・勉強しろと言われ過ぎて嫌になった
・勉強してもほめられない(やって普通と親に思われている)

例えば子どもが、私達親に「なぜ勉強しないといけないのか」と質問をしてきたら、とっさに答えづらいですよね。
たとえ、親が子どもに“勉強する意味”を正論で返したとしても、勉強嫌いな子どもが納得する確率はとても低いです。

この時子どもの言葉だけでなく、心の中も想像してみてください。
親が、子どもの言葉の奥に目を向けて、「あれ、この子何かに、つまづいているんじゃないかな」と想像してみてほしいです。

「今、この子は成長に合わせて、複雑に物事を考えられるようになってきているようだし、勉強、人間関係、・・・なにか自分では言葉にならない問題が起こっているのかも」と考えてみると見え方が変わってきます。

子どもの“つまづき”に早めに気づけることで、大きな悩みになる前に解決できる場合もあります。気づく事は重要です。

ただし、気を付けてほしい事もあります。

親が、子どもの“つまづき”を解消してあげたくても、「何に悩んでるの?」と、質問しすぎないでください。親には話しにくいこともあると思います。

好きな子ができたり、勉強で友達の方がいい点をとって悔しかったり、朝からチャックを閉め忘れてたことに気づいて、異性の友達に見られたかもしれなない事に落ち込んだり(笑)。

困っても言いたくない事は、あると思います。

子どもが話したくないようであれば、「話さなくて大丈夫、つまづいた時は助けられるように見守っているよ、あなたのことを信頼しているよ」という姿勢でいることが素敵な親の関わり方ではないでしょうか。

勉強で何がわからないかが「わからない」

 

勉強嫌いの子に多いのが、勉強でわからない事が“わからない”です。
授業についていけず、わからないことが説明できないくらい、困っている状態かもしれません。

もしわからないことが解決し、勉強がわかった時、子どもがどんな顔をするかイメージしてみてください。

子どもが勉強に向かう様子、楽しそうにしている姿が見られたら、親もうれしくないですか?私だったら笑顔になってしまいます。

そのために、子どもが勉強でわからないところを探す作業が必要です。

正直、原因が見つかるまでは、ゴールが見えず、苦痛かも知れません。
でも、解決すれば、日ごろ、勉強が進まずノートとにらめっこしていた時間が短くなります。

その分、今より長い時間の勉強も苦じゃなくなるかもしれませんね。

では、いかにして原因を探るか、その方法を説明します。

いまつまづいている問題ではなく、「教科書の中で、答えがわかるところまでさかのぼって確認」することです。

算数の問題を例に挙げます。

①つまづいた問題を発見
子)「あ~、宿題わからない、もうしんどい、ゲームの実況動画見て気分転換する!」
親)「ちょっと待って、分数のかけ算でわからないところがあったんだね」

②教科書の目次から、分数のかけ算を探す。
親)「目次を見たら、分数の始まりは○○ページだね、じゃあ、一緒に見てみようか」
子)教科書を開き、分数の始まる章、○○ページをめくる

③分数のかけ算、最初のページからわからないところが出てくるまですすめる
子)「分数の足し算はわかる、分数のかけ算とか、割り算もできると思うけど、この文章問題が難しいかも」
親)「そうなんだ、この文章問題が難しいんだね、一緒にやってみよう」

④難しいと感じている問題を子どもと一緒に解く
親)「文章問題が解けたね、さっきわからなかった問題と、この部分は一緒だよ」
子)「言われてみればそうかもね」

⑤つまづいた問題にもどって再度取り組む。
親)「問題が解けたね」
子)「ありがと、これで宿題が終わった!ゲームしよっと」

勉強でわからない事が生まれないための予防策

子どもが学校の授業で、わからない問題が出たら、付箋を貼っておくという方法があります。
例えば親から子どもへ、このように言ってみましょう。

「次にわからない問題がでたら、教科書に付箋をつけて先生に質問しておいで、家に帰ったら私にも教えて」と伝えます。
そうすることで、わからないままにしないくせが出来、苦手な部分を親も把握できます。

そしてこれは実際にやってみた、私の経験談です
子どもと一緒に、つまづいた問題に取り組む時に気をつけた事があります。

それは、親側のほうが「落ち着いた気持ち」でゆっくりと話し、子どもと一緒に教科書やノートをめくる事です。
これには親自身がリラックスしていることが大事になります。心の準備を整えて試してみてください。

親が怒った口調で「あんた!どこがわからないの」と言ってきたら、子どもは「イヤな気持ち」のまま勉強をすることになるでしょう。

親子一緒に、勉強のわかるところ、わからないところの境目が見つけられた喜びを分かちあえる、そんな余裕が大事ですね。

あと、過去の問題をさかのぼるために時間も必要です。
試してみるなら、最初は予定が空けられる日、もしくは週末にやってみるのはどうでしょう。

私は、コーヒーの香りでリラックスしながらやってみたら、けっこう気持ちよく子どもと取り組めました。
もちろん、子どもがリラックスできる事も、気にしてあげてくださいね。

補足
子どもが小学校高学年になって、親が子どもの勉強を難しい、覚えていないのでわからない、と感じる事もあります。
親が子どもに「勉強しなさい」と言う前に、学校の教科書をパラパラとめくって、親も何十年ぶりかの復習をしておけると最高です。

とはいえ、現実には忙しいお父さん、お母さんが多いです。
子どもの学年に合わせて勉強を下調べしておきたいなと思った時、こちらがお手軽でした。参考にしてみてください。

引用 WEB問題(チャレンジシート)小学校版https://www.kita9.ed.jp/eductr/Handbook/Challengesheet/Elementaryschool/Challengesheet-s.html

自然と勉強する気になる「子供机の片付け」のポイント

忘れ物が多かったり、なかなか勉強に集中できない。これは、整理整頓で解決できます。

勉強を始めるときに、「消しゴムどこにあるんだろ」、「赤鉛筆どこにいった」と、そこに集中して探しているうちに、勉強に向ける集中力を失ってしまうことがあります。

勉強開始時に、道具がそろってすぐに始められると、子どもの短い集中力もフル活用できますよね。

子どもが自分で片づけをするようになると、ものを探す時間が短縮されます。集中力を勉強に向ける習慣、必要な物とそうでない物を見分ける判断力を身につける効果も期待できます。

あとは、親が後で片づける手間が省けます。(親としては、これが一番助かる事です)
3つのステップに分けて実行してみましょう。

ステップ1 片づける理由を明確にする
「片づけてなんの意味があるの」と考える子どもがいます。
そんな状態では、片づける目的も無く、また散らかした状態に戻りやすいです。

身の回りを片付ければ、子ども自身どんな良い事があるかを、イメージできた状態で片づけることが大事です。とはいえ、片づける目的を、子どもが思いつかない場合もあります。その時は、親が提案してもいいですね。

例えばこんなものがあります。

  • 物を出しやすくする⇒「探さなくてもすぐにものが出せると楽」
  • 机を広々と使えるようにする⇒「目の前の事に集中しやすい」
  • お気に入りの物は勉強スペースとは別に大切に保管する⇒「好きなマンガを棚にズラリと並べて幸せ」
  • 親や友達に見られて褒められる⇒「いつもきれいにしているねと言われてうれしい」

どんな言葉が“子ども心をくすぐる”のかを試してみてくださいね。

ステップ2 使った物を元の場所に戻す
収納場所に目印、名前シールをつけて同じ場所に収納すると便利です。ラベルシールを使って、子どもと一緒に、物の保管場所を決めてみましょう。

そもそも片づけというのは、「元の場所」「戻す場所」が必要です。それは大人にとっても同じで、片づけられない人の特徴として「物の定位置」決めていないということが多いので、それを意識してみてください。

ステップ3 学校、自宅学習、塾で使う物を分けて保管
学校の支度の途中、毎回必要な物を探したり、塾に行くとき面倒だから全部もっていって、カバンがパンパンな子、たまに見かけます。学校でしか使わない物、塾でしか使わない物など、収納場所を分けると便利です。

数か月前の学校のお手紙が、塾のカバンの底から出てきたりする前に整理しておきましょう(笑)

ステップ4 いるもの、いらないものをわける

  • 勉強机の周りは、勉強に必要かそうでないかを基準にして物をのこす
  • 勉強に関係のないものは、違う保管場所を用意する
  • 最初は親が一緒に片づけ方を教えながら行う

これは知人(Aとします)の体験談なのですが、
小学校高学年になる子ども(男子)が勉強に専念しようと、勉強机の整理、おもちゃの整理をし、
使わなくなったおもちゃを年下の子にあげて、思った以上に喜ばれた時の話です。

子どもと一緒に始めた机の整理はスムーズでした。
しかし、大量のおもちゃを片づけようとした時、あまり気の乗らない様子でした。

一人っ子ということもあり、小さいころから、特撮ヒーロー、アニメなど、はやりのモノはいろいろ買っていたそうです。
中でも、仮面ライダーは、Aさんも一緒になって見ていたこともあり、毎年、新しい変身グッズを買っていました。
Aさん自身、思い入れは強かったようです。

このときは、同級生の女の子で、幼稚園児の弟さんがいるので、おもちゃを譲る事にしました。その子の家に、おもちゃを持っていくとき、Aさんの子どもは「仕方ないね」と言いつつも、少し残念そうだったそうです。

その夜、奥さんのケータイに、同級生のお母さんから、改めて「おもちゃをありがとう!」とメールが届きました。添付には幼稚園児の弟さんの動画が付いていました。
その動画は、とても楽しそうに、仮面ライダーのベルトやおもちゃではしゃいでいる様子でした。

動画の終わりに、「○○君(Aさんの子どもの名前です)、おもちゃありがとう」と覚えたての話し方でお礼を言ってくれていました。
年の離れたお姉さんと弟だと、遊ぶものが全然違ったせいか、男の子のおもちゃをとても喜んでくれたようです。

その動画をみて、家族みんな笑顔で「良かったね」と思うことができたそうです。
それから数年が経ちますが、Aさんの子どもは、片づけた机をきれいに使い続けているそうですよ。

他所の子は習い事で忙しくしているのに、うちの子は時間の使い方これでいいの?

高学年になり、周りでは塾に通ったり、家庭教師を付ける子どもが増えていきますよね。家庭での自力学習だけでは、不安になり始める頃です。

塾や、家庭教師など、テレビのCMなど、宣伝が目に入りやすくなってくるころです。
その中で、本当に必要なことは自分で情報収集して判断材料を集めておく必要があります。

メリットやデメリットを簡単にまとめておきます。

家庭学習
メリット
・費用がかからない。かかっても参考書程度。
・いつでも勉強できる。わからない問題は自分のペースで学べる
・夜間に外出する必要がないので安全

デメリット
・親が、子どもの勉強を見る頻度が高くなりやすいため、時間、労力、精神面で、親が負担を感じやすい
・わからない問題があっても、自分で調べないといけない。
・勉強の点数を競う相手がいないため、子どもがモチベーションを維持しにくい
・自宅で行うため、TVゲームなどの誘惑に負ける

通信講座
メリット
・塾と比べてコストが低い
・ふろくや教材に興味関心がもてることで勉強をする機会が増える
・タブレットなどを使用し、ゲーム感覚で学べる
・基礎学力を高める

デメリット
・自宅で行うため、TVゲームなどの誘惑に負ける
・モチベーションの維持が難しく、飽きてしまうと続かない

進学塾、学習塾
メリット
・塾に通う時間が決まっているので勉強習慣がつく
・基礎学力を高める
・一緒に勉強をする仲間が増え、学習意欲が高まる
・受験対策ができる

デメリット
・自宅学習に比べてコストがかかる
・帰宅時間が遅くなる
・塾のレベルについていけなくなった時、塾代が無駄になる

家庭教師
メリット
・勉強時間が決まっているので勉強習慣がつく
・基礎学力を高める
・一対一で勉強するので、わからない所はすぐに教えてもらうことができる
・受験対策ができる

デメリット
・自宅学習に比べてコストがかかる
・高校受験まで受けた場合、休憩時間に出すおやつ代が結構かかる

全体を通して、学校の放課後に、塾へ通わせることや家庭教師をつけることにはメリットが多いと思っています。
「学習習慣をつけること」と「基礎を確実に身につけること」は、この時期には大切です。
特に、中学受験の対策として塾に通ったり家庭教師を付けることは、とても有効です。

一つ、塾に通う場合に工夫してほしいことがあります。
それは、塾の講師に、子どもが勉強で何を苦手としているかを説明する事です。
内容が具体的であれば、講師から勉強のアドバイスを受けやすくなります。

私の感覚ですが、勉強でわからない部分を教えてくれて、解決できる講師を探すことは出来ても、
子どもが勉強のどこがわからないことを把握して、さらに解決できる講師はなかなかいないと思います。

ですので、親が、子どもの学力や苦手箇所を「正確に」把握すること。記事の前半にも書かせていただいた、子どもの“わからない”を知る事です。塾や他の学習方法を活用する際にも役立ててください。

まとめ

 

  • 子どもが勉強に興味がない、嫌いはつまづきのサイン。早期発見が肝心。
  • 子どもが勉強の何がわからないかが「わからない」場合、教科書のページをめくって、どこまでならわかるかを、子どもと一緒に探してみるとわからない問題も解ける。
  • 片づけができる子は、集中力、判断力ものびて、良いこと尽くめ。やることは4ステップだけ。
  • 中学受験をするかしないか決める前に、学習方法ごとにメリット、デメリットを確認して、うまく活用できるようになっておく。

小学生のうちに、集中力、判断力を身に付けておくことは大切です。またそのサポートとして、親がいろいろな学習方法について、メリットデメリットを把握することも重要です。上手に活用すれば、今より子どもの勉強が上手くいきますので、是非参考にしてみてください。

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