授業中、真面目に話を訊いているつもりでも、全く頭に入っていかない…。
気が付いたらぼーっとしてる間に授業が終わってしまっていた…。
なんて事はないでしょうか。
たかが学校の授業と思っていても、次のテストに出るポイントなど、聴き逃してしまったら大惨事になりかねない事もありますよね。
何故、このような状態になってしまうのか、思い当たる節はないでしょうか。
その要因について考えていきましょう。
徹夜をしていないか…?
日中の学校での授業で理解が出来なかった事があったりして、夜遅い時間まで、机に向かっていることはありませんか?
そうなれば当然、睡眠不足という状態に陥ってしまいます。
睡眠不足は脳に大きなダメージを与える事になり
- 授業中にも関わらず、ぼーっとしてしまう
- 話されている内容が頭に入ってこない
- 授業内容や、解説が理解出来ない
といった悪循環を生むことになります。
せっかく、夜遅い時間まで勉強して理解出来たとしても、またその次の日の授業が全く頭に入らない事態に繋がってしまっては意味がありませんよね。
なにより、徹夜による睡眠不足は身体にも悪い影響を与えると言われますが、脳への悪い影響は一度こじれるとその改善が難しい事からダメージが大きいとされています。
では、実際に睡眠不足が引き金になってしまう脳への悪影響にはどのようなものがあげられるのでしょうか。
睡眠不足による脳への悪影響(記憶力の低下)
睡眠不足の悪影響について上げられるものとして、記憶力の低下があります。
徹夜をする事によって脳も身体も疲労を蓄積していきます。
やがて脳は自然と疲れた身体を休ませる為に、その活動を拒否するようになってしまうのです。
脳が正常に活動しなければ、必然的に記憶力は低下します。
それまでは人の名前等、簡単に覚える事が出来た事も覚えられなくなってしまうのです。
簡単な記憶が出来なくなれば、難しい授業の記憶も当然できるわけがありません。
また、人と話をしていても、途中で何の話だったか忘れてしまうなんて事もありえます。
例えば、推理ドラマの話をしていた筈なのに
「(犯人は)誰だと思った?」
「…何が?」
なんて、徹夜してしまった為に、脳が休むことを優先させ、話が続かない・内容を覚えていられないといった事態を引き起こしてしまう可能性もあります。
これでは、せっかくの友人との会話も台無しになってしまいますし、残念ながら友情もぶち壊しです。
「あれ?何しようとしてたっけ…?」
なんてことが起こってしまうのも、もしかしたら、睡眠不足が原因かもしれませんよ。
睡眠不足による脳への悪影響(集中力の低下)
睡眠不足による悪影響は、記憶力の低下だけではありません。
物事を行うための集中力の低下も考えられます。
睡眠不足の状態は基本的に身体が休息を求めているので、当然眠いです。
眠気が強いと何かをしていても、ついウトウトしてしまったり、いつの間にか居眠りしてしまう事もあります。
また、それまで眠気を感じていなくても、突然の睡魔に襲われる事もあります。
集中力の低下は、普段なら数十秒でできるようなノートへの書き写しといった単純な作業も数十分もの時間を要してしまう場合もあります。
これでは授業中に書かなければならない事が黒板にあっても、授業が進む内にどんどん消されてしまい、結局は書ききれないという事態もありえます。
そして何より、こちらも人間関係に良くない影響があります。
友達と会話をしていても、集中力が低下している為に、話されている内容が頭に入ってこず、どこか上の空である態度というのは、相手にも伝わってしまいます。
せっかく話をしても相手がぼーっとしていて、聴いてるのか聴いてないのかわからないような態度でいられると自分だって腹が立ちますよね。
相手の話も耳に入ってこないし、お互いに良くない気持ちになってしまうでしょう。
これは、友達だけに限ったことではなく、大きな括りにするなら「人とのコミュニケーション」に支障をきたす恐れがあるということです。
睡眠不足による脳への悪影響(情緒不安定)
上記二点だけでも、睡眠不足から引き起こされる事態には良いことがないのが分かりますが、記憶力の低下、集中力の低下に加え”情緒不安定”という自身の内面にも悪い影響を与えます。
身体に疲労が溜まっているにも関わらず、休息をとることをないがしろにしてしまうと、大きなストレスとして脳へダメージを与える事になってしまいます。
ストレスが大きくなる事で、ちょっとした事でもネガティブになったりイライラしてしまったりするのです。
また、普段は考える事のない攻撃的で異常な考え方をしてしまう可能性も出てきます。
友人や先生・家族と些細な事で言い争いになったりした事はないでしょうか?
ただの口喧嘩で済めばまだ良いかもしれませんが、度が過ぎる言葉はやがて暴力や、犯罪という最悪の事態を引き起こす可能性だってあるのです。
そうなってしまっては、徹夜をしてしまって授業が頭に入らないどころの話ではなく、自分や周りの人の人生そのものを台無しにしてしまいます。
情緒不安定という内面の問題ほど、改善が難しく恐ろしいものはありません。
もっとも恐ろしい脳への悪影響と言えるのではないでしょうか?
そうならないためにも、徹夜は絶対にしてはいけないものになります。
まとめ
それではまとめに入ります。
睡眠不足による脳への悪い影響
- 記憶力の低下…人の名前等の簡単な記憶が出来なくなる。
- 集中力の低下…書き写し等の簡単な作業が出来なくなる。
- 情緒不安定 …些細な事でネガティブになったりイライラする。
このように徹夜による睡眠不足というものは当然、勉強に集中できず頭に入らないばかりか人に迷惑をかけたり傷つけてしまう可能性があります。
くれぐれも睡眠は毎日確保するようにしていきましょう。
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