昔から日本にある習慣の一つがゲン担ぎです。
なにか自分にとって大切なことがある時は、ゲン担ぎということで縁起の良いものを食べたりします。
誰でも一つぐらいは聞いたことがあったり、したことがあったりするのではないですか?
今回の記事のテーマ「ゲン担ぎ」とはそもそもなんなのでしょうか。
目次
そもそもゲン担ぎとは?
ここでゲン担ぎの意味を調べてみましょう。
ゲン担ぎは「験担ぎ」と書きます。
「験を担ぐ」を名詞として扱う際の表現。これから行うことが良い結果となるように祈願する意味を込めて行われる行為などを意味する語。
「験」とは仏教などの修行を積んだ証を意味し、転じては縁起や物事も前兆を表します。
受験における有名なゲン担ぎ
ゲン担ぎは様々なものがあります。
その中で最も有名なものは「カツ丼」ですね。
「受験に勝つ」という意味からカツ(勝つ)丼ということで昔から有名ですし、ほとんどの人が知っているゲン担ぎです。
他にも「おむすび」や「タコ」も有名です。
おむすびは「良い結果を結びつける」ということや「実を結ぶ」というゲン担ぎです。
タコは英語でオクトパスなので「置くと(試験に)パス」するということで合格できるという意味で言い伝えられています。
他にもキットカットやカールなどの有名なお菓子も受験シーズンになるとゲン担ぎをした特別なパッケージのものがお店に並びます。
一度は目にしたことがあると思います。
他にも様々な言い回しでゲン担ぎ料理などはたくさんあります。
ゲン担ぎは意味あるの?
ですがこれらのゲン担ぎが本当に受験に効果があるのかと言われると疑わしいものです。
というのも聞いていたらわかりますが、ゲン担ぎの内容がほとんど「ダジャレ」なんですね。
精神的に効果があるのかもしれませんが、科学的に本当に効果があるのかどうかはわかりません。
私はむしろ逆効果なものもあると考えています。
というのも受験におけるゲン担ぎ筆頭の「カツ丼」が実は受験前に食べるべきものではないからです。
「カツ丼」は食べないほうがいい
受験前日や当日に受験に勝てるようにカツ丼を食べるというのは多くの人が知っているゲン担ぎです。
食べたことがある人も多いでしょう。
ですが、これ実はやめたほうがいいんです。
なぜかというと、カツなどの油ものは胃腸が消化する際にとても体に負担がかかるものなんです。
ですので、試験前日などにカツ丼を食べると体が消化する方にエネルギーを使ってしまい、睡眠の質が落ちたり、疲れが取れなかったりします。
疲れた状態で試験を受けるのと、元気な状態で試験を受けるのどちらがいいですか。
当然、元気な状態ですよね。
想像しただけでもお腹がしんどい状態で試験を受けても絶対に集中できるはずがありません。
私も油ものを食べすぎたときは気持ち悪くなったり、次の日まで体調が悪くなったりしてしまうことがあります。
また、年を取ると油ものを食べることがしんどくなってくるとも言われます。
これは年をとると消化する力が落ちるので、消化にエネルギーを使う油ものは年を取るごとに食べることがしんどくなるのです。
それだけエネルギーを使うので、カツ丼や揚げ物などの油ものは試験前日はやめておいたほうがいいでしょう。
受験前日にカツ丼やカツなどが出てきた場合、いっその事消化に良いものを自分で調達してくるのも1つの方法であります。
今の時代でしたらコンビニ行けばなんでもありますね。
あまりコンビニの食料も良いわけではありませんが、消化に良いものを選べば大丈夫です。
ちなみに、受験前日に出たカツで悲惨な目にあった話もあったりします。
こちらを参考にしてください。
「タコ」も危険
カツ丼と同様に「タコ」も気をつけたほうがいいです。
というのもタコは生もので食べることを避けることをおすすめします。
生もので怖いのが「食あたり」です。
いくら「タコ」でゲン担ぎをしたところで試験ではなく、食あたりの方で当たりを出しても仕方ありません。
もし食べるのであれば、茹でるなどの火を通したものを食べてください。
体調を崩すリスクを下げることができます。
当日になって、トイレから出られないとか、ずっとお腹が痛いとか最悪すぎますよね。
そういったことを避けるために生でのタコはなるべく避けましょう。
スナック菓子も危険です
キットカットやウカールなどのお菓子系も食べ過ぎに注意です。
油の多いスナック菓子はカツ丼と同様、消化に負担をかけます。
食べ過ぎると気持ち悪くなったり、体調が悪くなる可能性があります。
美味しいのでついつい食べてしまうんですよね。
私もお菓子大好き人間なので手の届くところにあるとついつい食べてしまいます。
ですが、受験前だけはグッと我慢しましょう。
受験が終わればいっぱい食べることができます。
それまでの辛抱です。
ゲン担ぎに科学的根拠はない
このようにゲン担ぎで様々なものが言われていますが、科学的に受験に対して有利に働くものは少ないです。
気持ち的な問題ですね。
私の親もそういったゲン担ぎを大切にする人でした。
なので、受験の前日や当日にカツ丼が出てきたことがありましたが、そのときは消化に負担がかかっていたのか頭がボーッとすることもありました。
私はこれから受験をする皆さんには私と同じような思いをしてほしくないので、ゲン担ぎには科学的根拠があるものは少ないということを伝えたくて今回この記事を書いたのです。
ゲン担ぎよりも受験対策に力を入れよう
単純に考えて、ゲン担ぎに頼るよりも受験対策の方に力を入れるほうが現実的です。
受験のテクニックであったり、記憶のコツなどそういった方に注力して近道をしたほうが受験対策としては正しいです。
ゲン担ぎはあくまで精神面を支える補助的なもので、本番で力を発揮するのはやはりどれだけ勉強したかということです。
試験中にわからないところがあっても「カツ丼を食べたから大丈夫」とはもはや思い出しません。
それならば一問でも多く問題を解いておいたほうが自分のためになります。
まとめ
ダジャレがほとんどのゲン担ぎですが、効果があるかどうかは疑わしいものが多いです。
カツ丼などのように実は体に負担をかけてしまうものも存在しています。
今回の記事をまとめると
- ゲン担ぎはダジャレである
- カツ丼は体に負担がかかる
- タコなどの生物もあまり取らないほうがいい
- スナック菓子も食べ過ぎ注意
- 科学的根拠を考えよう
- 根拠のある受験対策をしたほうが確実に効果がある
ということです。
みなさんも受験に合格するため、なにが効果的なのかを考えてみてもいいかもしれません。
中学生で一番気になる事が、「勉強」になります。
中学受験を経験する方もいらっしゃいますが、多くの方にとって高校受験が最初の大きな受験になります。
人生には2〜3回(人によっては4回以上の時もあります)の大きな試練があります。
その1つめの関門が「高校受験」です。
ここで最初の線引きが行われます。
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その事について紹介しているのがこちらになります。
小学校6年生の時には点数すらかかれないほど成績の悪かった少年が、家庭教師をつける事によってその地区で最難関の高校に合格する話になります。
さらに、大学を目指してる方にはこちらの記事もお勧めします。
高校合格から大学合格までの話になりますが、中学生以上に大きな経験をしていって自身の見聞を広げていきます。
最後には人生最大のピンチがやってきます。
それを乗り越えれるのかは中身を見てください(笑