子どもが2歳になると、体力もついてきて好奇心旺盛になる年頃です。
興味のある物や自分でできることが少しずつ増えてきて、成長スピードの速さにママやパパがビックリすることも。
その一方で、
「イヤイヤ期」
「魔の2歳児」
と呼ばれる第一次反抗期が始まり、何を言っても何をやっても「イヤっ!」と言われ、自分の思うようにならないと怒り出し癇癪を起こしたりして、疲れてしまうママやパパも多いのではないでしょうか。
私の2歳になる娘も2歳になる少し前から「イヤ!」を連発し始め、
「これが…噂の『イヤイヤ期』か…!」
と感動しつつもどう扱ったら良いのか悩みました。
しかし、そんな2歳の子と楽しみながら一緒に遊びたいと思いますよね。
2歳の女の子とどう遊んだらよいか、特徴や遊び方のポイント、オススメの遊び方をご紹介します。
目次
2歳の子どもの特徴とは
運動能力が高まり、行動範囲が広がる
2歳になると、運動能力が高まり、足腰も徐々に強くなります。
ジャンプ・しゃがむ・くるくる回るといった動きができるようになり、歩き方もしっかりしてくるので階段の昇り降りや早歩き、走ったりできるようになります。
1歳の頃よりも行動範囲が格段に広がるので、一緒に外出すると急に走り出そうとして、ママが慌てて追いかける…なんてことも。
転んだりしてケガすることも増えてきますので注意してあげてください。
私の娘もよく転ぶので膝はすり傷や青あざだらけです。
何でも自分でやりたがり、第一次反抗期(イヤイヤ期)が始まる
1歳を過ぎ、立って歩き始めると子どもの世界が一気に広がり、
「あそこに行きたい」「あれに触ってみたい」
という欲求が増えていきます。
いわゆる『自我の芽生えの始まり』です。
1歳半を過ぎる頃から興味をもったことをやりたがるようになり、2歳頃になると徐々に手先が器用になってきて自分で出来ることも多くなります。
何でも自分でやりたがるようになり、うまくできないと癇癪を起こして急に怒り出したり泣いたりします。
これが『イヤイヤ期の始まり』です。
自分でやり始めたものの、うまくできないもどかしさでイライラしてグズり、ママやパパに八つ当たりをしてしまうことも。
ママやパパも「自分がやりたがったんじゃないの!」とイライラしてしまいますよね。
しかし、イヤイヤ期は自己主張ができるようになった成長の証でもあります。
手を出したくなるのを我慢して見守ってあげ、うまくできなくて怒ったり泣き出したりした時はやさしくぎゅっと抱きしめてあげてくださいね。
なお、イヤイヤ期の事についてさらに詳しく紹介している記事はこちらになります。
ひょっとしたら子どももこう言うことを考えているのかもしれません。
2歳の女の子と遊ぶ時のポイント
運動能力が高まり、何でも意欲的にやろうとする2歳児。
特徴的には男女の差はあまりありませんが、2歳の女の子とうまく遊ぶ時のポイントは何でしょうか。いくつかあげてみます。
気が済むまでやらせる
好奇心の赴くままに何でもやりたがる2歳児。
自分でトライしたいという気持ちはとても大切です。
「今、これがやりたい」と思って始めたことは、気が済むまでとことんやらせてあげてください。
その結果、うまくできなくて癇癪を起こしたり泣き出したりしても決して子どもを責めたりせず、「悲しいね」「悔しいね」と共感する言葉をかけてあげましょう。
逆に、うまくできた時は思い切り褒めてあげてくださいね。
たくさん身体を動かせるようにする
女の子でも2歳児はとても元気です。
男の子と引けを取らないくらいに元気に飛び跳ね、走り回ります。
私の娘も公園に連れて行けば園内の端から端まで駆け回り、児童センターに連れて行けば広い室内をピョンピョン飛び跳ね走り回ります。
天気の良い日は公園や広場に、雨の日は室内で、思い切り身体を動かして遊べるようにしてあげましょう。
わかりやすくポジティブな言葉で声かけする
2歳児は大人の言うことを理解し始め、親の言う言葉を真似したり覚えたりします。
ネガティブな言葉は避けて、なるべくわかりやすくポジティブな言葉で声かけをしてあげましょう。
特に女の子だと「かわいいね」という言葉はすごく喜びます。
私の娘も「かわいいね〜」と声かけされると、両手の人差し指をほっぺに指しながらピョコピョコ飛び跳ねるようなステップを踏んで喜びを表現します。
我が家では『喜びの踊り』と呼んでいます。
私たちが子どもの頃からあるこどもちゃれんじはこどもの興味をひくのが上手です。
子どもの興味と合致すればのめり込んでくれます。
その体験談についてはこちらを参考にしてください。
おすすめの遊び
それでは、私が実際に娘とやっている遊びの中から特に反応の良いものをご紹介します。
私が家にいるのが好きなこともあり、室内遊びが多めになってしまっていますが、ご参考になればと思います。
ちぎり絵遊び
子どもって紙をビリビリにするの大好きですよね。
新聞紙や広告、包装紙など色とりどりの紙。
これらを「好きにビリビリしていいよー」と、渡したら女の子なら「わあ!きれい」と、喜んでビリビリにしてくれると思います。
好きなようにビリビリにしたあと、今度は糊を使ってアートに挑戦してみましょう。
ちぎり絵遊びも指先の感覚を養うのに適した遊びです。
用意するものは、チラシや折り紙、包装紙などのカラフルな紙・でんぷん糊・画用紙です。
好きな形にちぎり、でんぷん糊をつけて画用紙に好きなように貼っていきます。
例えば、あらかじめタコの頭を描いておき、足の部分を折り紙を細長くちぎって糊で貼っていくというのも楽しいです。
また、木の幹を書いた画用紙全体に糊を塗り、パァっと振りかけてみてください。
綺麗なお花が画用紙いっぱい、咲いて女の子受け間違いなしです。
この時、糊付けは子どもと一緒にやってみてください。
でんぷん糊のひんやりした不思議な感触に子どもは夢中で糊付けしてくれますよ。
2歳だとまだ指についた物を舐めたりしゃぶったりすることがあります。
糊は舐めても問題はないですが、大人が注意して見ながら糊付けしてくださいね。
お絵描き・塗り絵
お絵描きや塗り絵は紙と描く物があればすぐに始められる遊びです。
我が家では大きめの画用紙とクレヨンを使っています。
お絵描きは2歳ですとまだ殴り描きといった感じで、ひたすら線を描いたり、点を打ったり。大人が丸を描くと真似をしてグルグル丸を描き始めたりして一緒に楽しめます。
描いたものを指さして「これはなあに?」と訊くと「ワンワン(教育番組『いないいないばあっ!』に出てくるキャラクター)」「アンパンマン」と意外とはっきりとした答えが返ってくるのも面白いです。
塗り絵は、これは我が家がやっている方法ですが、大人が簡単な丸や星、りんごやみかんなどの絵を描いて、中を塗りつぶしてもらいます。
もちろん、塗り絵の本を買ってあげても良いと思います。
最初のうちは大人が「こうして塗るんだよ」と教えてあげながら塗ると真似して塗り始めます。
「りんごは赤で塗ってね」「みかんはオレンジ色だよ」と物の色も一緒に教えると段々と色を覚えていきます。
2歳児はまだ「線からはみ出さずに塗る」ということができません。
線からはみ出して塗ってもイライラしないであげてください。
色が塗れただけでOKなので、「たくさん塗れたね!」と褒めてあげると子どもも達成感を感じるのではないかと思います。
それ以外にも色々な方法で遊ぶやり方もあります。
そのことについて紹介していますのがこちらの記事になります。
おままごと
おままごとは男女問わず2歳前後から大人気の遊びですが、児童センターなどで子ども達が遊ぶ様子を見ていると、やはり女の子の方が圧倒的におままごとで遊んでいることが多いです。
我が家の娘も従姉から木製のおままごとセットを貰ってから夢中になっておままごとで遊んでいます。
最初はおもちゃの包丁で野菜や魚のおもちゃをザクザク切って遊んでいるだけでした。
しかし、最近ではフライパンに野菜やチーズを入れて調理したり、ぬいぐるみに調理した物を「もぐもぐ」と言いながら食べさせてあげたりするようになっています。
先日はハムをのせた食パンをお皿にのせ、笑顔で「ハイ!」と渡しにきてくれたのですが、実はこのハムのせパンは私が休日の朝ご飯で食べているものなのです。
よく見ているなぁ…と感心しました。
また、今後、私がやってみようと思っている「おままごと遊び」ですが、例えば娘にレストランの店員になってもらい、私がお客さんになって遊ぶ「レストランごっこ」のような想像力を膨らませる遊び方も良いかなと思っています。
お手伝いごっこ
「お手伝いごっこ」は『ごっこ』を付けていますが、実際にやってもらうのは「ママやパパの家事のお手伝い」です。
2歳頃になると、ママやパパが家事をしている時にお手伝いをしたがるようになります。そこで、遊びに見立てて、ママやパパの家事を手伝ってもらうのです。
例えば、掃除の時にハンディモップを持たせて一緒にホコリ取りをしたり、洗濯物を干す時にカゴから洗濯物を取ってもらう役をお願いしたり、乾いた洗濯物をたたむお手伝いをしてもらったり。
この遊びのポイントは「簡単なお手伝いをしてもらうこと」と「できなくてもイライラしないこと」です。
2歳児はまだ複雑な作業ができませんし、上手くお手伝い出来ることの方が少ないです。
でも、床をぞうきんで乾拭きしたり、洗濯物の山から同じ柄の靴下を探してもらったり、2歳児でも出来ることは結構あります。
まずは簡単にできそうなことからやってもらい、もし出来なくても「お手伝いしてくれてありがとうね」と労ってあげてください。
そして、上手くお手伝いできた時はすかさず思い切り褒めてあげてください。
我が家では、娘の2歳の誕生日にアンパンマンのフローリングワイパーをプレゼントしたのですが、私や夫が掃除機をかける時にいそいそと出してきて一緒に床掃除をしてくれます。
意外とホコリや髪の毛が取れて、ありがたいなと思っています。
特に女の子は本当に私達のやっていることを見てます。
こうして遊びながら生活習慣を身に付けていくことで、将来の自立のための練習にもなるのです。
公園などの外遊び
さて今度は外での遊びをご紹介します。
公園では、ブランコや滑り台など、たくさんの遊具があります。
一緒に滑り台を滑ったり、思いきり走り回って遊ぶ姿は見ていて飽きないですね。
まだ、2才児の公園遊びは、そんなに男女の区別はありません。
男の子はライダーごっこや、ヒーローになりきって遊具で遊んでいる事もあります。
ここで、ちょっと宝探し気分で葉っぱや、今の時期ならドングリや木の枝などを探してみませんか?
お砂場セットでも良いですし、プリンの空き容器や、プラスチックスプーンなどを自宅から持参して、お料理ごっこなんかも女の子はとても喜びます。
砂を型に詰めて抜いたら、落ち葉や木の実でデコレーションしましょう。
これは想像力を伸ばすのにとても役立ちます。意外と面白い作品ができたりして楽しいですよ。
ここで、他の子が「なにしてるの?」と興味津々で近づいてくることもあると思います。
自我の出てきた「魔の2才児」すんなり仲良く一緒に遊ぶとはなりません。
「貸してー」「いや!あたしの」と、バトルの火蓋が切られる。
ここでも保育園や、幼稚園で集団生活を始めるにあたり、学ばなければいけない「協調性」の練習になるのです。
自分が持ってないものは欲しい!使いたい。のが子どもです。
無下に「お友達のだからだめよ」と否定せず
「今はお友達が使っているから待っていようね」
「お友達の次が〇〇ちゃんの番だよ」
といった感じでママやパパが誘導してあげましょう。
逆パターンでも同じです。
「お友達も、一緒に遊びたいんだって」
「一緒につくったらどんなのができるのかな?」
等声かけをしてあげてください。
おいかけっこ
2歳頃は体力も格段についてくる年頃です。
公園や児童センターの広場の中をただ走り回るだけでも充分な遊びになります。
最初のうちはママやパパが鬼になって子どもを追いかけるだけでよいですが、慣れてきたらママやパパと子どもで鬼を交代する「おいかけっこ」をしてみましょう。
ママやパパが逃げる場合はタイミングを見て子どもに捕まるようにするとすごく喜びます。
我が家の娘は捕まえたり捕まえられたりする瞬間が楽しいらしく、こちらが「そんなに?」と思うほど爆笑します。
おいかけっこでの「逃げる」「追いかける」という行動は相手の動きを見ながら動かないといけないので、身体だけでなく脳も使うので一石二鳥の遊びかもしれませんね。
まとめ
1歳の頃より体力もついて好奇心旺盛になる2歳児。
- 運動能力が高まり、行動範囲が広がる
- 何でも自分でやりたがり、第一次反抗期(イヤイヤ期)が始まる
という特徴があり、一緒に遊んでいても突然「イヤ!」を連発し、扱いに悩んで疲れてしまうママやパパも多いはず。
ですが、
- 気が済むまでトコトンやらせる
- たくさん運動させるようにする
- 「かわいいね!」など、わかりやすくポジティブな言葉で声かけをする
といったような工夫をするだけで、子どもは楽しく遊んでくれるようになります。
また、私が2歳の娘と一緒に楽しんで遊んでいる遊びをご紹介しました。
- ちぎり絵遊び
- お絵描き・塗り絵
- おままごと
- お手伝いごっこ
- 公園遊び
- おいかけっこ
ご紹介した遊びの他にも子どもと一緒に楽しめる遊びはまだまだあると思います。
色々やってみて、その子が夢中になる遊びを見つけてみてくださいね。
「イヤイヤ期」は自分の意志を伝えるようにできるようになったという成長の証。
それまではママやパパが遊びを選んでいましたが、子どもが自分で遊びを選ぶようになったということでもあります。
ママやパパは毎日クタクタになるほど疲れてしまいますが、子どもの意志を尊重してあげつつ、一緒に過ごす時間を大切にしていきましょう。
この頃の子どもはいやいや期真っ盛りになり、しかも好奇心が旺盛のため目が離せれない時でもありますね。
好奇心でやった物事に対して怒ったりしておりませんか?
本当にダメなことでしたら怒ることも必要ですが、いつも怒ってばかりではダメですよ。
こちらの記事に、好奇心旺盛な子どもに対して親がすべきことについて紹介しております。
子どもの好奇心が旺盛すぎて困っている・・
と言う方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。