「仕事が出来る人の机の上はきれい」こんな言葉を聞いたことがあります。
たしかに物が乱雑に置かれていると気が散ったり資料を探すのに手間取り仕事が中々はかどらない気がしますよね。
これは勉強に言い換えても同じことが言えると思います。
物が乱雑に散らかっていては余計な物が目に映り集中力が途切れます。
出来ることならきれいな環境で気持ちよく勉強したいものです。
そもそも、何故物が散らかっていくのでしょうか?それは、単純に物が多いからです。
中学校に入ると教科が増えます。それに伴って教材も増えます。
部活をやっていればそれに関連した物も増えてくるでしょう。
また片付け方が分からないというのもあります。
どうしていいか分からないから、とりあえず机の上に載せてしまう。
その繰り返しでどんどん机の上が散らかっていきます。
机の上がいっぱいになったら今度は床に溜まっていきます。
その結果散らかし放題となるわけです。
そこできれいに片付けるコツと、散らかさないためには何を気を付ければいいかを紹介します。
物を片付けるコツ
きれいに物を片付けるコツですが、それは「整理整頓」です。
「整理整頓なんて昔から知っているし今更何を言っているの。」
と思われる方もいると思います。
整理整頓として一つの言葉で使われる場合が多いですが、整理と整頓は少し意味が違います。
まず整理ですが、これは要る物と要らない物を分けて要らない物を処分することです。
次に整頓ですが、これは要る物を区分けして物の置き場・置き方を決めて、必要な物を必要なときに必要な量だけ取り出せるようにすることです。
ただ、学校の教材で要らないものは多くありません。使い終わった教科書やノートを捨てたりはしませんよね。
なので、ここでは今使う物と今は使わない物に置き換えて話を進めていきます。
では具体的にどうやって整理整頓をしていくか説明します。
整理
まず初めに今使う物と、今は使わない物を分ける作業から始めます。
今使う物としましては、その学期中に使う教材や参考書、筆記用具や文房具位だと思います。
また、必要な方はテストを綴ったファイル等も含まれるかと思います。
その他の物は使わない物に分類しましょう。
この時のポイントですが、使うかどうか迷った物はとりあえず使わない物に分類してください。
また筆記用具類ですが、シャープペンシル1本、消しゴム1個のように各種1つずつとしてください。
蛍光ペンも同じ色が2本も3本も必要ないと思いますので、各色1本で3~4色を使う物として他は使わない物に分類しましょう。
整頓
今使う物が決まりましたら、これを区分けして片付けます。
本やノートをしまう場所は本棚を利用すると思いますが、教材を種別(教科書は教科書だけ、ノートはノートだけ)ごと分けて並べてください。
教科ごとに並べてしまうと教科書やノートやファイルなど一緒になってしまい、見た目がきれいではなくなってしまいます。
実は見た目がきれいというのも片付ける際に重要になってきます。
何故かといいますと、散らかるときは汚いところから散らかっていくからです。
例えば誰かが道端にゴミをポイ捨てすると、ゴミ捨て場ではないのに次から次へとそこにゴミが捨てられていきます。
そういう状況が机の上でも起きてきます。
ですから見た目をきれいにする為にも教材を種別ごとに分けて本棚に並べたほうがいいと思います。
本棚が無い場合は100均で売っているブックエンドなどを利用して机に本を並べてください。
又、どうしても引き出しの中にしまわなければならない場合は、重ねてしまうと取り出すのが大変になってしまいますので背表紙を上にしてしまいましょう。
このとき、表紙の柔らかい本や隙間が空いてしまうと折れ曲がってしまいますのでブックエンドをいくつか利用して隙間が空かないようにしましょう。
ブックエンドの大きさは何種類かありますので、引き出しの大きさに合わせて選んでください。
次に筆記用具や文房具類です。
学習机を使用されている方はの引き出しの一番上にしまう場合が多いと思います。
筆記用具は専用の置き場所があると思いますのでそちらにしまってください。
文房具を片付けるときは引き出しの中をパーテーションで区切り専用の置き場所を作ってください。
その引き出しには筆記用具と文房具以外を入れないようにしましょう。
ペン立てを使用されている方は、最低限文房具と筆記用具を分けてください。
筆記用具の数はこの時点でかなり少なくなっているはずです。
マーカーとシャープペンシルを一緒にしても探すのに時間は掛からないと思います。
一通り使う物が片付いたら、次は先ほど保留にした今は使わない物を片付けます。
これは勉強に関係しているか、していないかで分けてください。
この中で学校から配られたプリント類があるかと思いますが、これは勉強に関係ない物に分類してください。
机の中で長らく眠っていたプリントは今後勉強に使うことは無いと思います。
勉強に関係している物は整理用カートンなどの箱にしまって分かるように明記しておきましょう。
明記しましたら別の収納スペースに保管しておいてください。
勉強に関係ない物の中で不要な物は思い切って処分しましょう。
プリント類も捨ててしまって問題ないと思います。
勉強に関係ないけど捨てるに捨てられないものは、整理用カートンにまとめて収納スペースへ保管してください。
もし、あまりにも物で溢れかえっていて何処から手を付けていいか分からない場合は、一旦全ての物を出すというやり方もあります。
少し大変ですが、そうすることによって物が全て把握でき使う物と使わない物が識別しやすくなります。
また、机や本棚が空っぽになれば整頓するときに物がとても片付けやすくなります。
当然普段の片づけでこんなことをする必要はありません。
物が溢れかえって手が付けられないときの最終手段として覚えておいてください。
きれいな状態を維持するために
これで一通り勉強できる環境が整ったかと思います。
このあと散らかる可能性があるとすれば、それは学校から持って帰ってくるプリント類だと思います。
このプリント類ですがついつい机の中に入れてしまい、気が付けば机の中がプリントだらけになってしまいます。
ですから、机の中にはプリント類は一切入れないようにしましょう。
その代わり100均などで売られているファイルボックスを利用してプリントを保管します。
ファイルボックスに入れるときは左から詰めて入れて、ある程度溜まったら左端から処分していきます。
そうすることによって古い物から処分されます。
保護者宛てのプリントもあるかと思いますので、ファイルボックスは複数用意するか仕切りが付いているものを選ぶと良いと思います。
これで、きれいな状態が保たれると思います。
しかし気を抜くとまた前の状態に戻ってしまいます。
先ほども申し上げましたが、一ヶ所きたないところがあればそこからどんどん散らかっていきます。
このきれいな状態を維持するためにもその日の勉強が終わったら出しっぱなしにせず、きちんと片付けましょう。
また、不用意に物を机の上に置かないようにしましょう。
問題点
さて、片付けのコツは紹介しましたが、問題はこれをどうやって子どもにやらせるかです。
親が一人でやってしまっては何処に何が入っているか分からなくなってしまいます。
しかし子どもに「片付けをしなさい」と言ったところで、中々動いてはくれません。
子ども自身も「片付けなきゃマズイな」と思いつつも、目の前の散らかった状態を見てどこから手を付ければいいものかと考え込んでしまいます。
考えたところで何も解決しないので頭の中では「考えるだけ無駄」となってしまいます。
人間は無駄と分かっていることはやりません。なのでいつまでたっても片付けが始まりません。
しかし片付け方さえ分かれば、出来ないことから出来ることへと思考が切り替わります。
出来ると分かったその瞬間、人間は一時的にやる気が出ます。
例えば数学の問題で解けると分かった瞬間楽しくなりますよね。それに近いものがあります。
その一瞬のやる気を利用して片付けをさせるわけです。
まとめ
- 整理とは要るものと要らないものを分けること。
- 整頓とは要るものを区分けして置き場所を決めること。
- 勉強する場所は常にきれいな状態を保っておく。
- 片付けられない子どもには片付け方を教える。
散らかった状態を目の前にすると気が重くなりますが、片付けのコツは整理整頓です。
整理整頓をきちんと行えばスムーズに物が片付いていきますので、散らかった物を片付けてみましょう。
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