不登校の子どもたちの支援機関であるフリースクールではその方針によって様々なプログラムが実施されています。
中には教育プログラムの一環として、身体運動プログラムといった運動に関する援助や指導を行う事で、学校復帰に大きな成果を上げている所もあるそうです。
確かに不登校で過ごす事は外部の人との接触を避けるようになる事が多い為、中々運動をする機会を設けるのも難しくなります。
しかしながら、運動をする事は心身ともに健康に過ごす事に大きな効果が期待されます。
どうせ不登校で過ごすのなら、その時間を有意義な時間に変える事ができれば必ず人生も楽しくなります。
実際に私の友人が中学生時代に不登校だったのもあり、話を聴かせてもらいました。
それでは語ってもらいたいと思います。
何故運動をしなくなるのか
私は中学校の中学一年の頃より徐々に学校の勉強についていく事が難しくなり、テストになると点を取れない時もありました。
段々と周りのクラスメイトの視線が気になるようになり、
「こんな自分は軽蔑されているんだろうな。」
と思うようになりました。
そんな周りとの劣等感や自分に対しての罪悪感が膨らみ、やがて学校に行けなくなりました。
その為、知り合いに会ってしまうかもしれないという恐怖から外に出る事もできなくなってしまいました。
そもそも運動というものは大体が外で行うものが多いです。
よって知り合いと遭遇する可能性の高い外での運動は当時の私にとってありえませんでした。
家の中でできる運動
中学生になると、自然と体力もついてきます。
家の中だけで何もせずに過ごすのも、体力も有り余りかえってストレスを感じる事もあります。
そんな中、少しでも運動不足を解消する為に行っていた事について紹介していきます。
・筋トレ
家にあったダンベルを使った運動を、汗が出るくらいを目安に行っていました。
他には、同じく家に合った木刀で素振りもしていました。
何となく自分が強くなった気がしました。
ちなみにモチベーションを持続させるためには、バトル系のアニメや映画を観ながら行うのが効果的です。
・ハイパーヨーヨー
我々が小学生くらいの頃に大ブレイクしていました。
中学生になると、周りにやっていた子どもはいなくなりましたが私は続けていました。
小学生時代にはできなかった高度な技まで習得するまでに至った程です。
実際にとあるフリースクールで技を披露したところ、そこで会った友人たちに尊敬の目で見られとても良い気分になってしまいました。
・ストレッチ
風呂上がりに、よく身体を伸ばしていました。
学校に行っている時には出来なかった、手を床に付けるのが出来るようになりました。
・皿洗い
家が自営業だったので、母親が日中は仕事場と家を行き来しながら家事をしていました。
時間がない時は食後キッチンをそのままにし出かける事も多かったので、代わりに洗い物をしておくと喜んでくれました。
運動とは少し違いますが、人の役に立っているという自信に繋がったように感じます。
外でできる運動
家の中でも少しの活動をするようになった事で、私は段々と家の外に出てみたいと思うようになりました。
・犬の散歩
私の家ではミックス犬を飼っていました。
主に母親が散歩に行っていましたが、例え早朝や夜中、大雨や台風、嵐の日だろうと尿意(便意)をもよおせば、かまわず吠え続けていました。
何より辛かったのが犬小屋が部屋のすぐ近くにあった為、夜中に容赦なく吠えられた時などは殺意を覚えた程です。
ある日の早朝、いつものように吠えられた時にふと一呼吸置き散歩に連れて行ってみたところ、朝のすがすがしい空気がとても新鮮に感じられ、とても良かったのを覚えています。
その後、こまめに散歩に連れていくようになった為か、犬も吠える事が少なくなりました。
・ジョギング
犬の散歩から、外に出る事への抵抗が和らぎ、クラスメイトに会う可能性の低い早朝や夜にジョギングをはじめました。
身体にかなりの刺激を与える有酸素運動はなまった身体を鍛えなおすには非常に効果があります。
ちなみに途中から犬を置いていくようになった為、再び吠えるようになりました(汗)。
・ゴミ拾い
こちらも運動とは少し違いますが、親の友人でNPO活動の一環でボランティアをしている人がいて一緒に道路や海辺のゴミ拾いをさせてもらいました。
昼間に堂々と外に出れるようになったし、人から感謝される喜びを感じる事ができました。
まとめ
このように運動する事によって、不登校で過ごす事によるストレスがかなり解消されました。
それまでは学校にいけない自分に対して、罪悪感やクラスメイトに対する劣等感しか感じてこなかったものが徐々に、今のままでも何とかなるのではないだろうかという自信を持つようにもなりました。
それでは私が不登校時代に行っていた運動についてまとめていきます。
家でできる運動
- 筋トレ…ダンベルや木刀を使用し身体を鍛える事で強くなれる気がする。
- ハイパーヨーヨー…昔出来なかった技を習得し、フリースクールの友人から褒められた。
- ストレッチ…風呂上りに行う事で、以前より体が柔らかくなった。
- 皿洗い…母親の役に立っている事で自信に繋がった。
外でできる運動
- 犬の散歩…外の空気に触れるきっかけになった。
- ジョギング…なまった身体に良い刺激になり鍛えてる感を持てた。
- ゴミ拾い…大人の活動に参加する事で、人から感謝される喜びを感じられた。
不登校で過ごすことになった事情は人それぞれですが、簡単な運動をはじめるのは是非お勧めです。
よろしければ参考にしていってくださいね。
中学生で一番気になる事が、「勉強」になります。
中学受験を経験する方もいらっしゃいますが、多くの方にとって高校受験が最初の大きな受験になります。
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小学校6年生の時には点数すらかかれないほど成績の悪かった少年が、家庭教師をつける事によってその地区で最難関の高校に合格する話になります。
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