子どもの成長はあっという間です。
この間生まれたと思ったらもう卒園、そして小学生です。
卒園式で幼稚園での思い出を振り返り号泣するわが子。
自分も最初から最後までハンカチで目を拭う間もなく(ビデオカメラを持っていたため)、娘以上に涙を垂れ流していました。
家族や友達や先生、人との絆を育み素直に感謝の言葉を伝えられる優しさ。成長したその姿は何とも頼もしく愛おしいものでしょう。
しかし・・・
小学生になった途端、口が悪くなったという状況に悩む親御様も多いのではないでしょうか?
幼稚園(保育園)の頃は素直に言うことをきいた子ども。
「お片付けした?」→「いまやりまーす」or「もうしたー」
「歯磨きしようね(仕上げ)」→「はーい」(膝にごろん)
「もう寝る時間だよ」→「おやすみー」(ぎゅー10秒抱きしめ)
叱ると、→「ごめんなさい・・・」
小学生になると、
「お片付けした?」→「メンドクサイ。やって」「言うからやる気なくなった。」
「歯磨きしようね(仕上げ)」→「自分でやるからいい。」(やらない)「息臭いよ。」
「もう寝る時間だよ」→「何で?大人は遅くまでテレビ観てるくせに。」
叱ると、→「うるさい!」「こんな家族ヤダ!」 或いは無視・・・
なんてことになっていませんか?
この記事では小学生になって心身ともに変化していくわが子に対し、適切な対処法や心構えについて考えていきたいと思います。
小学生に現れる中間反抗期とは?
子どもの態度が変わってしまった事により、
「今までの育て方が間違っていたのか…?」
そう感じてしまう事もあるかもしれません。
ところがこれは小学生から始まる中間反抗期という時期に入った為であり、決してこれまでの育て方や子どもに問題がある訳ではなく自然の摂理です。
子どもは成長するにつれて言葉を知り、言葉を知れば自分の言いたい事を言えるようになります。
そして自分で行動したいという意思も強くなります。
それに加え幼稚園から小学校という環境の変化や友達関係、勉強でのストレス。
甘えたい気持ちが重なる事でつい親の言うことに逆らってしまったり悪態をついてしまうのです。
自分たち大人も納得できない事や面白くない事があった時はストレスを感じるし、感情的な事を言ってしまう時がありますよね。
つまり中間反抗期の兆候がみられたら、それは子どもが健康に育っている証拠なのです。
実際どのように対処するか
中間反抗期については理解したものの、実際に子どもと向き合うのは中々難しいものです。
親にとっていくら可愛いわが子であっても、あまりに空気を読まない発言や理不尽な言葉使いが過ぎれば
「負けられぬ!」
という思いから子どもの言い分を強く否定したり、きつく叱ったりする事もあるかもしれません。
しかしこれでは、余計に子どもは混乱するばかりか子どもの成長を妨げる事にもなりかねません。
これは長女の例ですが、母親から叱られた際に放った言葉です。
「自分の言いたいことを言えるようになれって言われたから、言ってるのに何で怒られないといけないの。」
私はこれを聞いて「その通りだ。」と思いました。
確かに子どもは未熟な事もあり言葉の選び方を間違える時がありますが、しっかりと親や先生の言った事を守っていたのです。
それ故、実際に自分の気持ちを受け入れられないとなった時は反抗したくなる気持ちも当然なのではないでしょうか。
自分の気持ちをただ否定されるだけでは、自分の意見や思いを伝える事を諦め、周りの言いなりになってしまう可能性もあります。
その後は長女の言い分をひたすら聞き、自分の意見が言える程に成長した事を褒めました。
その上で、次のように質問してみました。
「さっきみたいな言い方(母親に言った言葉)を自分がされたらどういう気持ちになる?」
「悲しい…」
「じゃあ、どう言えば良いかな?」
「嫌な気持ちになる言い方をしないで、冷静に言う…。」
という感じになりました。
たまたま、上手くいっただけかもしれませんが…。
ただ叱って否定するのではなく、子どもの言い分を聞く事。子ども自身が問題を振り返り考えるような言葉かけをする事が大事なのではないでしょうか。
とはいっても、親も人間です。疲れている時もあれば、気分や体調が悪い時もあります。
「頭では分かっていても気持ちがついていかない。」
という事もあります。
そんな時は一旦子どもと距離を置いたり、自分の用事等をこなして子どもとの衝突を回避する事に徹するのも良いかもしれません。
後は中間反抗期について知る事。確実に子どもは真っすぐ成長しているんだとおおらかな気持ちでいる事も、口の悪い小学生のわが子と接する上での秘訣だと自分は思います。
まとめ
それでは小学生になって口が悪くなった子どもへの対処法をまとめたいと思います。
- 中間反抗期について正しい知識を得る
- 健康に育っている事を知る
- 子どもの言い分を聞く
- 子ども自身が考えるような言葉かけをする
- 親自身が余裕のない時は一旦子どもと距離を置く
- おおらかな気持ちを持つ
あくまで自分の考え方なので、参考程度にしていただければ幸いです。
成長の過程で出てくるものですので、いつか丸く収まります。
今は腹を立てることがあっても
「順調に成長しているんだな。」
と思える心があれば子どもも健やかに成長していきますよ。
この前友人の子どもに会ってきた時の話です。
少し前までは人懐っこくてすぐに近寄ってきてくれてたのですが、この前行くと
「あっちいって!」
と言われるようになりました。
私は気にも止めませんでしたが、友人が謝った後に「最近あんな調子で、、」と言ってました。
その時に友人と一緒に原因について調べてた結果、あることにたどり着きましたので紹介します。