子育てをしている大多数の親御さんは「賢い子になって欲しい」と願うはずです。
まだまだ学歴社会と呼ばれる世の中で、勝ち残っていくためには勉強ができるに越したことはないのです。
これは子供3人とも東大へ入れたママさんがテレビで言っていた事です。
- 子どもの好奇心を育てなさい
- 「勉強しなさい」と言わない
- 「後にして」は禁句
賢い人は、みんな好奇心旺盛です。
では、どのように関わっていけばいいのでしょうか。一緒に考えてみましょう。
目次
知的好奇心を育てる関わり方
一緒に人生を楽しむ
知的好奇心を育てるには、3歳〜5歳が最も大事なポイントになってきます。この期間に、いかに色々な体験をし、その体験を通して、「人生を楽しむ事を教えてあげる」かが大事になります。
わざわざ教えなくてもいいんです。
親が子どもの前で、人生を楽しむ姿を見せていれば、子どもは勝手に真似をして学んでいきます。
子どもは親の事を、本当によくみています。無意識にしているダメなことでも、すぐ真似してきます。
例えば、親がよく「お前」と口にしてる家の子は、お友達に対しても「お前」と言うみたいに、子どもと親は鏡みたいに映しあうんです。
私の親も、毎週のようにどこかに連れて行ってくれました。
遊園地や水族館そして動物園。
テレビで見た楽しそうなところや「どっか行こ!」という要求は叶えてくれてました。
今自分が子育てをしていく中で、自分の子供時代の事を思い返してみると、親のすごさが改めてよくわかります。
子どもは、家の中に居たらつまらないから外に行きたい。でも、明確に「どこ」とは分からないから「どっか」行こうとなります。
親はその「どっか行こう」に答えてあげなきゃいけないのですが、難しいですよね。
特に一人目だと、ここは年齢的にまだかなぁとか色々考えてしまって、諦めてしまうこともしばしばです。
自分の親に聞くと、そういう「どっか行こ」に応えるのは大変だったと笑いながら言いますが、毎週末お出かけするという子どもの頃の当たり前が、今ならすごい事だと実感させられます。
知的好奇心=好きを深める
私は3歳〜5歳の間というのは正直覚えていませんが、きっとそれは今にいきていて(残念ながら好きなこと限定ではありますが)わからない事は分かるまで、とことん追求します!
自分が深めたいと思うことや、仕事で深めていかなければいけない時は、特にそうしてます。
なぜなら、人は自分で調べなければ覚えないのです。
答えだけ目の前に渡してあげても、それを自分で調べるという行動にでなければ、せっかくもらった答えも自分のものにはなりません。
逆に言うと、覚えたい・知りたいと思うから調べるのです。知的好奇心が低いと、そういう知識に対する欲求が出てこなくなってしまいます。
その状態のまま、学校が始まる年齢になると子どもは苦労します。
分からない事をどうしていいか分からず「まぁいいか」で放置してしまって、どんどん勉強が分からなくなる悪循環に陥ります。
私たちが子どもの頃からあるこどもちゃれんじはこどもの興味をひくのが上手です。
子どもの興味と合致すればのめり込んでくれます。
その体験談についてはこちらを参考にしてください。
勉強はしなさいとは言わない、やりなさいではなく一緒にやる
そもそも、なぜ「勉強しなさい」と言ってはいけないのか…。
自分に置き換えてみてください。
仕事で、上司から何も指示をもらってなくて、仕事がひと段落してる状態でいきなり「仕事しろよ」って言われたらどうでしょうか。
「え?貰ったやつ終わってるんですが、何をやればいいんですか?」
「言われなくても、今聞きに行こうと思ってたのにウザいな・・」
そんな風に、思ってしまいませんか?
子どもも同じです。
漠然と勉強しなさいと言われて行動できる子は、そもそも言われなくてもやります。親が子どもに指示を出すなら明確にださなければ伝わりません。
昔と違って、今は親が子どもの宿題の丸つけをやるそうですね。これ面倒なんですけど、一緒にやるいいキッカケになります。
親が子どもの宿題を見てあげて、分からない事をすぐ質問できる環境を整えてあげると、子どもは宿題の時間=親とのコミュニケーションの時間にもなり、嫌がらずにやれるんじゃないでしょうか。
親が背中を見せてあげる
私が子供の頃の事を思い出してみても、私は親に「やりなさい」と言われたことはあまりないんです。口を酸っぱくして言われていたのは
「人様に迷惑をかけなければ好きにしていい」
「そのかわり、人のせいにするのではなく責任は自分でとりなさい」
結構小さい時から言われてた気がします。
自分が「やりたいこと」ではなく「親がやりなさい」といった事をしてしまうと、失敗した時に親がやれって言ったから失敗したんだ。
というふうに、「人のせい」にしてしまって成長しないんだとよく言われました。
たしかに私の前で親が愚痴を言ったり、人のせいにしたりという会話は聞いたことがない気がします。
共働きだったので、私は主に祖母といたのですが、祖母から「貴方達のためにお父さんとお母さんは一生懸命お仕事してるんだよ」と聞かされていたので、宿題などやらないといけないことは最低限やっていました。
ゲームはやめなさい。という横で親はスマホ。
勉強しなさいといいながら、親は本すら読まず、テレビを見て笑ってる。
これじゃ子どもがうんざりしてしまいます。
子どもが大きくなるにつれて、宿題を見てあげるのは難しくなります。そんな時は、子どもが宿題をする間、親は家事をしたり、本を読んだり、子どもだけじゃないんだよと、背中を見せてあげればいいと思うんです。
なぜ「分からない」と放置するようになるのか
冒頭でもお伝えした「知的好奇心を育てるには3歳〜5歳がベスト」ということですが、生まれながらにして分からないを放置する子はいないんです。
このぐらいの時って、大人からみれば子どもの「なんで?」の質問地獄がやってきます。
子どもはわからない事だらけで、親を先生にして学ぶために質問をいっぱいしてくるのです。
私はそもそも子どもが好きではありません。保育士さんのように無邪気に遊んだりもできません。「なんで?」の前にある絵本を指差しして親に答えるよう求めてくるのもうんざりしてしまいます。
だからこそ、理屈を理解したいと思うのです。
意味もなく一緒には遊びたくないけれど、それが子どもの知的好奇心を伸ばすためと分かれば、精一杯遊べます。
なんでうんざりするんだろう?って考えてみたんです。
それは親の固定観念のせいで、「正確に」答えなくてはいけないと思ってるから。
子どもが親に多くの質問をする家庭では、親が子どもに質問する事が多いんだそうです。
子「これなに?」
親「お花だよ」
子「これなに?」
親「お花だよ。なんのお花だと思う?」
上よりも下の方が会話が広がります。子どもは単純に答えが欲しいだけではなく、親との会話を欲してるので、質問をしたりされたりでいっぱい会話してください。
「気になる事を親に聞けば楽しく教えてくれる。」
子どもがそう認識できるようにすれば、わからないまま放置はしないと私は思います。
時々、街中で残念な会話を耳にすることがあります。
子「ママこれなにー?」
親「(スマホ見ながら)◯◯でしょ」
浮いてる風船を指差しながら
子「ママこれなんで浮いてるの?」
親「知らない。」
子「ねぇ。なんでー?」
親「(スマホ見ながら)知らないって言ってるでしょ。なんでなんでうるさいなー」
その一生懸命見ているスマホで調べてあげることさえしないんです。
こういう会話を繰り返した子どもは、そのうち分からない事を質問しなくなります。
聞いても親は答えてくれないし、楽しく一緒にいたいのに怒られるからです。
スマホやインターネットに頼らない
私が初めてパソコンや携帯に触れたのは、15歳の時です。
そこから大きな変化がありました。パソコンの操作やインターネットに関する知識が、どんどん増える一方で、漢字が書けなくなりました。
パッと思いつくというのが遅くなりました。
なぜなら、分からないことは考えなくてもすぐにパソコンが教えてくれるからです。
あの有名なIT企業を立ち上げた著名な方も自分の子どもにはスマホやタブレットを与えなかったそうです。一見知的好奇心をくすぐりそうですが、スマホやネットは考えなくても答えをくれるので、子どもの考える・調べるという力が育ちません。
バーチャルとリアルを結びつけるのが非常に大事なんです。
- テレビでみた素敵な景色の場所に行ってみる
- あの生き物を実際に見たいと思ったら動物園に行く。
- 親が先に調べた図鑑を子どもに見せてクイズを出す。
- 絵本をいっぱい読んであげる
私も子どもの頃、その辺に生えてる木苺や野草をとって食べたりしました。不味くて二度としませんでしたが、実際にやってみることで「不味い」という経験が増えるのです。
この「経験」が子どもにとって後々大事な意味を持つようになります。
インターネットのバーチャルな知識だけでは「らしい」を越えることはありません。
私たちが子どもの頃からあるこどもちゃれんじはこどもの興味をひくのが上手です。
子どもの興味と合致すればのめり込んでくれます。
その体験談についてはこちらを参考にしてください。
子どもの好奇心が伸びない原因
きっと、 小さい時はみんな好奇心旺盛なんです。
それが途中で止まってしまったとしたら、親が伸ばしてあげなかったからだと思うんです。
では何故親が伸ばしてあげられなかったのか。親が好奇心不足だからです。好奇心旺盛な親は子どもと一緒に学び、それを伸ばす事に言葉をつかいます。
好奇心不足な親は子どもを叱り、抑制するために言葉をつかいます。
私もつい言ってしまって子どもに謝るのですが、「ダメ」「やめて」これは良くないです。
子どもは別に親の邪魔をしようとしてしてるのではなくただ単に興味があるだけなんです。
先に書いた「後にして」は禁句。これも同じ理由です。
子どもの好奇心は「今」なんです。それを親の都合で後回しにしてしまうと、そのとき興味のあった事など忘れてしまいます。
もっとそれが度重なると、子どもはきっと何も言わなくなります。
そうなると、分からない事を親に聞くのではなく、そのままにしておくようになり、好奇心が育たないですよね。
東大ママさんは言っていました。
「後にするのは、今してる用事」だと。子どもの好奇心を後回しにしてはいけない。
テレビでみて感心したので、東大ママさんの話が多くなりますが、好奇心を育てるために、図鑑を持って歩いていたそうです。
道を歩いていて「これなに?」と言われたら立ち止まり図鑑で調べて答えてあげる。つまり、子どもの好奇心をひと時も止めないんだそうです。
私たちが子どもの頃からあるこどもちゃれんじはこどもの興味をひくのが上手です。
子どもの興味と合致すればのめり込んでくれます。
その体験談についてはこちらを参考にしてください。
まとめ
そうは言っても、そんな事ふつうの人には無理です。
仕事の合間に家事と育児をこなしていると、なかなか思い通りにはいきません。
出来ることから、やっていけばいいと思うんです。
子どもの性格にもよるので、一概には言えませんが子どもに質問されたら、質問で返してみる。もしそれで子どもが怒ったら一緒に考えようと一緒に考えてみてください。
- 子どもに考える時間を与えてあげる
- 子どものなんで?を無視しない
これだけでも十分な気がします。
3歳〜5歳に知的好奇心を伸ばせた子は、 大きくなっても活きてくるのです。
学校の勉強で分からない事があったときに、自分で調べ、それでも分からなければ質問ができます。
会社で新人さんを教えていると、いるんです。「質問」しない人が。
分からないことがわからないんです。と素直に言える人はいいんです。分からないことがわかるようになってくると質問をしてくれるので。
問題は、「質問をすると怒られると思った」という人がいます。
本人に聞いたわけではないので想像でしかないですが「なんでそんなことがわからないの!」
「なんでそんなことができないの!」
「いちいち聞かないで」
と子どもの頃に怒られたのかなと。
「質問せずに間違ったままやるのが一番ダメだから聞いてね」
そう言ったところでなかなか質問してくれません。そうなると教える方も教えられないし、溝ができてしまいます。
子どもの好奇心に付き合ってあげないと、後々大変です。別に東大に入れるとか大企業に入るとかそういう特別なことに対してだけじゃないです。
普通に生きていくだけで、知的好奇心が育ってないと大変なんです。
知的好奇心を伸ばす子育ては、大人になってからの子どもの人生をも豊かにします。
伸ばさなきゃ!と思うと大変なので、一緒に楽しむ中で勝手に育つと思えば楽ですよね。
知的好奇心も伸ばしながら、親子で笑いながら楽しい子育てができるといいですね。
私たちが子どもの頃からあるこどもちゃれんじはこどもの興味をひくのが上手です。
子どもの興味と合致すればのめり込んでくれます。
その体験談についてはこちらを参考にしてください。