小学校に入学を控えたお子さんをお持ちの親御さんは、ここまで健やかに育った姿を見て感慨深い思いに溢れていることと思います。
しかし、それと同時に実際入学に関して、
「何をどのくらい準備していたらいいのか?」
友達ができるかどうか不安なことで頭がいっぱいになると思います。
そんな不安を少しでも解決できる内容をご紹介します。
目次
友達とうまくできるか不安
この問題が小学校に入学してから一番不安な部分なのではないでしょうか。
大人も仕事をしていく中で人間関係が一番重要です。
ちょっとしたことで気まずい雰囲気になったり、会話をしたくなくなったりすることがあります。
大人では仕事と割り切って、嫌な人とでも仕事をしないといけませんが、子どもはそんな大人の仕事みたいに割り切るなんてことは難しいと思います。
帰ってきたときに
「元気がないな。」
「いつもと違うな?」
と感じたら、まずはお子さんに「今日なにかあった?」と聞いてあげることが重要です。
幼稚園や保育園からのお友達も同じ小学校に進学していると思いますが、初めましてのお友達もたくさんいます。
今まで大丈夫だった言動も、衝突の原因になったりします。
まだまだうまく自分の意見を言葉にできず、子ども自身も不安や、友達との関係に頭を悩ませる時期です。
まずは子どもの意見や思いを「聞き出して」あげましょう。
ただし解決への答えは親が口を出さないこと!
園生活では、先生が仲裁役になり、けんかや言い合いをまとめてくれることも多いと思います。
しかし小学生になりますと、子どもたち自身で、小さないざこざは解決していくようにしていかなければいけません。
親としては心配ですが、どうすればうまくいくか「聞き出し」から「考える糸口」を導き出してあげることが大事です。
例えば「Aちゃんが、昼休み鬼ごっこに入れてくれなかった」と聞いたら
- なんでだめと言われたのか?
- どんなタイミングで我が子がAちゃんに声をかけたのか?
- これからどうしたらいいか?
など原因を一緒に考えてみましょう。
何が原因でけんかになったのかを考える過程が重要だからです。
もしかしたらAちゃんが鬼で、もうすぐ捕まえられることができたタイミングだったかもしれない。
人数的に追加できない状況だったのかもしれない。
考える事で、自身でうまくお友達とどう付き合っていったらいいかが育っていくのです。
登校時間は?登校ルートは?そのルートは安全?
小学校の登校時間は区域によって多少異なると思いますが、登校時間は8時過ぎから8時20分くらいのところが多いようです。
私の娘が通うことになる小学校は7時40分に集合場所に皆で集合して、8時までに登校する形となるようです。
小学校までの登校ルートは実際に親もお子さんと歩いて確認しておいたほうがいいと思います。
そうすることで、登校ルートでどの辺が車通りの多い場所だとか不審者がでる場所だとか、危険な場所を認識できるからです。
不審者情報にも敏感になっておかなければいけません。
各市町村や小学校の連絡網でそういった不審者情報は携帯やスマートフォンに連絡が入るメーリングリストを作成しているところがほとんどです。
小学校に入学してからは親が送迎をするわけではないので、防犯意識を高めていかなければなりません。
学校の授業についていけるか?
いざ小学校に入学したのはいいものの、実際の授業についていけるか不安ですよね。
親の心情としては、やはり我が子には授業でつまずいてほしくはないでしょう。
勉強に関しては、親がお子さんにやらせるのではなく、興味や関心を引くような手引きをしてあげることが重要です。
「親に言われたから勉強する。」
では子どもも楽しくないですし、学力も伸びません。
あれこれ口出しして勉強嫌いの子どもになってしまっては本当にもったいないですからね。
勉強すると、「こんなことが分かるようになるんだよ」とか、「あんなことができるようになるんだよ」などと、
興味を引くような形でお子さんの背中を押してあげることが重要になってきます。
そうすれば、親が言わなくても自分から勉強する子になっていきます。
私が小学校のころは、親にとやかく言われてやってましたから、勉強が嫌いでしょうがなかったです。
我が子には絶対にそうしないように心に決めています。
環境の変化によるストレスは?その対策は?
今まで慣れ親しんだ園を卒業して小学校という新しい環境に飛び込むわけですから、お子さんは少なからずストレスを受けます。
今までは、学ぶ<遊ぶの時間が多かった生活から、一授業あたり40~50分きちんと椅子に座り静かに勉強する生活に変わります。
事細やかなルールに添って行動する。
新しいお友達や先生とのコミュニケーションを取りつつ、初めてのことばかりが身の回りに起きるんですから子どもは疲れますよね。
イライラから些細なことで、お友達とけんかをすることもあるでしょう。
学校で我慢して、帰宅してからその感情が爆発し、泣き出してしまうお子さんもいるようです。
今までお昼寝をしなかったのに、帰ってきたら速攻ベッドにもぐりこむ。なんて話も聞きます。
小学校から帰ってきたら「今日の学校どうだった?」とか「嬉しいこととか嫌なことあった?」などと聞いてあげるのが一番です。
今は共働きの家庭も多いと思います。「そんな時間ないわ!」と思うかもしれません。
5分でいいんです。目を見て話を聞いてあげることが大事なんです。
きちんと話を聞いてもらえた。
それは子どもに大きな安心感を与えます。
親が忙しければ忙しいほど、子どもは話しかけるきっかけを失いがちです。
コミュニケーションの時間を取ることで、親のほうも仕事からスイッチを切り替える事が出来るのです。
私も長女に「今日楽しかった?」と毎日聞くようにしています。
その返事の声で、嫌なことがあったのか、それとも楽しいことがあったのかすぐにわかります。
そして具体的になにがあったのかを聞いてあげると、子供は気持ちが落ち着きます。
学校生活に慣れるまで「コミュニケーションタイム」をうまく作りつつ、ストレスを取り除いていきましょう。
実際にかかる費用はどれくらいなのか?
公立小学校は授業料や教科書は無償です。
主に、給食費やPTA会費などで大体3000~4000円くらいです。
その他の毎月の費用としては、学級費や、授業で使うワークやプリント代として1000~3000円程徴収される学校が多いです。
いずれも数千円単位のものだと思うので、保育料に比べれば安いと思います。
臨時費用として、音楽で使うピアニカなどの楽器。
絵の具セットの購入などがあります。
もちろん量販店で安いものを購入するのも一つの手ですが、学校販売の道具は、カラフルでかわいいキャラクターが描れてます。
みんなと違うという点で今はいじめに発展することもありますので、様子を見つつ選択するのがいいでしょう。
意外なところで「習い事」の費用が追加されるケースもあります。
今はありとあらゆる種類の習い事があります。
友達が習い事していたら一緒に通いたい。
という要求が出てきたりします。
続けることができるのか?よく考えてお子さんと相談して対応しましょう。
また忘れてはならないのが、入学に際して準備しなければならないものです。
入学前の準備するものとして一番頭を悩ませるのがランドセルではないでしょうか?
デザインや機能性もさることながら、値段も3万円ほどから10万円を超えるものまであふれています。
6年生まで使うものですから、流行やデザインだけでなくじっくり選びましょう。
制服のある小学校なら上下最低枚数だけとりあえず準備するのがいいと思います。
子どもはすぐに大きくなるので、順次必要と思う枚数を追加したほうが無駄になりません。
大体最低限揃えるとして2万円~5万円が相場のようです。
その他室内と体育館シューズや帽子。
体育服など数千円から1万円ほど準備していたほうがいいでしょう
意外と忘れがちな、筆記用具も入学前に確認の必要があります。
最近では、筆記用具も無地指定の学校が増えてきています。
授業中キャラクターに気を取られ集中できないというのが理由のようです。
私の娘が入学する予定の小学校では、筆箱は長方形で無地ということが指定されていました。
それを探しに娘と買いに行きました。ですが、なかなか娘の気に入る色がなかったので苦労しました。
入学前に準備するものは自治体で違ってくるので、入学前の説明会に参加してしっかり確認する必要があります。
まとめ
さて、小学校に入学する際の不安なことを重点的にピックアップしてみました。
- 友達とうまくできるか不安
- 登校時間は?登校ルートは?登校ルートでの不審者情報は?
- 学校の授業についていけるか?
- 環境の変化によるストレスは?その対策は?
- 実際にかかる費用はどれくらいなのか?
各地域によって服装、登校時間や門限、授業のペースや人間関係など違いがあると思います。
しかし、お子さんが小学生になるとできることも増えてくるので、親も子どもと一緒に小学校生活を楽しんでいくという気持ちで臨んでみてはいかがでしょうか。
余談ですが、一年生の準備品の中で「算数セット」というものがあります。
小さいおはじきや、計算に使う棒など、こまごました教材が大量に入っています。
これに一つずつ「名前シール」を貼り付けなければいけません。
地獄のような作業になります(笑)
購入したら早めに済ませてしまいましょう。
これ以外にも持ち物にはすべて記名しなければいけないので、余裕をもって取り組んでください。
この春から晴れて小学校1年生になる方も多いですね。
初めての小学校生活、ワクワクすることもあり、不安なことも多いと思います。
私の先輩の子どもも去年小学校へ入学したのですが、不安なことでいっぱいだったみたいです。
近くのカフェで話していた時に教えてくれましたので紹介しますね。