試験の前日になると誰もが不安になったり、ドキドキしたりするものです。
そしてそれは自分が強く行きたいと思っている学校であればなおさらのことです。
入試は学校の定期テストとは違い、どの範囲が出るかもわかりませんし、この点数を取れば大丈夫というのもわかりません。
そういう試験なので、「合格できるかな」と不安に思うことは当たり前のことなのです。
ですが、それでも不安に思ってしまい、夜も眠れなくなってしまう人は大勢いると思います。
私もそのうちの一人です。
ここでは、「不安に思ったときの対処法」と「不安でも眠れる方法」の2つをご紹介します。
目次
不安なときの対処法
「明日、大丈夫かな」と不安に思ったとき、あなたはどうしていますか。
ずっと「う~ん、う~ん」と悩んでいても不安は解消されません。
不安なとき、ドキドキしているときそれを解決するには「不安な気持ちを紙に書く」ことです。
人間不思議なもので、不安に思っていることを書き出してその文字を見ることによって自分を客観的に見ることができて、それまでの不安な気持ちを落ち着かせる事ができるのです。
- 合格できるか不安だ
- 苦手な数学の問題が出たらどうしよう
- 朝ちゃんと起きられるだろうか
- 忘れ物せずに行けるだろうか
などの自分が不安に思っていることを書き出してみてください。
何もしないよりはすっと楽になったり、ポジティブになれたりします。
これは「可視化する」という作業なのですが、人はもやもやした気持ちを書き出すことによって、頭の中を整理し、もやもやを軽減してくれるのです。
不安に思っている自分を認めてあげてください。
あなたの最大の味方はあなたです。
あなただけでも自分に「大丈夫だよ」と言ってあげてください。
ちなみにこれは試験以外でも使えるので、なにか不安に思うときがあれば「紙に書く」ということを行ってみてください。
眠れない原因
それでも不安で眠れないときというのはあると思います。
誰しも経験があると思いますが、頭の中では眠りたいと思っているときに限って、眠れないものです。
私も早起きしなければいけないときほど、なかなか眠れなくてつい夜更かししてしまい、翌日は寝不足になるということを何度も経験してきました。
そもそも、なぜ眠れないのでしょうか。
今度は眠れないときの原因と対処法を見てみましょう。
ストレス、緊張
試験前に眠れない一番の理由は「ストレス」や「緊張」です。
明日のことが気になってしまってドキドキして眠れないのです。
この時、体の中では交感神経という部分が活発に働き、眠れなくしているのです。
交感神経とは「運動したり、作業をするときに活発になる部分」つまり、動くときに働く機能です。
交感神経にスイッチが入ったままだと体がリラックス出来ずになかなか眠ることができません。
眠るときには、反対に副交感神経を活発にしなければなりません。
副交感神経とは「リラックスするとき」に働くので、できるだけリラックスして副交感神経にスイッチが切り替わるようにしてあげなければならないのです。
カフェインなどの影響
カフェインは眠気を抑える効果があることは有名な話です。
受験生の多くも夜の勉強にはコーヒーなどを飲んで、カフェインの効果を得る人も多いでしょう。
いつもは飲んでいるコーヒーなども試験前日は控え、確実にしっかり眠りたい日には一般的に言われている夕方までにカフェインの摂取は終わらせましょう。
カフェインの興奮作用は思ってる以上に体に残りますので、睡眠不足の原因になってしまいます。
夜型の生活など生活習慣によるもの
これはいつも夜更かしをしていたり、夜型の生活を送っている人のことですね。
いつも夜中の3時に寝ているのに、その日だけ22時に寝ようとしてもなかなか眠れません。
体は3時に寝ることに慣れているので、3時頃になって眠たくなってくるのです。
試験の前日に早く眠れるようになるように1週間ぐらい前からはいつもより早めに寝ることを心がけましょう。
スマホやパソコンの見すぎ
またよくやってしまうのは、寝る前にスマホやパソコンを触ってしまうことですね。
私もほぼ毎日触っているので、寝る前にスマホを触らないようにすることがいかに難しいかがよくわかります。
ですが、試験前日だけは寝る前にスマホやパソコンを見ることをグッとこらえましょう。
スマホやパソコンの光というのはブルーライトと呼ばれるもので、寝る前にこの光を浴びると、体は覚醒状態になってしまいます。
そうなると交感神経が働いてしまうので、眠れなくなるのです。
体を睡眠モードにするためには寝る前のスマホやパソコンを見ることはなるべく避け、刺激が少ない状態で布団に入るだけにしましょう。
受験が終われば、思いっきりスマホを触ることもできます。
それまでほんの少しの辛抱です。
眠れない自分を認める
眠れないときというのは、「なんで眠れないんだ」と自分を責めてしまいがちです。
ですが、自分を責めることが実は余計に眠りにくくしているのです。
なぜかというと「眠れない」ということ自体が「ストレス」となっているからです。
先程もストレスは眠れない原因の一つだと言いました。
眠れないことによって、ストレスが生じさらに眠れない状態になってしまっているんです。
これを解決するには方法は1つです。
「眠れない自分を認めること」です。
眠れない自分を認めることでストレスを一つ取り除くことができます。
いくら眠れなくても目をつむっていれば、いつかは眠れるんです。
「今、眠れていないだけ。いつか眠れるさ」とポジティブに考え、眠れないことを気にすることはやめましょう。
眠れないときにすること
眠れないときは余計に「眠らなきゃ」と焦ってしまいますが、そんなに焦る必要はありません。
焦るとストレスになるので、余計に眠れません。
眠れないときには焦るのではなく、することはたった一つです。
それは「目をつむる」ことです。
実は眠らなくても目をつむるだけでも、脳を休める効果があるのです。
脳内に入ってくる情報の70%は「視覚」による情報です。
私達はそれだけ多くの情報を目に頼っています。
ですが反対に言えば、目をつむるだけで70%の情報を遮断することができるんです。
割引で70%オフといえば、もう出血大サービスですよ。
なにせ1000円の商品が300円になるんですから。
それだけ情報を制限することができるので、脳を休めることもできます。
そして、脳を休ませているとそれはリラックス状態となり、自然と眠れるのです。
つまり、眠るためにためにすることはたった一つ「目をつむる」これだけです。
実はとても簡単なんです。
眠れないときにしてはいけないこと
反対に眠れないときにしてはいけないことは先程の逆ですね。
「目を開けている」ことです。
目を開けると様々な情報が目に入ってきてしまうので、脳は休みたくても休むことができませんので、これではいつまで経っても眠れません。
思い出してみてください。
眠れないときって、よく目を開けてしまったり、ついスマホを見たり、なにか考え事をしてしまったりしていませんか。
ですが、それは逆効果なんですよね。
私も眠れないときにはよくやってしまうのですが、眠れないと5分も経たないうちに目を開けてしまって「眠れないな~」と思ったり、お茶を飲んだりして、全然体を休めることができていないんです。
眠れない時についついいろんな事を考えてしまいがちですが、私の経験上眠れないときに考えてる事が自分にとって有益だった事ってほぼないので、焦ってつまらない事に脳を使わずにさっさと諦めることをおすすめします。
私だけかもしれないですが、眠れず焦ってるときはネガティブになりがちです。
なので、眠れないときにはぐっとこらえて目を閉じ続けましょう。
多少、眠れなくても大丈夫
これを言ってしまったら、元も子もないかもしれませんが、人間多少眠れなくても大丈夫です。
死にはしません。
8時間睡眠が7時間半になったところで大きな影響というのはありません。
これが8時間睡眠が3時間睡眠になってしまったら当然寝不足になってしまいますが、その時には目を開けていたり、なにか行動をしてしまっているはずです。
眠れないときは「全然眠れないな」と思いつつも目をつむっていてください。
そうすれば自然と眠りの中へ落ちていきます。
明日の目覚ましをセットしたらそのまま目をつむっていましょう。
まとめ
- 不安を紙に書いて客観視してみる
- 眠れなくても焦らない
- 睡眠前のスマホは控える
- うまく副交感神経を働かせるためにリラックスする
- 目を閉じるだけでも脳は休まる
試験の前日はどうしても不安になり、自分だけが追いつめられている感覚になりますが、大丈夫です。
何故ならあなただけではなく、不安なのはみんな同じです。
「明日、大丈夫かな」と思っている受験生は全国に何万人もいます。
あなたも大勢いる中のその一人です。
ですが、そこで悩むだけではなく、不安を紙に書いたり、目をつむって眠るための行動をしましょう。
それだけでもうあなたは全国の何万人にもすでに勝っていることになります。
受験ではどれだけ頑張っても合格を100%にすることは不可能です。
あなたができるのは体調を整えて、本番を迎えることだけなので、明日に備えて他の受験生たちをリードしてしまいましょう。
心を落ち着けて、しっかり睡眠をとり、明日の試験を平常心で迎える。
これがしっかりできれば大丈夫です。
高校受験直前と言う方は、すぐにベッドで目をつぶってください。
それだけでもかなり違います。
そして、高校受験が終了し、合格発表がでた後にこの記事を見てくださいね★
高校生になりますと、華の青春時代に入ります。
学生時代でも一番思い出に残りやすい時期です。そして、恋に部活に勉強に精を出して最高の形で大学へと進んで頂きたいと思います。
高校に入る前にこの記事を親と一緒に読んで頂くと良いです。
部活動で色々な方と出会い、自身成長しながら難関大学に合格した話になります。