皆さんは勉強のときに
「記憶力をアップさせたいな」
と思ったことは一度や二度ではないはずです。
そんな時に
「ガムが記憶力をアップさせる」
という話を聞いたことがあるでしょうか。
結構昔から言われていることなのですが、実はこれってあまり効果は確実にあるとは言えないのです。
記憶力をアップさせるためにガムを噛むのであれば、記憶力をアップさせるテクニックを身に着けたほうが何倍も役に立ちますし、日常生活でも使えます。
ここではなぜ、ガムが記憶力アップに役に立たないかを説明していきます。
ガムは記憶力を大きくアップさせない
ガムには記憶力をアップさせる効果があると言われていますが、実は勉強で効果があるほど、飛躍的に記憶力がアップするわけではありません。
そもそもガムを噛むだけで記憶力が劇的に上がるのであれば私は常に噛んでいますし、ほかのところでも勉強中にガムを噛もうと言っているサイトやYouTuberがいるはずです。
ですが、あまり受験対策サイトなどでガムを噛もうと積極的に謳っているところは少ないです。
またこんなニュースもありました。
このように海外ではむやみに記憶力があるなどというと違法扱いとなるので、
「ガムが記憶力を上げる」ということは、確実に言えることではなく、誇大広告である可能性があります。
世界三代通信社の一つであるフランスのAFP(=フランス通信社、L’Agence France-Presse)ではさらにこのような研究データもあります。
業界ニュースサイト「NutraIngredients.com」が伝えたところによると、英カーディフ大学(Cardiff University)の研究者らが専門誌「Quarterly Journal of Experimental Psychology」に発表した最新の実験では、ガムをかむと短期記憶力が強化されるとしてきた先行研究を覆す結果が出た。
実験では学生40人に、ガムを「勢いよく」かみながらランダムな文字列を記憶してもらった。対照グループには、ガムを「何となく」かみながら同じように文字列を記憶してもらった。
次に、ガムをかみながら数字などの文字列の中から欠けているものを見つける実験を行った。
以上の実験の結果、いずれの場合でもガムをかむことによって短期記憶力の低下が確認されたという。ちなみに、ガムをかむ代わりに指先で机などをトントン叩いてもらった場合でも、同様の結果が出たという。
(https://www.afpbb.com/articles/-/2878229 より引用)
実はデメリットがたくさんある
この他にもガムを噛むことによるデメリットはいくつかあります。
ここでは、私が実際にガムを噛んで経験したデメリットをご紹介します。
集中力が落ちる
まずガムを噛んでいるときは、やはりガムのことが気になりますよね。
無意識であってもどこかでガムを気にしていますし、勉強という意味では集中力が散漫になってしまいます。
ガムの味、固さ、音などいろいろなことが気になったりもします。
私の場合は結構ガムが気になったりするので、かつては勉強中にガムを噛んでいましたが、ガムが集中することを妨げていると気づいたときから、勉強中にガムを噛むことをやめました。
そして、ガムを噛んでいて一番気になるのが「いつ捨てるか」ということなんです。
噛み始めはおいしくて味がしっかりついているのでいいのですが、しばらく噛んでいると味がなくなってきます。
そうなるとただゴムを噛んでいるような感じになるんですね。
そこで悩み始めるのが、「このガム、もう捨てようかな」ということなんです。
「まだ、さっき噛み始めたばかりだからもったいないかな」とか
「ティッシュ探すのめんどいな」とか余計なことに悩み始めるんですよね。
そうなると勉強している内容よりも、「いつ捨てるのか」ということばかりを考えるようになってしまいます。
それは集中していないということなので、ガムが集中力を奪っているということにもなります。
それはガムが勉強を邪魔しているので、それであれば噛まないほうがいいんです。
アゴが疲れる
ガムというのはずっとアゴを動かす作業です。
なので、ずっとアゴを動かしていたらどうなるのか。
当たり前ですが、アゴが疲れます。
何を当たり前なことを、と思っていらっしゃるかもしれませんが、体の中でのアゴの重要性をご存知でしょうか。
アゴが強い人は、力を出すことが上手な人です。
ぐっと奥歯に力を入れることによって、大きな力を出すことができます。
口を開けて重たいものを持っている人はいませんし、重いものを持ち上げるときは必ず歯を食いしばっています。
そういうときのためにアゴを鍛えることは重要でしょう。
しかし、ここでは「勉強」がテーマです。
勉強で歯を食いしばるときはほとんどありません。
なので、勉強のためにアゴを鍛えるのであれば、その時間を使って勉強すべき科目を勉強しましょう。
味がなくなる
これはストレスになる要因ですが、ガムは時間が経つと味がなくなります。
しっかりと味を感じることができるのは長くても10分程度でしょうか。
そのあとはほのかな味を感じることはできても、どちらかといえばゴムを噛んでいるような作業感のほうが強くなります。
これではあまり美味しくありませんし、先程の「いつ捨てようか」という問題にも直面します。
集中力もそちらに取られてしまうので、それであればストレスになるまえにさっさと捨ててしまったほうが精神的にもいいかもしません。
コストがかかる
コストの問題も考えなければなりません。
板ガムであれば大体一つで100円ほどですし、ボトルガムであれば一本300~500円程度といったところでしょうか。
ですが、ちりも積もれば山となるということで、もし週に三つほど買ってそれが一月となれば1200円ほどになります。
これならば一つ問題集が買える値段にもなるので、記憶力が上がる効果の不確かなガムを買うよりも、問題集を買って記憶のメカニズムに則った勉強法を実践するほうが確実性が高いです。
なので、ガムは息抜きのお菓子として用いるほうがよく、記憶力を上げるために噛むのは避けたほうがいいです。
記憶のテクニックを学ぼう
ガムを噛むことに記憶力が上がる効果が確実にあるかどうかはわかりません。
もし仮にあったとしても私は微々たるものだと思っています。
記憶力を上げたいのであれば、私は記憶のメカニズムについて勉強することをおすすめします。
「マジカルナンバー7プラスマイナス2」
という言葉があります。
これは脳科学による記憶のメカニズムに基づいたれっきとした記憶のテクニックです。
初めて聞いた場合はなんのことやらちんぷんかんぷんですが、気になる方は一度調べてみてください。
このテクニックを知っているかどうかで記憶のやり方が変わります。
なので、コストが掛かったり、ストレスの原因にもなるかもしれないガムよりも、記憶のテクニックを磨いてみてください。
まとめ
ガムには実はそこまで劇的な効果はありませんし、デメリットも存在しました。
- 記憶力を大きくアップさせない
- 集中力が落ちる
- アゴが疲れる
- 味がなくなる
- コストがかかる
- 記憶のテクニックを磨いたほうがいい
以上のように、ガムには少なからずデメリットがあります。
そのことを考えたときに、記憶力を上げたいのであればガムに頼るよりも、脳科学に基づいた記憶のコツを学んだほうが確実性が高いです。
ガムはあくまで、おまけ程度だと考えておきましょう。
この記事を読まれている方は様々だと思います。
特に、中学生の場合、一番気になる事が、「勉強」になります。
中学受験を経験する方もいらっしゃいますが、多くの方にとって高校受験が最初の大きな受験になります。
人生には2〜3回(人によっては4回以上の時もあります)の大きな試練があります。
その1つめの関門が「高校受験」です。
ここで最初の線引きが行われます。
この高校受験を最高の形で終わらせる事ができるように、早い段階から対策を行なっていくのがいいです。
その事について紹介しているのがこちらになります。
小学校6年生の時には点数すらかかれないほど成績の悪かった少年が、家庭教師をつける事によってその地区で最難関の高校に合格する話になります。
記憶力が悪くて困っている、、、と言う方にもぜひオススメの内容になります。
一度ご覧くださいね★
さらに、大学を目指してる方にはこちらの記事もお勧めします。
高校合格から大学合格までの話になりますが、中学生以上に大きな経験をしていって自身の見聞を広げていきます。
最後には人生最大のピンチがやってきます。
それを乗り越えれるのかは中身を見てください(笑
こちらにも記憶力を上げる方法を記載しております。
参考になると思いますよ★