勉強もだんだん難しくなってくるし、子どもも反抗してきたり。
低学年のころが楽だったわけじゃないんです。
低学年時代には低学年時代なりの苦労があって。
勉強を教えてあげてもなかなか理解してくれないし。
理解してくれないからこっちも「なんでこんなことがわかんないの」「さっき説明したじゃない」なんて気持ちになってくるし。
お互いにストレスがたまっちゃう。
心配でたまらなかった初登校から早数年。
今では、自転車を乗り回して毎日外で遊びまわっている子どもを見ると、成長を感じることができますよね。
子どもがあっという間に自立し始めて、親としては嬉しいような、切ないような気もしますね。
そんな中、お母さんたちを悩ませている問題があります。
そう、宿題です。
小学校に入ってから毎日持って帰ってくる宿題が、お母さんたちの頭を悩ませているんです。
まずは机に向かわせるとこから始まり、わからないところは教え、最終確認までしてようやく終わります。
毎日のこの作業が案外大変で、勉強の教え方がわからなかったり、教えていくうちにだんだんイライラしてしまったり。
そのせいで子どもが泣いてしまい、宿題が手につかなくなってしまうなんてこともあるのではないでしょうか。
今回このようなことを避けるためにも、子どもの勉強の教え方や、ポイント、注意点などを掘り下げてみようと思います。
目次
まず、宿題をスムーズにさせるには
勉強を教える、以前に宿題へのやる気がなければ伸びるものも伸びません。
宿題を嫌々やっているお子さんも多いのではないでしょうか。
宿題をスムーズに導くためにはいったいどうすればよいのでしょうか。
自主性を身につける
自分から進んで机に向かってくれたらどれだけ良いでしょう。
言われてすぐに取り組める子もいれば、言われてもなかなか机に向かえない子もいます。
そして、家に帰ってきたら自分から机に向かってくれる子。
「うちの子はそういう性格じゃないから無理」
と決めつけるのはまだ早いです。
知り合い夫婦の家に行った時の話です。
母親「マサくんお風呂洗って〜」
マサくん「え〜・・・今日はママがやってよ」
父親「まだお風呂洗いは無理だろ〜」
マサくん「え!?できるよ!パパに見せてあげるから来て!」
この夫婦のコンビネーションに脱帽でした。
これは子どもの嫌がることに対して、自分から進んでやらせることができています。
ポイントはお父さんの
「そんなことまだできないでしょ」
という所に対して、子どもの中のできるのに、やれるのにという反骨精神をうまく利用しています。
子どもの自主性を身につけさせるには、興味のあることに対して手助けをしてあげる。
または、知り合い夫婦のようにやりたくないことも反骨精神をつかってやる気へ導く方法があります。
勉強に対して悩みのある多くの方は後者が多いのではないでしょうか。
勉強でも同じことが言えて、勉強がしたくない子供に対して親の対応や反応でいくらでもやる気は引き出せます。
最も注意してほしい点が、声のトーンです。
お父さんが発信した「そんなことできない」というところは注意しないと子どもが落ち込んでしまったり、あるいはやる気がなくなってしまい逆効果となります。
こちらの方法は、子どもの性格を考えたうえで実行しましょう。
そして、子どもの意見をなるべく取り入れ自分のことは自分でやらせてみましょう。
例えば自分が食べたお皿を洗う、小学校の準備を一人でさせるなどできることはたくさんあります。
それらを習慣づけることにより、
「自分のことは自分でやらなくては」
という責任感を子どもに与え、自主性を育みます。
この時の注意すべき点は、親は途中で横から指示を出さないことです。
例えばお皿洗いの場合
「洗剤つけすぎ」
「水は止めたほうがいい」
など子どもが作業している最中に指示や注意はしないでください。
指示をしてしまうと子どもの中の
「自ら自分の事をやっている」
という気持ちがなくなってしまう可能性があります。
あくまでも子ども自身が望んで作業するということが大事で、出来栄えや結果は二の次です。
自主性というのは「自分で毎日言われなくても宿題をしてくれること」と勘違いしている方が多いですが、そうではないんです。
毎日宿題をやっていても
「お母さんに怒られるからやっている」
という風に宿題を行っても、それは自主性ではなく業務的に宿題をやっているだけになってしまいます。
あくまでも「自身の意思で行動する」ということ大事になってきますので、間違えないでいただきたい点です。
子どもの勉強嫌いと親のストレス
毎日毎日勉強を教える、やらせるストレスというのは負担がかなり大きいですよね。
「宿題はちゃんとやってくれるけど、教えているうちにイライラしてしまう」
「机に向かってもなかなか勉強がはかどっていないところを見ると、ついきつく言ってしまう」
など、様々な要因があげられますが子どもを叱りたい親なんていませんよね。
子どもの根本的な勉強嫌いの原因
まず挙げられるのが、学校で勉強についていけないという点です。
低学年のうちはあまり気になりませんが、中学年の分数あたりから差がみえてきますね。
これは、子どもの元からの頭の良さというわけではなく、子どもの性格や育ってきた環境が大きいです。
小さいころからいろんなことに興味を持っていた子や、早くから保育園などに入所していた子はそれだけ好奇心の強い性格になります。
性格的にも、はっきり物を言える子であれば、わからないところを素直に質問できるかもしれませんが、そうでない子はわからないということすら言い出せない場合もあります。
先生が気付いてくれればいいのですが、学校というのはあくまでもみんなに勉強を教えるということが主な仕事なので、1人がわからないからと言って授業をストップさせるということはまずありません。
例えるならば
1.「掛け算で覚えられないところがあった」
2.「わからないけど授業は進んでいく」
3.「分数に入って掛け算を使うが覚えられていないので解けない」
4.「勉強ができないから嫌いになった」
という感じです。
大人でもスポーツのルールを知っていれば楽しいですが、ルールを知らなければいつ点が入ったかもわからないし、どっちが優勢かもわからないですよね。
そんなスポーツは見ようとも思いません。
子どもも同じで、理解できれば楽しいしもっと知りたいという気持ちが出てくるものです。
そしてもう一つが、親のストレスのせいで勉強が嫌いになったということです。
ストレスから子どもを追い詰めていませんか?
確かに、自分は小学生の時あんなことができたなど思うところはあるでしょうし、子どもにも同じ風に育ってほしいと思う親御さんは多いでしょう。
しかし、あくまでもお母さんはお母さんの子ども時代があり、子どもには子どもなりの個性があります。
いくら似ている親子だからと言って、自分と同じというわけではないんです。
「勉強しなさい」と毎日言ってしまってはいませんか。
子どもは遊んでいるほうが楽しいに決まっていますよね。
毎日「勉強しなさい」というまで机に向かわない子も多いでしょう。
しかし、毎日嫌なことを怒られながらやれと言われて楽しくできるはずもありません。
そうしていくうちに、勉強が嫌いになってしまっているかもしれません。
「○○くんはスポーツも勉強もできてすごいね」などと無意識のうちに比べてしまってはいませんか。
学年に1人は文武両道の子っていますよね。
そういう子を見ると、
「なんでうちの子は」
なんて思ってしまうお母さんもいるのではないでしょうか。
何気ない一言が子どものやる気や向上心をそいでしまっているかもしれません。
その結果、子どもの中にあった勉強への意欲や好奇心がなくなってしまい、勉強嫌いになったり宿題をやらなくなったりといった結果となってしまいます。
楽しくなければ覚えようと思う気持ちもなくなりますし、どうすれば宿題をやらなくてもいいかという方にばかり気を取られてしまいます。
そうならないためには一体どうすればよいのでしょうか。
お母さん一人で無理をしないで。
今まで自主性や、勉強意欲の低下について話してきましたが、ワーキングマザーや下の子がまだ小さくて手が回らないなど、1人では限界もありますよね。
お父さんの帰りが遅ければなおさら。
そんな時は1人でどうにかしようとはせずに、思い切って人の手を借りてみるのも一つの方法です。
塾や家庭教師の利点はたくさんあります。
まず塾の場合、同じ学年の子が何人も一緒に勉強しているので学校の延長線上で勉強ができるという点です。
「勉強は嫌いだけど学校は好き」
という子は多いでしょう。
裏を返せば、宿題は嫌いなのに学校には自分から行きたがりますよね。
それは学校での勉強が苦じゃない、嫌いだけどそれ以上に楽しいことがあったり、自分の役割を理解しているということです。
学校に毎日嫌がらずに行っている子どもはまさに、学校へ行くという自主性が身についているということです。
その点を利用して、塾も楽しい、今日は塾の日だから遊ばないで帰ろうという気持ちを引き出します。
ただし、塾の欠点としては、保護者が送り迎えをしなければいけないという欠点があります。
送り迎えができる家庭の方でしたらいいのですが、共働きの家庭の場合、なかなか送り迎えが難しいと思います。
そして、塾によっては小学生でも夜までしている所も普通にあります。
今の時代、小学生1人で夜道を帰らせてたら不安ですよね。
そういう場合は、塾よりも家庭教師の方をお勧めします。
家庭教師の利点は、毎日の宿題のお手伝いをしてくれるのと、送迎する必要がないという所です。
人によって合う、合わないはあるかもしれませんが、子どもの感覚としては
「先生に教えてもらう」
というより
「たまにお姉さんやお兄さんが勉強を手伝いに来てくれる」
といった感じではないでしょうか。
人見知りの子は大勢の中に入ってしまうと、学校と同じように埋もれてしまうといったことが起きるかもしれない分、自分に合った勉強法で、わからないところを徹底的に理解できるでしょう。
そしてなにより良い点が、お母さんが勉強へのストレスから解放されるという点です。
よく、親は自分の子どもに勉強を教えないほうがいい、と言いますがまさにその通りです。
そもそも、親が勉強を教えられる程度なら家庭教師の先生や塾の講師という職業が必要ありませんよね。
しかし、家庭教師の先生や塾の講師という職業が成り立っていることは、素人にはわからないスキルやポイントなどがたくさんあるからです。
そんな先生方が教えられない事を、素人の親が教えられるなんてことはまずありません。
さらに自分の子どもに勉強を教えるとなると、感情的になってしまったり欲づいてしまうのが母親というものです。
「子どもには将来いい仕事についてほしい」
「うちの子はもっとできるはずだ」
と親としては当然の考えですが、それが裏目に出て気持ちが強ければ強いほど感情的になってしまいがちです。
子どもには子どものペースがあり、勉強には勉強のプロフェッショナルをということです。
まとめ
・宿題をさせるにはまず自主性を身に着けることが重要
・勉強や宿題ができない、しないのには理由がある
・親が無意識のうちに子どもの勉強意欲をなくしている可能性も
・子どものペースに合わせた勉強法が必要
・塾や家庭教師は、親にとっても子どもにとっても利点が多い
いろいろな期待を背負って生まれてきた我が子です。
将来を期待するのは親として当然のことですよね。
しかし、その結果子どもの勉強意欲をそいでしまったり、お母さんもストレスが溜まってしまったりと気持ちとは裏腹につらい思いをすることもあるのではないでしょうか。
そんな時は1人で悩まずに、プロに子どもを託してみるというのも一つの手ではないでしょうか。
子育ては毎日お母さんの研究です。
一人ひとり育て方も、好きなことも違います。
その子に合った学習法で、勉強が楽しくなることを期待しています。
小学生の内は勉強してもなかなか集中することができないこともあると思います。
そして、親が勉強に付き合えれたとしても子どもが問題を間違ってばかりになると、感情的になることが多いです。
そうなると、子どもはさらにやる気をなくすので、負のスパイラルに入ってしまいますよ。
そこで、そう言う時は塾や家庭教師のプロの力を頼ってみてはいかがでしょうか?
中学受験を目指す方も中にはいらっしゃると思いますので、こちらの記事をお勧めします。
小学校6年生の時には点数すらかかれないほど成績の悪かった少年が、家庭教師をつける事によってその地区で最難関の高校に合格する話になります。
中学受験で合格した後でも、中学生で一番気になる事が、「勉強」になります。
中学受験が終わった後でも、その後高校受験、人によっては大学受験とどんどん難関の受験を受けていくことになります。 その1つめの関門が「中学受験」です。
中学受験ではない方も多いので、あまり線引きされませんが、その次の段階である「高校受験」で最初の線引きが行われます。
この高校受験を最高の形で終わらせる事ができるように、早い段階から対策を行なっていくのがいいです。
中学生の場合塾通いになると最悪夜遅く帰ってくることになり、犯罪に巻き込まれたり補導されたりする可能性がありますので、その点から考えても家庭教師はお勧めです。
私の高校の先輩で小学校の子どもに勉強を教えることがストレスに感じている方がいます。
私からしたら、それなら家庭教師とかに頼めばいいのに・・・と内心思ってましたが、それは言いませんでした。
ストレスになるならさっさと家庭教師に頼んだ方がいいですよ。今回はその相談(愚痴?)を紹介します。