受験前日というのはどうしても不安になったり、そわそわしたりするものです。
ですが、それは「自分がこれまで精一杯頑張ってきた」という証拠でもあります。
頑張ってきた自分が報われるためにも、当日は絶対に失敗したくありませんよね。
そのためには「前日の準備」がとても大切なんです。
ここでは、受験当日に最高のパフォーマンスを出すために誰でもできる、とても重要な前日の準備方法をご紹介していきます。
目次
試験前日は早く寝ること
受験当日、なによりも大切なことは「体調を整えること」です。
寝不足や風邪などは集中力や思考力の低下を招きます。
そして、体調を整えるために最も必要なこと、それは「早く寝る」ことです。
睡眠というものはとても大切で、試験の結果に影響を及ぼします。
試験前日には最低でも6時間は睡眠時間を確保してください。
受験当日ギリギリまで勉強したい気持ちもわかりますが、それによって当日の体調を崩していたら意味がありません。
また、早く寝て翌朝スッキリと起きることは、リラックス効果も生まれ、当日落ち着いて行動したり、集中して考えることができるようになります。
私もこれまで受験や資格など多くの試験を受けてきましたが、これまで合格したものはすべて前日に体調を整えていました。
反対に、夜遅くまで起きていたり、風邪を引いていたときの試験はもう最悪でした。
私のようになってほしくないので、皆さんにはきちんと睡眠をとって体調を整えてもらいたいと思います。
ちなみに睡眠不足がもたらす影響についてはこのような記事もあります。
「睡眠の質が仕事の質を左右する!?
朝イチから頭と体をフル回転させる眠り方」
測定項目 普段の睡眠 長時間睡眠 結果 282フィートダッシュ 16.2秒 15.5秒 0.7秒短縮 フリースロー(10回中) 7.9回 8.8回 0.9回up スリーポイントシュート(15回中) 10.2回 11.6回 1.4回up 練習中のやる気(10点満点) 6.9 8.8 1.9ポイントup 試合中のやる気(10点満点) 7.8 8.8 1.0ポイントup スタンフォード大学・睡眠研究者Cheri Mahの研究より
https://www.nomura.co.jp/el_borde/method/0009/ より引用
ここでは、睡眠不足は「記憶力」「集中力」「やる気」などにも影響を及ぼすとされています。
それほど睡眠は私達のパフォーマンスに影響しているんですね。
前日の勉強は復習がベスト
先程、早く寝ることが最も大切だと書きましたが、受験前日に全く勉強しないというのも不安になると思います。
受験前日の勉強は「復習中心」で行いましょう。
新しい知識を入れるよりも、今まで入れた知識を呼び起こすほうが記憶に残りやすいです。
ですが、たった1日の勉強で点数が大きく変わることはなく、1日の勉強で点数が変わるのは、せいぜい小テストまでです。
受験のような大きな試験では、実は効果はないんです。
なぜなら、人は新しいことを覚えるよりも、一度覚えたことを思い出すほうが得意なので、今までのノートを読み返したり、問題集を解き直したりするほうが効果的です。
それまでの自分の頑張りを見返すつもりで復習しましょう。
そうすると「私って、こんなに頑張ってたんだな」と懐かしい気持ちになったり、自信がもてたりします。
これまで頑張った自分を一番知っているのは誰でもなく、自分自身です。
受験当日、自分を勇気づけられるのは自分だけです。
受験前日だからこそ、これまで頑張った自分の成果を見つめ直し、自分を褒めてあげましょう。
食事を制するものは受験を制す
試験前日にもっと万全を期したい人は、「食事」にも気をつけてみてください。
食事というのは人間が外部から栄養を取り込む唯一の行動です。
私達は食事で摂取した栄養素から体を作ったり、頭を動かしたりしていますので、食事は試験のときの体調や集中力にも影響することになります。
では具体的に試験前日の食事はどうすればよいのか。
寝る3時間前には食事を終わらせる
実は「消化」にはとても多くのエネルギーが使われているのを知っているでしょうか。
ご飯を食べたあとって眠たくなったり、何もやる気がしなくなったりすることが多いと思います。
これは体が「消化」に集中するために、エネルギー節約モードに入るからなんです。
食後20分~30分で血糖値が上昇し始め、一時間がピークと言われているので、あまり遅くに食事を摂ってしまうと胃腸に負担がかかってしまいます。
試験でエネルギーを使いたいのは「胃腸」ではなくて、「頭」の方なので、しっかりと「頭」にエネルギーを使えるように、寝る3時間前には食事を済ませておきましょう。
食べ過ぎない
もう一つ大切なことは「食べ過ぎない」ことです。
食べる量が多ければ、それだけ消化に使うエネルギーも多くなります。
ですので、試験前日はお腹いっぱい食べるよりも、腹8分目程度に抑えておきましょう。
お釈迦様も「一切ノ疾病ハ宿食を本トス」と言っています。
これは「病気の元は食べ過ぎである」という言葉です。
昔から食べ過ぎはよくないと言われていました。
現代は好きなときに好きなだけ食べられる時代で、意識しなければ食べすぎてしまいますので、受験前日の食事は量よりも質を重視した内容にしましょう。
私の兄なんかは、受験当日にプレッシャーからお腹を下す事がありました。
ストレスは胃腸に大きな影響を及ぼします。
ストレスがかからない受験というのは、なかなか難しいのでせめて食事くらいは胃腸に負担のないものを選んであげましょう。
エネルギー源となる炭水化物とビタミンをしっかりととってあげて、消化によくない揚げ物などの脂っこいものは避け、消化吸収のよいうどんや雑炊などがおすすめです。
当日の用意をする
受験の当日の朝はなにかと焦っています。
そんなときにあれもこれもと用意していて、なにか忘れ物をしたら大変ですよね。
そんなことがないように当日の準備は前日のうちに済ませておきましょう。
用意しておくことは「持ち物」と「会場までのルート」です。
持ち物の準備
試験には様々なものを持っていく必要があると思います。
しかし、絶対に忘れてはいけないのが
「筆記用具」と「受験票」
この2つはどの試験でも必ず必要なものですので、前日のうちに必ずカバンの中に入れてきましょう。
私も試験の日に受験票を忘れて「うわっ、やばい」と、とても焦りました。
受験票がないと試験を受けられませんからね。
急いで家に取りに帰りましたよ。
私のようにならないためにも、ぜひ前日のうちに筆記用具と受験票はカバンの中に入れておいてください。
ルートの確認
次に大切なことは「会場までのルート」です。
- 試験会場の場所はどこか
- そこまでどうやっていくのか
- どれぐらいの時間がかかるのか
- 家を何時に出なければいけないのか
最低限、この4つは確認しておいてください。
これらを知っているだけでも、当日の朝のゆとりが全く違います。
会場までのルートを当日に調べていると、焦ってルートを間違えてしまったり、最悪の場合もう家を出ないと間に合わないということになってしまいます。
そうなると勉強したことよりも、会場に行くまでの方にエネルギーを使ってしまいますし、はっきり言ってそれは無駄なエネルギーです。
焦ってしまうと、それまでせっかく覚えたことも肝心なときに思い出せなくなってしまうので、それを避けるためにも、前日のうちに会場までのルートは調べておきましょう。
まとめ
試験前日にしておくことは5つです。
- 6時間は寝る
- 復習中心の勉強
- 負担をかけない食事
- 持ち物の用意
- ルートを確認
これらを用意しておき、試験当日に備えましょう。
試験当日に緊張したり慌てたりしないメンタルトレーニングも必要ですか、それは仕方のない事だと割り切って、前日から落ち着いて行動できるように用意しておきましょう。
前日までにしっかり準備をしていれば、意外と気持ちに余裕が出て、当日落ち着いて試験に臨むことができます。
これまで頑張ってきた自分の努力は絶対に裏切りません。
ベストな状態で受けるためにも、落ち着いて行動しましょう。
今この記事を読まれている方は受験直前の方が多いと思います。
受験を控えている方は、この記事を参考にし、早めに寝てください。
そして、目の前の受験に全力を尽くしてくださいね。
中学受験が終わり、中学校に合格しましたら、3年間の中学生活が始まります。
そこで、中学生で一番気になる事が、「勉強」になります。
中学受験を経験された方でしたら尚更気になりますよね。
人生には2〜3回(人によっては4回以上の時もあります)の大きな試練があります。
中学受験を経験された場合、2つめの関門が「高校受験」です。
ここでまた線引きが行われます。
この高校受験を最高の形で終わらせる事ができるように、早い段階から対策を行なっていくのがいいです。
その事について紹介しているのがこちらになります。
小学校6年生の時には点数すらかかれないほど成績の悪かった少年が、家庭教師をつける事によってその地区で最難関の高校に合格する話になります。
高校受験の方も同様、まずは目の前の受験に全力を尽くしてください。
そして、高校に合格すると、一番思い出に残る高校生活が始まります。
部活に熱中する方もいれば、恋に目覚める方もいたり、中学受験以上に勉強に精を出す方もいると思います。
そこで、高校合格後、難関大学を目指してる方にはこちらの記事もお勧めします。
高校合格から大学合格までの話になりますが、中学生以上に大きな経験をしていって自身の見聞を広げていきます。
最後には人生最大のピンチがやってきます。それを乗り越えれるのかは中身を見てください(笑