部活動と勉強、どっちを重視したら良いのか?
これは本人が「何をしたいか」が一番重要な所になりますが、特にやりたい事もない場合は勉強を重視した方が高校受験対策としては良いことになります。
私の中学校時代の友人の事例を紹介したら、知り合いは勉強重視で行くと言ってました。
その時に話した内容を紹介します。
中学校へ入学すると勉強以外の課外活動として部活というものがあります。
中学の部活というのは入らなくても何の問題もありません。
ですが先生をはじめ、何故か一緒に入学したクラスメート達も「部活に入らなければダメだよ。」と言ってきますよね。
入学してから一定の期間、部活に入るかどうかを悩む期間はもちろんあります。
しかし中学校に入学したばかりで右も左も分からない状態で、先生に「部活に入ったほうがいいよ。」なんて言われたら部活に入らないといけないと思ってしまいますよね。
私の友人もその一人で部活に入るつもりは無かったのですが周りに流されてしまい部活に入ってしまいました。
友人が同窓会の時に話してましたが、この部活というのは
「ハッキリ言って無駄だったな。」
と言ってました。
無駄・有用の考え方は人それぞれですが、私がなぜ部活が無駄に思えたか私自身の経験を踏まえて話したいと思います。
部活はお金がかかる
部活は課外活動なので、学校行事とは別にお金が掛かります。
学校の授業で使う備品類(ネットやボールなど)は学校の予算を使うことができますが、個人的に使うもの(ユニフォームや道具)は実費です。
運動部ならシューズは必需品ですよね。
でも、中学生はまだ成長段階ですので靴は何回も買いなおすことになります。
またユニフォームも個人的に使うものですので、もちろん買わなくてはいけないです。
しかもこのユニフォームは、レギュラー陣だけじゃなく全員買わされる場合がありますよね。
試合に出れないのにユニフォーム代だけ取られるのは少し割に合わない気がします。
遠征などある場合は遠征費といった具合で別途徴収されますし、野球やサッカーなどの遠征が多いスポーツは、大会前などの出費は当然増えてしまいます。
後ほど詳しく話しますが、私の友人は剣道部に入りました。
剣道部は防具、胴着、袴、竹刀(竹の竹刀は面を打った際に破片が目に入り危険とのことで私の所はカーボン竹刀推奨でした。)をそろえる必要があります。
防具は一回買えばそうそう壊れるものでは無いですが、胴着、袴、竹刀は傷んでくるので買い替えが必要です。
結局中学3年間で道具だけで20万円以上は掛かっていたのではないかと思います。
剣道が特別お金が掛かるといったわけではなく、どの運動部も3年間通して10~20万円は掛かるみたいです。
部活は対費用効果が悪い
運動部は先ほども紹介しましたがお金がかかりますが、そのかけたお金に対する効果があるかと言えば疑問符がつくことがあります。
部活をすることのメリットは運動能力が向上する。
これは確かにその通りです。
何もしていないよりは確かに運動能力は上がります。
無いよりかはいいですが、それだけで大学や大手企業に行くには全国で有数の成績になる必要があり、かなりのハードルになります。
例えば「プロの野球選手になれるか?」といえば誰でもなれる訳ではないですよね。
プロ野球の選手になり、1軍で良い成績を残せばたくさん稼ぐことはできます。
しかしその登竜門であるドラフト会議で指名を受けれるのは100人程です。
中学生の野球人口は約25万人います、1学年当たり約8万3千人となります。
高校へ行き甲子園に行ってドラフト会議で指名を受ける人の確率は0.12%程になります。
その過程では、血のにじむような努力をして中学校でいい成績を残し強豪校へ入学しそこでもまた激しい競争を勝ち抜いてレギュラーの座を勝ち取らなければなりません。
その道で生活していける人は極僅かだということになります。
しかも、そういう人は幼少期よりスポーツクラブに入って頭角を現していたり、親がその道の一流選手だったりすることが多いです。
競技にもよりますが、中学で部活からやり始めてプロになれる人は少ないと個人的に思います。
そもそも、部活の顧問は学校の先生です。
オリンピックなどで入賞経験がある選手が現役を引退してコーチと言う実績のある人から指導を受けているわけではありません。
そう言う方が指導をする事が多いので、初心者よりかは上手くなりますが、そこから頭1つ抜けるのはなかなか難しいです。
ほとんどの人は部活でいい汗を掻いて終わるだけと思います。
運動部は怪我をする危険性がある
運動部は体を激しく動かします。
他の選手に接触して怪我をしたり、又故意では無いとはいえ相手に怪我をさせてしまう場合もあります。
実は怪我をした人より怪我をさせてしまった人の方が心の傷が深かったりします。
運動部の怪我といえばサッカーでは揉み合い中に転けて骨折と言うこともあります。
柔道では受け身に失敗して最悪意識不明や死亡するケースもたまにニュースに出てきます。
最悪命に関わるような危険なケースは競技人口の割合からすれば決して高くはありません。
しかし、日常生活において誰でもケガをするリスクは常にあります。
そのリスクを負ってやる必要があるか?私個人的には疑問に思います。
内申点だけの為に部活に入る
中学校へ入学すると、内申点を気にする方が多いです。
部活に入るのも内申点を上げる為だけの人も多かったりします。
私の友人も、内申点だけのために部活に入ったようなものでした。
友人は元々運動はそれほど得意ではなく、特に球技は苦手で絶対にやりたくなかったみたいです。
他の部活は水泳か空手か柔道か剣道ぐらいしか選択肢がありませんでした。
泳ぎは得意ではないですし、痛いのは嫌だったため、消去法で剣道になったとのこと。
「剣道なら防具があるから打たれても痛くないだろう。」
という浅はかな考えもあったみたいです。
当時はインターネットも一般的でなく中学生が手軽に物事を調べることができませんでした。
剣道の知識はアニメで見た位の知識しかなく、何とかなるだろうと軽い気持ちだったみたいです。
しかし入ったら地獄の日々でしかなかったとのことでした。
友人以外の入部者は小さいころから剣道をしていました。
入って気が付いたのですが剣道部に入るほとんどの人は経験者で飛び込みで入るような部活ではなかったとのこと。
でも途中でやめると内申点に響くと言われやめれませんでした。
レギュラーにもなれるわけもなく、ただだらだらと部活をやってました。
ちなみに、私は何も部活に入りませんでした。
友人は私に「部活をやらないと内申点が下がるんじゃないの?」と聞いてきました。
「勉強を頑張るから大丈夫」と友人には答えました。
友人の「それでいいの!?」と言う表情が印象的でしたが、私はその後宣言通り有数の進学校に行きました。
私自身の経験から思うに、部活をやらなくても内申点にはあまり影響ないと言う事を実感しました。
部活が内申点に及ぼす影響
「内申に響く。」
こう言われて発破を掛けられた事は1度や2度ではないです。
中学生にはこの内申というものを調べる手段が無く、言われるがまま「内申に響かない。」よう学校生活を送っている方もいるかもしれません。
この頃は内申点というものが良く分かっていないので、学校にとっていい子であれば内申点が上がると勝手に思い込んでいる方も多いと思います。
実は学期末に配られる通知表=内申点でもあります。
さらに言いますと、中間テストや期末テスト、実力テストなどそれぞれ決まった時期にテストがあるはずです。
このテストの点数によって内申点はほぼ決まります。
なので波風立たぬよう学校生活を送っていても内申点が良くなる、と言うことはありません。
この内申点(内申書 調査書ともいいますが)ですが高校入試の際に重要になるものです。
内容は1~3年の9科目の成績+αで構成されており、この+αの中に欠席日数や生徒会とか部活とか普段の素行などが書かれています。
基本的にはほぼ成績がメインです。
この成績は5教科+副教科4種で構成されております。
5教科は期末テストの点数に授業態度などをおまけして点数を出します。
副教科については中々点数が付けにくく先生のさじ加減が多くを占めます。
これは同窓会で会った時に先生に聞いた話ですが、元々足が速いとか絵が上手とかよりは努力して向上したほうが評価が上がります。
+αの部分は余程素行が悪い以外でしたら問題ありません。
部活や生徒会に入っていた事は1行2行書かれて終わりです。
部活でキャプテンを務め成績もトップなんていう優秀な学生もいないことは無いと思います。
ですがほとんどの人は部活で時間を取られる分、睡眠時間を削って勉強している方も多いと思います。
睡眠時間を削るのは身体的にも悪影響を及ぼし授業中の集中力の低下に繋がり本末転倒です。
授業中に寝てしまうくらいなら部活動をせず規則正しい生活で勉強に打ち込んで良い成績に持っていく方が内申点は良いです。
途中で部活を辞めてもその分成績が上がれば内申点はよくなります。
部活よりも勉強を優先
初めに言いましたが部活は課外活動です。
部活をやらなくても、テストの成績が良ければいい評価を得られます。
しかし、部活をやっていてもテストの成績が悪ければいい評価を得られません。
いい評価を貰って進学を有利に進めたいですよね。
まとめ
- 部活はお金が掛かる
- 部活をすると怪我を負うリスクが増える
- 進学に影響するのはテストの成績がかなり大きく部活はプラスαくらい
今はまだ中学生です。
これから先まだまだ長い人生を送ることになりますが、その時やりたいことが見つかっても学歴だけで弾かれてしまう場合があります。
やりたいことがいっぱいあっても出来ることが限られてしまっては可哀そうだと思います。
そうならないためにも今は部活より勉強を頑張ったほうがいいと思います。
中学生で一番気になる事が、「勉強」になります。
中学受験を経験する方もいらっしゃいますが、多くの方にとって高校受験が最初の大きな受験になります。
人生には2〜3回(人によっては4回以上の時もあります)の大きな試練があります。
その1つめの関門が「高校受験」です。
ここで最初の線引きが行われます。
この高校受験を最高の形で終わらせる事ができるように、早い段階から対策を行なっていくのがいいです。
その事について紹介しているのがこちらになります。
小学校6年生の時には点数すらかかれないほど成績の悪かった少年が、家庭教師をつける事によってその地区で最難関の高校に合格する話になります。
この人神だ。。。。