小学生の習い事はピアノだけで良い!!は正解か?間違いか!?

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陽介
今も昔も習い事の王道の1つである「ピアノ」。特に、女の子がいらっしゃる家庭では考えたことあるのではないでしょうか。そこで、私の友人の経験をもとに紹介します。先入観だけで選ぶのはあまりよくないかな?と個人的には考えております。

有名な脳科学の先生の言葉です。

「習い事は、ピアノだけでいい」

本当にそうでしょうか。根拠はあるのでしょうか。

どんな子どもにも当てはまるのでしょうか。

子どもも小学生になり、そろそろ何か習い事を、と考えられている、お父さんお母さんも多いことと思います。

成長期のわが子に何を習わせるべきなのか、本当にピアノだけで大丈夫なのか、それとも何かスポーツを習わせるべきか。

習い事の王道…ピアノ。

今回は、ピアノを習う事のメリット、デメリットを考えた上で、習い事はピアノだけでいいのかについて、検証してみたいと思います。

そんな悩みを抱える、お父さんお母さんのお役に立てればと思います。

 

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習い事はピアノだけでいいと言い切る根拠

HQが向上する

HQとは、人間らしい人生を送るための脳力のことで、「未来志向的行動力」という夢や目的に向かって適切に行動する能力と、「社会関係力」という理性・思いやり・協調性を身に付けてうまく生きる能力の2種類があります。

そのHQがダントツに向上するという実験結果を出しているのがピアノだったのです。

私の幼馴染の兄妹の話です。

妹のほうは幼稚園から高校3年生までピアノを習っていましたが、夢や目的に向かって行動する力と思いやりや協調性はかなりありました。

高校でも学力テストで学年1位をキープしていました。

一方兄のほうはピアノは習っていませんでした。私と朝から晩まで遊んでいました。

理性や思いやりはあるような気がしますが目的に向かって行動する力はありません。

中学校の学力テストでは常にワースト5位以内をキープしていました。

当時は本当に兄妹なのかとよく思ったものです。これがピアノの力だったとしたら恐ろしいです。

地頭が良くなる

ピアノのレッスンを続けることによって、脳の監督役でもある前頭前野が構造的に発達し、HQの長期的な発達につながります。

また、脳梁(のうりょう)と呼ばれる部分が太くなり、左右の脳のバランスが良くなります。

小脳も大きくなり、運動機能や知的機能、感情的機能までもアップします。

さらに、海馬とよばれる部分が発達し、記憶力がアップするので、学力向上につながります。

つまり、ピアノを習うことによって、脳機能をまんべんなく育て、スポーツや学力まで効果を及ぼすことができるんです。

では、なぜピアノを習う事で脳が発達するのでしょう…。

ピアノは両手を使いますが、それぞれが違う動きをします。

そして、譜面を暗記しなおかつ譜面を先読みしながら演奏するため、脳のあらゆる機能を刺激することになるんですね。

ピアノ未経験の私からすれば、右手と左手が別々に動いて、鍵盤見ながら楽譜見て。見てるだけでわけ分からないし全く弾ける気がしません。

昔、幼い子どもが演奏しているのを見ると頭の構造が違うんだろうな。と思っていましたが、今、納得しました。

 

その他のメリット

音感、リズム感が良くなる

ピアノを習っていると音感リズム感が身に付きます。

しかし、絶対音感については、8歳くらいまでしか身に付かないといわれています。

カラオケに行く年になると羨ましがられます。

音楽の授業についていけるようになる

当然ピアノを習っていると先生が楽譜の読み方を教えてくれるので、楽譜が読めるようになります。

ピアノが弾けるだけでなく、音楽の曲や作者に聞き覚えがあるので、授業で理解しやすくなります。

授業が始まる前に最近の曲を弾いているとクラスメイトが集まってきます。

人の前に立つことに慣れる

コンサートなどで人の前に立つ機会が増えるのでプレッシャーに強くなります。

女の子であれば、コンサートの度にドレスアップすることになるので楽しみも増えますね。

将来の就職に役立つ

保育士や学校の先生など、一部の職業を目指すときに強い武器になります。

芸能人やエンターテイナーになれる可能性があります。

 

デメリット

お金がかかる

ピアノは「1日でも練習をサボると、指は3日前に戻る」といわれています。

つまり毎日練習をする必要があります。

ということは、自宅にもピアノが必要になってきます。

ものにもよりますが、電子ピアノで10万円から30万円。

家庭におけるサイズのピアノで50万円から200万円のようです。

専門家からすれば、ピアノと電子ピアノは全く違う楽器だといわれています。

ピアノは指先の細やかな動きでの表現が、そのまま音として現れるのに対して、電子ピアノは誰が弾いても同じ音色で、極端な言い方をすると ”叩く”作業しか必要無い楽器だそうです。

しっかりと習わせたいのであればピアノのほうが確実に必要です。

その他に、

  • ピアノ教室の月謝 7000円~10000円(地域、コースによります)
  • テキストなどの教材費
  • 発表会やコンクールの参加費
  • 発表会用のドレスアップ一式
  • テストの受講料
  • 調律代
  • 先生へのレッスンのお礼、手土産代
  • コンクールの後の御礼

などの費用が掛かってきます。

なかには、先生への御中元や手土産、お車代などの「誠意」「感謝」の気持ち次第でお子様への対応が変わってくる教室もあるようです。

ご近所トラブルになる可能性がある

電子ピアノなら音量調節が出来るので問題ないですが、ピアノだと音が大きかったり、ペダルを踏んだ時の振動が下の階の方に伝わったり、いろいろと近隣トラブルがあるようです。

ピアノの防音対策は5万円くらいから出来るようですが、大半の人はクレームが発生してから対策をされます。

一度トラブルを起こしてしまうと後々顔も合わせづらいですし、他の些細なことでもクレーム対象に発展する可能性が出てきます。

ご近所付き合いを上手く続けていくためにも事前の防音、防振対策をしっかりと行っていたほうが良さそうです。

 

メリットデメリット

 

いかがでしたでしょうか。ピアノだけでいいという根拠、メリット、デメリットをまとめてみました。

メリットには

  • HQの向上
  • 地頭が良くなる
  • 音感、リズム感が良くなる
  • 音楽の授業が楽しくなる
  • 人の前に立つことに慣れる、
  • 将来の役に立つ

デメリットには

  • お金がかかる
  • トラブルになる可能性がある

 

デメリットに対してメリットの方が数多くあり、小学生の習い事ランキング上位なのも納得です。

ピアノを習うことによって脳機能をまんべんなく育てて、スポーツや学力まで効果があるなんて、はっきり言ってこれ以上完璧な習い事はないんじゃないでしょうか。

脳科学の先生が言い切るだけはあると思います。

しかし、このような意見があるのも事実です。

「子どもの頃ピアノを習っていましたが、私は脳科学者がいうような効果は得られませんでした」

インターネットで検索すると、結構このような意見も出てきます。

何故このような意見の方々は、効果を得ることが出来なかったのでしょうか。

答えは非常にシンプルでした。

「楽しくなかった」

「イヤイヤ習っていた」

これだけです。

つまりいくら親が勉強熱心で何十万、何百万円もかけてピアノを習わせたところで、習う当事者の子ども自身が楽しんで、自ら進んで学ばなければ意味がないということです。

それに、よく考えてみてください。

4歳からサッカーを習っている9歳の子どもと、4歳からピアノを習っている9歳の子どもがいたとします。

さて、どちらの方がサッカーが上手いでしょうか。

考えるまでもないですね。

脳科学者のおっしゃっていることは当然「」の話です。

もちろん間違ったことは言っていませんし、先に紹介した通りピアノ以上に良い習い事はないかもしれません。

だだし、「」だけに関すればです。

いくらスポーツに効果がある脳が成長したところで、実際にスポーツをしている人には及びません。

経験値が違います。

毎日走り回っているので体力が違います。

技術が違います。チームワークが違います。体の使い方を知っています。

どちらが良いとかどちらが悪いとかいう話ではありません。どちらもただ一つのスキルだということです。

ピアノだけを習っていれば、勉強しなくてもいいわけではありません。

サッカーだけを習っていれば、勉強しなくていいわけでもありません。

 

まとめ

 

「脳」に関してはピアノを習うという手段が最も適しているということが分かりましたが、それは一つのスキル。

ベースだと考えた方が良さそうです。

ピアノにはHQなどの脳の発達に優れており、スポーツには協調性や運動能力の発達に優れている。

他の習い事にもそれぞれ特出した優れている面がある

ということです。

一番大切なのは子どもが自ら楽しんで喜びながら学んでいけるかどうかではないでしょうか。

ピアノ教室なら

「家から近いから」とか

「すごく有名な先生だから」ではなく

「子どもが楽しく学べそうか」

「ピアノを好きになれそうか」

で選んでみたらいかがでしょうか。

私はピアノにこだわる必要はないと思います。

習い事を決めるのは、「子ども」でいいと考えています。

子どもに興味が出てきたことをさせるのが一番効果的ではないでしょうか。

子どもが主体であればどのような考え方も正解だと思います。

少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

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