「高校生になったら…勉強はもちろん、学校行事も積極的に頑張って、友達もたくさん作って、かわいい彼女もできて…」
そんな期待を抱いて入学した方もたくさんいると思います。
さて、高校生のみなさんはこの理想をどのくらい達成しているでしょうか?
ちなみに私が高校生の頃、どうだったのかを申し上げますと…。
- 「勉強→結構頑張った」
- 「学校行事→それなり」
- 「友達→できた(男子のみ)」
- 「彼女→×」
という感じでございました。
ティーンエイジャーの私は、
「友達は男子のみ。交際経験なし。」ということを、心の中ではかなり気にしていました。
異性との会話の機会すら持てない自分に、多少のコンプレックスを感じていたと思います。
高校時代の私と同じような思いを抱いている方、実は結構いるのではないでしょうか?
高校生をお持ちの親御さんも、子どもさんの「交友関係」は気になるところだと思います。
「彼女できた?」なんて、なかなか聞けない部分ですよね。
でも、立ち止まって考えてみると…
そもそも、高校生に「恋愛」って必要なのでしょうか?
「今しかない高校時代を楽しむべき。彼女がいる人は高校生活が充実しているように見える。」
と言う意見もあれば、親目線の意見で
楽しみたい気持ちはわかるけど…。
大学進学に向けて勉強にしっかり励んでほしいのが本音だわ。
と言うのもあります。
お子さんと親御さん、親子で意見が違うことも多々あると思います。
「自分に彼女ができない理由は?」
「恋愛と勉強は両立できるの?」
大学進学を目指す男子高校生の方向けにご紹介したいと思います。
目次
彼女ができない理由とは?
まずは、自分に彼女ができない「理由」を知りましょう。
それがはじめの一歩かもしれません。
よくある「理由」をご紹介します。
周囲に女子がいない
男子校や、男子クラスなど、異性が自分の周囲にいないというパターン。
環境的に出会いの数が圧倒的に少ないのは事実です。
他校の生徒と交流を持つなど、学校以外の環境に目を向けてみる方法もあります。
しかし、環境をすぐに変えることは難しいですよね。
次の進路で「共学」を検討してみるのもいいのではないでしょうか。
自分の魅力が伝わっていない
高校時代には「スクールカースト」というものが存在することがあります。
「上位に所属している人=魅力的な人」
というイメージを持たれやすいのも事実です。
それ以外の人達はなかなか自分をアピールできなかったり、そんな機会が持てなかったりしていませんか?
このお悩みは、中高生ならではのものだったりします。
大人になるにつれ、「魅力的」の価値観は皆、必ず変わります。
立ち位置など特に気にせず、「自分は自分」と思って過ごすのが、大切です。
少なくとも、「スクールカースト」などは、一生付きまとうものではありません。
「高校時代、特に目立っていなかった人と再会したらとても魅力的で、かっこよくなっていました!!」
まさに同窓会あるあるです。
部活や学校行事に関っていない
部活動や学校行事の仕事などに積極的に関わっている人は、必然的に異性との交流の機会も増えます。
「登校して、授業を受けて、直帰する」
という生活では、自分を知ってもらうチャンスは少ないものです。
「彼女を作る」という目的の為に何かに所属するのは少し違和感がありますが、変化のない学校生活を変える「きっかけ」になるかもしれませんね。
ただ「彼女ができない」と悩んでいるだけより、まず行動してみるのは良いことだと思います。
男子高校生の恋愛の実態
次に、世間の男子高校生に注目してみましょう。
恋愛の実態はどうなのでしょうか?
男子高校生の交際経験
男子高生571名を対象に、交際経験について調査しました。
交際経験なし…36・8%
1人…20.8%
2人…13.8%
3人…13.3%
4人…5.4%
5人…1.8%
6人以上…8.3%「今まで何人の人と交際したことがありますか?」と聞いたところ、約4割は交際経験なしと判明。
その一方、約3割の男子高生は3人以上と交際したことがあると回答しました。
引用:マイナビティーンズラボ
「彼女ができないのは自分だけではないか?」
と思っていた方、ご安心ください。
約3割、リア充な男子高校生もいるようですが、「交際経験なし」の層が一番多いのが実態です。
交際経験がないからといって、焦る必要は全くありません。
交際のきっかけ
高校生の男女交際のきっかけで多いものは…
●部活が一緒だった
●席が近かった
●同じ志望校を目指して一緒に勉強をした
●体育祭や文化祭などを一緒に頑張った
●修学旅行で同じ班だった
などです。
やはり、たくさん会話ができたり、一緒に何かを頑張ったり、
交流する機会が多ければ、お互いの良さを知るきっかけも増えますよね。
恋愛と学業は両立できるのか?
部活動や学校イベントに積極的に取り組むのはいいこととは思います。
高校生が恋をしたいのも当然だとは分かっています…。
でも、勉強がおろそかになってしまいそうで心配です。
恋愛をするのは大学に入ってからでも遅くないのでは?
高校生の本業は「学業」です。親御さんの心配はごもっともなのです。
楽しむのはいいけれど、本業がおろそかになるようならば本末転倒です。
高校時代に彼女がいたことがある人に、「学業と恋愛の両立」について経験談を聞いてみました。
Aさんの場合
私は高校3年生の時に彼女がいました。
学力もちょうど同じくらいで、二人で「同じ大学に入ろうね」と約束して二人で勉強をしたり、分からない部分を教え合ったりしていました。
励まされてやる気が出たり、よきライバルのような関係でもあり、彼女の存在には何度も助けられました。
でも、大学受験の結果は…。
彼女は合格し、私は第二志望の大学に進学することになってしまいました。
そこから、関係が気まずくなり、結局別れてしまいました。
彼女がいたことで勉強を頑張れたとは思いますが、
一緒に合格できなかった場合のことなんて全く考えていませんでした。
Bさんの場合
私の通っていた高校は、体育祭に大変力を入れている学校でした。
私は、高校3年生の頃は「応援団長」を務めました。
何か月も前から練習に励み、仲間と一緒に体育祭を作り上げていくのは、本当にやりがいがありました!!
その時、体育祭の「実行委員会」で頑張っていた同級生と交際していました。
自分達以外にもカップルは何組も誕生していて、まさに「青春」って感じでした(笑)
あの頃、本当に楽しかったなぁと今でも思い出します。
体育祭までの数か月間、受験勉強は全くしませんでした。
もちろん、私も彼女も1年浪人することになりましたよ。
「応援団長」を務めたことは全く後悔していませんが、浪人時代、晴れ晴れと大学に通学する同級生を見るのが辛かったのは事実です。
自分は「恋愛と学業の両立」は全くできなかった人だと思います。
Cさんの場合
私は高校2年生の頃に彼女ができました。同じクラスの女の子でした。
一緒に通学したり、一緒にお弁当を食べたり、学校生活が本当に楽しかったのを覚えています。
でも、高校3年生の冬…。
受験勉強に集中したいという理由で突然振られてしまったのです。
私は失恋のショックで勉強が手につかなくなり、成績は坂道を転がるように下がりました。
受験の結果は散々。合格圏内にいた第一志望は不合格。
滑り止めで受験した大学に行かざるを得ない状況に。
どうしても納得いかなかったので、浪人を決意し、1年間猛勉強しました。
結果、前年受験に失敗した第一志望の大学に合格することができたのです。
今思えば、高校時代にもっと勉強すべきでした。
「受験勉強に集中したい」と言った彼女のように、頭を切り替えて受験に向かえばよかったなと思います。
大学時代は本当に楽しかったです。
サークルにも入って、かけがえのない友達がたくさんできました。
ちなみに、昨年サークルの後輩だった彼女と結婚しましたよ。
経験談からわかること
結論をシンプルに言うと、
「恋愛と学業の両立」は難しいことが多いです。
Aさんのように、お互いを高め合える関係だと思っていても、結果次第ではもろくも関係が崩れてしまうこともあります。
Bさんは「青春すること」を重視しすぎて、学業が視野に入っていませんでした。
Cさんは、恋愛そのものに学業の足を引っ張られてしまいまいした。
3人それぞれエピソードは違いますが、
「恋愛」を「学業のプラス」にできた人はいませんでしたね。
青春を謳歌するのは、「大学」からでも遅くはありません。
彼女を作る為に、今、やみくもに努力をするよりも、華々しく「大学デビュー」を果たす為に、勉強に取り組むことの方が大切ではないでしょうか。
人を好きになることは、当然です。
むしろ恋をするのは素晴らしいことです。
しかし、タイミングを間違えれば後々、後悔することになります。
「青春したければ、勉強しよう!!」これが「恋愛への近道」かもしれません。
青春も勉強も両立したいなら方法は一つ
という友人の話でした。
確かに青春と勉強を両立することは難しいものです。
しかし、私個人的な意見としてはどちらかをあきらめる必要はないと考えています。
高校生という時間は人生で3年しかない貴重な時間です。
恋愛も、部活動も、勉強も全てにおいて全力で取り組んで欲しいと思います。
ここからは私が実践して、難関大学へ合格した方法を簡単にお話します。
その方法はこれしかありません。
「限られた時間の使い方」
少し考えてみて下さい。
- 一日24時間の中で、どれだけの時間を勉強に費やすことが出来ていますか?
- 自宅で机に座っているうちの何分間集中出来ていますか?
- 学校までの通学時間は往復どのくらいですか?
一流大学に合格するためには1日5時間以上の勉強が必要だとされています。
恋愛や部活動に力を入れていると、とても1日5時間なんて無理だと考える人がほとんどです。
だから親御さんも心配するんです。
帰宅後に風呂に入って、ご飯を食べて、机に向かって5時間。
考えるだけで気が遠くなりそうですよね。
しかし時間を分割してみると、実は意外とそんなに大変なことではないんです。
大事なのは「オン」と「オフ」の使い分けです。
例えば覚えたいことをスマホに録音し、それを通学途中に聞くことで、通学時間も勉強時間に変えることが出来ます。
また塾に通うことで、「勉強に集中する環境」を手に入れることが出来ます。
高校生は、というより人間は、誘惑に弱い生き物です。
自宅で机に座って勉強していても、ついついスマホに手がのびていることも多いはずです。
塾に通って先生と一対一で勉強すれば、もう集中するしかありません。
あえて自ら誘惑に負けない状況を作るという意味で個別指導タイプの塾は最適です。
このように勉強の仕方や効率化を考えて、恋愛や部活動の時間を作ってしまえばいいのです。
限りある時間を自分で工夫して、うまく活用することで青春も勉強も両立出来ます。
時間の使い方、青春と勉強を両立する方法を詳しく知りたい方は、私の実体験をまとめたこちらの記事をご覧ください。
まとめ
- 男子校などで女子がいない環境
- スクールカーストの立ち位置が恋愛に影響している
- 部活や学校行事などに関わっていない
- 男子高校生の約4割は交際なし
「彼女ができない理由」を知って、状況を打破する努力をしてみるのも一つの手です。
- 部活や学校行事などを一緒にがんばった
- 一緒に勉強を頑張った
- 席が近い、同じ班だった
同じ目標に向かって頑張ったり、交流の機会が多かったりすると、自分の良さをわかってもらえるきっかけも増えます。
- 両立は難しい・・恋愛は大学生になってからでも遅くないという考え方
- 両立はできる・・時間を上手く使うことで青春しながらでも志望大学にいくことができるという考え方
両立することは難しくて当然です。挑戦もせずに青春をあきらめてしまうよりも、
「どうにかして両立してやろう!」
と、どちらにも全力で取り組んでみる。これこそ青春ではないでしょうか?
高校生という3年間を、
「長い人生の中のたった3年間」と割り切って大学受験に専念する。
「高校時代は今しかない」と思い切って青春を謳歌する。
「今しかないからこそ、今しか出来ないこともある!」と全てに全力を尽くす。
選ぶのは皆さんです。
どれが正解なのかは、大人でも意見が分かれることなので正直言って難しいです。
しかし、時間の使い方を覚えることは将来必ず役に立ちます。そしてその時の努力は決して無駄にはなりません。
私の知人は「青春したければ勉強しよう!」でしたが、私は「青春したければ人一倍努力しよう!」という言葉を残していこうと思います。
私の経験談を読んで考えてみるのも一つの手ではないでしょうか?
少しでも皆様のお力になれたら幸いです。
難関大学を目指す!となりますと高校1年生の頃からコツコツと勉強していくことが必要になります。
そして、コツコツ勉強することも大事ですが、そのやり方を間違ってしていたら、その努力も台無しになります。
そこで、高校生になりましたら塾に行って学習するのがオススメになります。
中学生の場合は、塾に行くと終わる時間が遅くなるため、帰り道に不安がありますが、高校生になるとその心配も無くなります。
さらに、この頃になりますと、勉強は外でして家ではゆっくり休むとメリハリをつけた方がモチベーションを維持するためにも必要になります。
そして、塾の場合自習室がありますので、空いている時間は自習室で勉強する習慣をつけるとさらに良くなりますよ。
そのことについて紹介しているのはこちらの記事になります。
地区最難関の高校に進学した少年が、勉強に支障がない部活動と塾の両立を行い、途中成績が下がるが最後は挽回して大学に合格する話になります。
先日、子どもと公園に遊びに行った時、高校生らしきカップルが、ベンチに座って楽しそうに会話していました。
「若いっていいな~」
なんて微笑ましく二人を眺めていたら、ふと前に友人から聞いた、高校生の青春と勉強の両立の話を思い出しました。
私と友人の考えは違いましたが、皆さんはいかがでしょうか?