パパさんに質問です。
あなたはイクメンですか?
イクメンという言葉が誕生して約8年。
近年では、「育児に参加したい」と考える男性が多くなってきているそうです。
「自分はイクメンだ!」
と自負しているパパさんも多いのではないでしょうか。
しかし、中にはこんな不満をお持ちのパパさんはいませんか?
「俺だって、仕事で疲れている中で育児を手伝ってるんだ!」
「なのになんで、妻がイライラしてるんだ?」
自分では一生懸命頑張っているつもりなのに、何故か妻が不満そう。
そんなパパさんに衝撃の事実をお伝えします。
あなたの奥様が、本当に手伝ってほしい所はそこじゃないんです。
そもそも育児は夫婦で行うものです。
「育児を手伝っている」という感覚を持っている時点で間違っています。
さらに言わせてもらえば、
パパの中途半端なサポートは、ママに嫌悪感を与えています。
私自身2児の父親ですが、
私の持っていた「イクメンパパ」のイメージと
妻が持っていた「本当のイクメン」のイメージには違いがありました。
同世代のパパさんママさんの、お役に立てるところもいくつかあると思いますので、参考にしていただければと思います。
目次
育児中のママのストレスの原因
育児中のママにとって、ストレスは24時間です。
パパさんたちが仕事を頑張っている時も、帰宅してビールを飲んでいる間も、寝ている間も、ずっとママさんたちは常に子どもと一緒に過ごしています。
それは、パパさんたちが考えているより、はるかに過酷な日々なのです。
自分の時間をコントロールできない
赤ちゃんは、まだ言葉がしゃべれません。
お腹が空いた。
おっぱいが飲みたい。
おむつが汚れた。
抱っこしてほしい。
遊びたい。
眠たい…。
全て、「泣く」という感情表現で伝えてきます。
まだ子育てに慣れていないママには、なぜ泣いているのか分かりません。
やっと眠ったと思っても、30分~長くて2時間もすればまた起きて泣きだします。
その繰り返しが24時間続きます。
さらに、子どもが2人以上いる家庭では、
秘技「赤ちゃん返り!」
という必殺技を使ってきて、赤ちゃんとママの奪い合いを始めます。
とても自分の趣味や、好きなことをしている暇はありません。
睡眠時間が充分に取れない
産まれて間もない赤ちゃんには、まだ生活リズムというものがありません。
ですので、自分から溢れてくる欲求に、昼も夜もありません。
昼でも夜でもお構いなしに、全力で泣いて助けを求めてきます。
夜泣き始めると、また寝かしつけるまでに時間がかかります。
その間にもう一人の子どもも、つられて泣きだします。
パパが助けない限り、ママがまとめて睡眠をとれる時間はやってこないのです。
家事、育児仕事が増える
そんないつ倒れてもおかしくない状態のなかで、ほんの少しの時間を使って掃除や洗濯、食事の準備をしてくれているのです。
赤ちゃんは全力で泣くので、そのたびに大量の汗をかきます。
当然洗濯物の量が増えます。
離乳食が始まると、別メニューの献立が必要です。
初めから綺麗に食べれる赤ちゃんなんていないので、さらに掃除や洗濯物が増えます。
6か月を過ぎてくると、時間をみつけて色々な予防接種に行かないといけません。
子どもの成長とともに、やらなければいけないことも増えていきます。
パパさんたちどうですか?出来ますか?
私は産後、妻の調子が良くありませんでした。
そのため、しばらくの間仕事を休み、このような経験をしました。
実際経験すると、本気で、「これは無理だ」と思いました。
外で仕事をしている方が、よほど気楽で自由がありました。
もう二度と「専業主婦は気楽でいいね」なんて言えません…。
ママが本当に手伝ってほしいところ
さて、それでは育児中のママたちが一番求めているものは何でしょう?
もうお気づきですね。
そう、時間です。
睡眠時間、リフレッシュする時間、趣味に打ち込める時間、相談や、愚痴を聞いてもらう時間。
いろんな時間の使い方があると思います。
私たちはパパであり、夫でもあります。
妻には、疲れた顔でいるより、笑顔でいてもらいたいものです。
その他に、実際に妻に聞いた、夫にやってほしいところを紹介します。
子どもたちをお風呂に入れる
思わず、「そんな楽なこと?」と聞き返してしまいました。
力のない女性にとって、子どもを抱えながら身体を洗うのは、男性が思っている以上に重労働なのだそうです。
子どもを寝かしつける
これも「え?」と思いましたが、理由を聞いて納得しました。
添い寝してると、「寝落ちしてしまう」とのことでした。
子どもを寝かせた後でいろいろする予定が、寝落ちしてしまい、何もしないまま朝になっている。
それが、朝起きてすごくストレスを感じるそうです。
子どもと一緒に遊んでほしい
「産まれたばかりの赤ちゃんを連れて、お姉ちゃんと遊ぶのは大変」
「どうしても赤ちゃんに合わせないといけないので、お姉ちゃんが満足に遊べない」
ということでした。
パパが赤ちゃんをみて、ママがお姉ちゃんと全力で遊ぶか、
ママが赤ちゃんをみて、パパがお姉ちゃんと全力で遊ぶか、
どちらにせよ、一人がひとりを見れることで、どちらも満足に遊べるのです。
また、ママでは、パワフルな遊びには限界があるので、そこはパパが担当してほしいようです。
パパにはなんなく出来る事が、ママにとっては大変なことが意外と多いのではないでしょうか。
そのようなことを意識して育児に参加したら、ママも喜んでくれそうです。
次に、パパにしか出来ないパパの役割があります。
パパの役割
私の妻が、ママ友たちから聞いてきたリアルな話です。
「子どもを叱っている最中に、パパが笑顔でこっちにおいで」
と言って甘やかす。
「なんでも買い与えてしまう」
「子どもに対して全く怒ってくれない」
パパからしたら良かれと思っての行動も、時と場合によって、余計なお世話となるようです。
ママたちがパパに求めていることは、次のような点です。
- ダメなものはダメと言い切れるストッパー的存在になって欲しい
- 威厳が無くなるので子どもの機嫌取りはしないで欲しい
- いつまでも赤ちゃん扱いしないで欲しい
- 今出来ないから「やってあげる」ではなく、長い目で見て欲しい
やはり、父親として、一家の大黒柱として、一番大切なのは威厳や存在感ではないでしょうか。
私も同じ父親の立場なので、子どもが可愛くてしょうがない。
という気持ちも分かりますが、時には、厳しい一面を見せることが必要なようです。
ひとつママさんたちにお願いがあります。
子どもの前でパパの悪口を言わないでください。
子どもにパパの愚痴をこぼさないでください。
このような家庭は数年以内に父親の威厳というものが0になります。
それどころか父親を見下す子どもになります。
最後に、一番大切なパパの役割を紹介します。
「奥さんへの感謝」
です。
間接的な育児
なにも直接子どもに関わることばかりが、育児とは限らないのではないでしょうか。
ママさんたちが一番求めていることは、時間です。
だとしたら、家事を手伝うことも育児に参加していると言えると思います。
- 食器洗い
- 料理
- 洗濯
- 掃除
- 風呂掃除
- お使い
パッと思いつくだけでもこれだけあります。
ママの代わりに行うことでママに少し時間をプレゼントしてあげましょう。
仕事から帰って出来る事もあると思います。
ただ、料理を作るのは喜ばれますが、その後の台所の片づけまでやらないと、逆効果になりますので気を付けましょう。
そして、料理の味付けがパパとママで違う場合はママの方に合わせるようにしてください。
(例えば、パパの料理が味が濃くてママの料理は味が薄い場合、ママの方に合わせることが大事です)
パパの取扱説明書
「俺も育児に関わりたいんだけどねー」
「仕事が忙しいからねー」
などと様々な理由を付けて、なかなか動いてくれないパパもいると思います。
そんなパパの取扱い方法を紹介します。
おだてられるとその気になる
パパが赤ちゃんを抱っこしてる時に、赤ちゃんが笑ったらおだててみてください。
「パパが抱っこするとよく笑うね~」
パパが赤ちゃんを寝かしつけられても、おだててみてください。
「パパの方が寝かし方上手いんじゃない?」
パパが珍しく料理を作ってくれた時、
これはママが美味しいと言ってくれるより、子どもが完食してくれたほうが、めちゃくちゃ嬉しいです。
単純にパパは、褒められると嬉しいです。
おだてられるとその気になります。
「俺、育児出来る。育児向いてる」
と思います。
私の場合そんな感じで自らやるようになっていきました。(笑)
取り扱い上の注意点
パパは非常に繊細です。
ママの一言であっさり心が折れてしまいます。
「洗濯物の干し方が違う」
「たたみ方が違う」
「食器の戻す位置が違う」
これらの一言は、パパが5歳児くらいに戻ってしまう恐れがありますので、注意が必要です。
オブラートに包んで指摘してあげて下さい。
まとめ
いかがでしょうか?
皆さんの持っている、「イクメン」のイメージと違っていませんでしたか?
育児中のママは、いろんなストレスを抱えています。
- 自分の時間がコントロール出来ない
- 睡眠時間が充分に取れない
- 仕事が増える
そんなママたちが、一番欲しいものは自分の時間です。
ママの時間を確保するために
- 子どもをお風呂に入れる
- 子どもを寝かしつける
- 子どもと遊ぶ
- 食器洗い
- 料理
- 洗濯
- 掃除
- 風呂掃除
- お使い
また、パパにしか出来ない役割があります。
- ストッパー的な存在
- 子どもの機嫌取りはしない
- 赤ちゃん扱いしない
- 長い目で見る
- 奥さんへの感謝
パパが自ら進んで、育児に参加するようになるには
- おだてる
- 褒めちぎる
- オブラートに包んで指摘する
つまり、「イクメン」とは、
ママの育児に対するストレスを理解し、分かち合うことが出来るパパ
のことであって、
おむつが替えられるから、イクメンではないし、
日曜日に子どもと遊ぶから、イクメンというわけではありません。
子どもにとっても、ママにとっても
ママは2人は要らないのです。
ママにはママの、パパにはパパの役割というものがあります。
そこを理解した上で、
「ママは赤ちゃんを笑顔にする。パパはママを笑顔にする」
これが本当の「イクメン」のあるべき姿なのではないでしょうか。
世の中のパパの皆様、育児に参加してますか?最近はイクメンという言葉も一般的になってきたので、育児に参加する男性も多い感じはします。
しかし、良かれと思ってしたことがママにとってストレスになっていたりしませんか?また、その逆パターンで良かれと思ってしたことに対して怒られたことありませんか?怒られたことのある方、それは間違ったやり方なのかもしれません。
私の友人もイクメンでかなり積極的に育児に参加されているのですが、よく奥さんに怒られていたそうです。その体験談を語ってくれましたので紹介します。
私自身これは共感しましたね(笑)特に父親の威厳がなくなる所が(笑)