もう部活をやめたい。
そう聞いたとき、どんな理由を思い浮かべますか?
もちろん、練習についていけなかったり、人間関係だったり…
子どもが「部活をやめたい。」
そう言って来た時、判断する際に参考になればと思います。
部活って必ず必要?
私が住んでいる地域では中学生になると必ず部活に入部しなければなりません。
運動部、文化部どちらでもかまいません。
入学前の説明会で聞いた、強制的に部活をしなければいけない理由として
- 部活を通じて、人間関係が広がる。
- ひとつの目標に向かって仲間と取り組む精神を養う。
- 達成感や挫折感を経験できる。
といった授業だけでは体験できない、人間関係や、精神面での成長を促すのが目的と説明されました。
「早期教育が進み、放課後は塾や自宅学習があるため、友達と遊んだりする時間もなくコミュニケーションが取れない子どもが増えている。」
「部活で、上級生や先生方と過ごす中で、将来社会に出た時に人間関係で困らないように。」
とも説明されました。
そのため深く考えず当時人気だった、スポーツ系の部活にわが子は入部を決めました。
部活をやめたい 部活をやめる その理由とは
では、自分で決めた部活を辞める理由にはどんなものがあるのでしょうか。
- 人間関係がうまくいかない
- 塾に行けない
- 体力的に無理がある
- 思っていたのと違う
- 成績が落ちた(伸びない)
などが、よく聞く理由です。
- 練習試合等の送迎が大変
- 部活での父兄同士の付き合いに馴染めない
- 備品(ユニフォームなど)の費用が負担になる
といった親への負担も理由としてよく聞きます。
部活をやめる理由は人それぞれですが、何かを犠牲にしなければ、全てこなしながら両立するのは難しいのです。
しかし、わが子の通う中学校のように、強制参加だと辞めるのも難しい。
一応、規則には【やむを得ない理由】があれば、部活をしないという選択もありのようでした。
部活は継続していたほうがいい!?
では部活と、勉強を頑張って両立させようと奮闘したBさんの話です。
Bさんは中学校入学当時、学年でトップ3に入るくらい成績優秀でした。
体を動かすことが好きだったので、部活もテニス部に所属していました。
中一の1学期までは、勉強にテニスにとても充実した日々を送っていました。
夏休みに入り、朝練や夜遅くまでの練習が続き、次第に勉強をする時間が取れなくなってきました。
しかし、1学期の期末テストではまだベスト5に入っていたので(大丈夫)だと思っていました。
部活も1年生でレギュラーに選ばれ、両立することに闘志を燃やしていたのです。
しかし、授業内容はだんだん難しくなってきます。
部活を終え、帰宅するころにはへとへとで、自宅学習どころではなくなっていました。
当たり前ですが成績は下がる一方です。
成績とは裏腹に焦る気持ちだけは、どんどん上がっていくのです。
大好きな部活を継続しながら、勉強も遅れないように、できる努力を必死に続けました。
そして部活を引退後は遅れた勉強を取り戻すため、塾に通い始めます。
しかし・・時すでに遅し…でした。
塾にもっと早くから通っていれば県内一の進学校に進めたはずです。
合格発表の日の落ち込んだ顔は忘れることができません。
しかし、その高校に合格することが、一番の目標ではなかったのでこの挫折感から立ち上がるまではとても早かったです。
受験にかかわらず、部活を通して、これまで多くの挫折感を味わう一方で、同じくらい多くの達成感を味わってきました。
その為、目標を常に意識し続け、目標達成のための手段を考え、決めたことを粛々と実行していくことを学んでいたのです。
部活をしていなければ、学ぶことのできなかった貴重なことを、部活を通して学べたことは貴重な財産です。
後に、部活をやりづつけたこと、部活で学んだチーム力は社会人になって大いに役に立っていると実感しているようです。
成績は勉強量に比例する?
部活をやめたら、確かに勉強する時間は増えます。
勉強する時間が増えればもちろん成績も上がると思う方が多いと思います。
しかし、勉強時間をただ増やしたらいいのではなく、効率の良い勉強方法が必須になります。
自分の得意分野や、分かることだけを学んでいても受験戦争には勝てません。
逆に、部活によって才能が開花し、その道で成功する可能性もごくごく稀にあります。
もし自身の子どもで部活動の才能が開花していると感じましたら部活に専念した方がいいと思います。
ただ、それは全国大会へ行くような一部の方だけですので、中途半端に終わるくらいでしたら勉強中心に行った方が将来の選択肢が広がります。
結局どっち?
勉強が良いか、部活が良いかは十人十色の方法があるため
「必ずこのやり方が良い」
といった正解はありません。
因みに、わが子の場合、部活と勉強は両立できませんでした。
一点集中型のため、両方とも同時に精一杯頑張るということができなかったのです。
勉強重視のために部活をやめる。
学校には、高校受験も危ういため…と説明し受理いただきました。
辞めると決めたら、次にどう勉強をしていくか?
を具体的に計画することが大事です。
学習塾に行くのか?
家庭教師を付けるのか?
自宅学習で取り組むのか?
まず何より子どもの意見を聞き、的確なアドバイスすることが大切になってきます。
まとめ
- 部活を辞めて時間だけ増やしても意味がない
- 結局どちらが子どものためにいいのか?
- 続けるか辞めるか決める前に何のためか考えよう
勉強も部活もオールマイティにこなせるお子さんなら、精神面でも大きく成長するので、続けたほうがいいです。
わが子のように、一つのことに集中するタイプなら、部活はお勧めしません。
ましてや、その道で生活できるレベルではなかったのです。
部活で培われる目上の人との関係性や、協調性。
高校や大学に入ってからでも始めるのは遅くありません。
義務教育の基礎となる、小学校から、応用編へと変化する中学生の授業内容。
これはこの先の高校、大学といった「応用」から「専門」課程へ進むうえでとても大事な時期です。
勉強は、遅れ出すと取り戻すのがとても大変です。
「解らない」が増えると、勉強自体が嫌になって余計にやる気を失ってしまします。
お子さんにとって「どうするのが一番か?」
を考え、楽しく、無理のない中学生活を過ごしてほしいものです。
中学生で一番気になる事が、「勉強」になります。
中学受験を経験する方もいらっしゃいますが、多くの方にとって高校受験が最初の大きな受験になります。
人生には2〜3回(人によっては4回以上の時もあります)の大きな試練があります。
その1つめの関門が「高校受験」です。
ここで最初の線引きが行われます。
この高校受験を最高の形で終わらせる事ができるように、早い段階から対策を行なっていくのがいいです。
その事について紹介しているのがこちらになります。
小学校6年生の時には点数すらかかれないほど成績の悪かった少年が、家庭教師をつける事によってその地区で最難関の高校に合格する話になります。
そして今勉強をするために頑張っていると言う話を聞きましたので、紹介します。