一日の始まりに欠かせない朝ごはん。
みなさんは、朝ごはんを食べていますか?
また、お子さんは朝ごはんを食べていますか?
朝ごはんは、どの世代においても大切な食事の一つですが、今回はその中でも「小学生の朝ごはん」に重点を置き、なぜ小学生に朝ごはんが必要なのかをお伝えします。
どのような朝ごはんを食べたら良いのか、朝ごはんにおすすめしたいお手軽メニューなどもご紹介しますので、よかったら参考にしてみてください!
目次
なぜ朝ごはんが必要なの?
頭と体を目覚めさせる
朝ごはんを食べることで、体温が上がり、体が目覚めます。
また、脳に栄養が送られることで、集中力がアップします。
体温が上がることで、体内の働きが活性化されるため、体温が低下したままだと、眠気がとれない、集中力がない、フラフラするなどの体調不良が現れます。
学校で集中して勉強したり、みんなと元気に遊んだりするためには、朝ごはんをしっかり食べて、寝ているときに低下した体温を上げることが大切です。
便秘予防
朝ごはんを食べることで、胃や腸が目覚め、動き出すことによって、不要なものを出しやすくなります。
そのため、朝は不要なものを出すのに最適なタイミングなのです。
子どもの便秘にはさまざまな要因がありますが、朝ごはんを食べる習慣があまりなく、よく便秘になるという場合は、朝ごはんを食べるようにしてみるのも一つの方法です。
成長、発達が盛んな時期
小学生は成長期真っ只中。
成長するためにたくさんの栄養が必要です。
また、私達の体は、眠っているときにも心臓を動かしたり、全身に血液や酸素を送ったりするなど、生命を維持するために体の機能を使っています。
起きたばかりの体はエネルギーが不足しているので、朝ごはんを食べてエネルギーを補給することが必要です。
朝ごはんに摂りたい栄養素
糖質
糖質は私達のエネルギー源として大切な栄養素です。
また、糖質に含まれるブドウ糖は脳にとって唯一の栄養源になります。
糖質はお米やパン、麺類などに含まれていますが、中でもおすすめなのはお米です。
パンや麺は小麦粉を粉状にして作られているのに対し、お米は粒状なので消化吸収に時間がかかります。
そのため、ゆっくりと血糖値が上がり、腹持ちも良く、安定して脳にエネルギー源であるブドウ糖が供給されるのです。
小学生は活動量も多く、成長、発達が盛んな時期で、食べてもすぐお腹がすくということもあります。
それだけ体が栄養を欲しているということでもあり、十分に栄養を摂る必要があります。
お昼の給食まで、勉強に集中し、元気に過ごすためにも、朝ごはんに腹持ちの良いお米を食べることがおすすめです。
たんぱく質
たんぱく質は、糖質と同じ3大栄養素の一つで、私達にとって大切な栄養素です。
お肉や魚、卵、大豆などに多く含まれています。
たんぱく質は体全体の機能に関わっているため、不足すると体力低下や免疫力の低下などを招く可能性があります。
体力をつけ、風邪に負けない丈夫な体をつくるためにも、朝ごはんにたんぱく質を取り入れたいですね。
ビタミン
ビタミンは、糖質やたんぱく質をエネルギーに変えるために欠かせない栄養素です。
ビタミンを多く含む野菜や果物もしっかり摂るよう心がけることが大切です。
特に、豚肉や納豆、玄米などに多く含まれるビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるために必要な栄養素です。
味噌汁に豚肉を入れて豚汁にしたり、白米を玄米に変えるのも良いでしょう。
納豆は手軽に食べられるので忙しい朝にはおすすめな食材です。
朝ごはんにおすすめ!お手軽メニュー
ご飯に味噌汁、焼き魚、お浸しなど、朝ごはんに摂りたい栄養素を含む献立を準備するのは大変ですよね。
そこで、忙しい朝でもしっかり栄養を摂れるおすすめの朝ごはんをご紹介します。
おにぎり
おにぎりは、エネルギー源となる糖質をしっかり摂ることができる上、中に鮭やツナなどの具材を入れることで、たんぱく質なども摂ることができるのでおすすめです。
また、小さく握ることで、子どもも食べやすくなるので、あまり時間がない朝ごはんにはぴったりですよ。
具だくさん味噌汁
味噌はたんぱく質でできています。
そのたんぱく質を構成しているのがアミノ酸で、その中でも9種類の必須アミノ酸は体内ではつくることができないため、食事から摂る必要があります。
お米にはこの9種類のうち8種類は含まれているのですが、1つだけ含まれていない「リジン」という必須アミノ酸があります。
このリジンを味噌は含んでいます。
- 集中力を高める
- 免疫力をサポートする
- エネルギー代謝をスムーズにする
このように小学生にとっては欠かせない働きをするリジンはしっかりと朝からとってあげることが大切なんです。
そのため、おにぎりと味噌汁の組み合わせは抜群です!
さらに、野菜や豆腐などたくさんの具材を入れることで、たんぱく質やビタミンなど、たくさんの栄養を摂ることができます。
朝、野菜を切る時間がないという場合は、カット野菜や冷凍野菜を使うと時短になりますよ。
キャベツに卵を乗せてレンジでチン!
これは、千切りしたキャベツの上に卵を割り入れ、塩コショウを少しかけ、レンジでチンするだけです!
簡単にできることと、栄養豊富な卵と野菜が一緒に摂ることができるので、おすすめです。
お好みでマヨネーズをかけてもおいしいですよ。
卵が半熟だと、キャベツと絡まっておいしいですが、卵の固さはお好みでレンジの時間を調節してくださいね。
バナナ+ヨーグルト+きなこ
バナナは、糖質が豊富に含まれているだけでなく、ビタミン、ミネラルも豊富に含まれています。
ミネラルも、ビタミンと同じく体の機能を保つために大切な栄養素です。
また、便秘予防に効果があると言われている食物繊維も豊富に含まれています。
ヨーグルトときなこをプラスすることで、バナナに足りないたんぱく質も摂ることができ、さらに腹持ちも良くなりますよ。
ヨーグルトにはカルシウムも多く含まれているので、成長期である小学生にはおすすめの食材です。
生活習慣も大切
生活習慣を整えることで、朝ごはんを食べる習慣も身につきやすいです。
朝、なかなか起きられなくて、朝ごはんを食べる時間がないという場合は、早寝早起きをし、朝ごはんを食べる時間を確保するようにしましょう。
また、朝はお腹がすかないという場合は、夜ご飯を食べ過ぎないようにしたり、遅い時間には食べないようにしたりなど、朝お腹がすくように工夫すると良いでしょう。
まとめ
小学生に朝ごはんが必要な理由として
- 頭と体を目覚めさせるため
- 小学生は成長、発達が盛んな時期で、しっかり栄養を摂る必要があるため
- 朝ごはんを食べることで、便秘予防ができるため
があげられます。
また、朝ごはんで特に摂りたい栄養素は
- 糖質
- たんぱく質
- ビタミン
です。
糖質、たんぱく質、ビタミンが含まれるバランスの良い献立を毎日作るとなると大変なので、おにぎりや具だくさん味噌汁など、簡単にできて、栄養をしっかり摂れるものを朝ごはんとして食べると良いでしょう。
また、キャベツに卵を乗せてレンジでチンするだけの料理や、バナナきなこヨーグルトも、とても簡単でおすすめなので、ぜひお試しください。
朝ごはんを食べる習慣があまりないというご家庭は、早寝早起きを心がけるなど、生活習慣を見直し、家族みんなで朝ごはんを食べる習慣ができるといいですね。
勉強も遊びも元気いっぱい取り組むことができるよう、朝ごはんをしっかり食べましょう!
1日の活力を得るために重要な朝ごはんですが、小学生(特に高学年くらい)になりますと子どもによっては朝ごはんを食べずに学校へ行く子どももいます。
子どもにとって朝ごはんはかなり重要ですよ。
私が小学生時代に見た事と友人の事例を交えて紹介しますね。